バラの大敵「うどん粉病」予防と治療

うどん粉病表紙

植物の病気で多いのが「うどん粉病」

名前の通り、ウドンの粉をまいたように葉が白く覆われていく病気。

一度発生するとなかなか治らず、どんどん被害を広げていく厄介な病気です(;´∀`)

バラゴーヤなどのウリ科の野菜。花水木サルスベリなど、様々な植物が「うどん粉病」の被害を受けます。

今回はそんな厄介なうどん粉病の対策と予防についてご説明します!

うどん粉病って何?

うどん粉病は「糸状菌」と呼ばれるカビによって引き起こされる病気。目に見えている白い粉は胞子で、風に乗って広がることでほかの部位や植物に広がります。

放置すると、白い粉が葉の表面を覆いつくし、光合成を阻害して生育が悪くなります。さらに悪化すると葉の栄養を吸いつくし部分的に枯らしてしまいます(‘Д’)

うどん粉病は新芽にを中心に繁殖するので、バラなどは花芽や蕾が侵されて開花しなくなる場合もあります。

うどん粉病を防ぐには?

うどん粉病はや若い新芽を中心に感染します。これは柔らかい葉が菌に侵されやすいからです。

つまりしっかりと丈夫な株を育てるのが第一の予防になります(゚Д゚)ノ

うどん粉病の菌は枝葉や枯れ葉、雑草などについたまま越冬するので、一度発生すると毎年発生する可能性が高いです。適切に処置をして蔓延させないようにしましょう。

窒素を控えた施肥

葉を丈夫にするには窒素肥料の与えすぎに注意です。

肥料の窒素分は「葉肥」といって、主に葉っぱを育てる栄養素です。与えれば与えるほど緑の葉がよく茂りますが、その分葉は柔らかくなります。

ふかふかの柔らかい葉は病害虫の格好のえさ(◎_◎;)

うどん粉病に限らず、害虫の被害も多くなります。必要な栄養ではありますが、与えすぎに注意しましょう。

風通しの良い環境

病害虫は風が滞ることで蔓延します。

特にベランダ栽培など風がうまく流れない場所では隙間をあけたり、剪定で枝が込み合わないように調整してあげましょう。

雨上がりに注意

意外ですが、うどん粉病は水に弱いんです(゚Д゚)ノ

菌そのものは繁殖するが、感染を広げる分生子(無性胞子)は水があるとうまく感染を広げられないという研究があります。

(参考文献:うどん粉病菌分生胞子の発芽上の特異点より)

そのため、うどん粉病は雨が少なく、曇りの日が続き比較的涼しい時期に乾燥が続くことで発生が多くなるといわれています。

雨が降ると収まったように見えますが、乾燥すると一気に胞子の発生を再開するので雨上がりなどに薬剤散布することが有効です。

うどん粉病に効果のある薬品は?

うどん粉病は発生するとなかなか治すことが困難。できれば発生前に予防したいところです。

まずは効果的な予防薬・予防法をご紹介。

うどん粉に効果のあるスプレー薬

まずは手ごろなスプレータイプ。

ベニカXシリーズ

バラなど観賞用ならベニカXシリーズが手に入れやすいです。

ベニカXは「ベニカX」「ベニカXファイン」「ベニカXネクスト」があります。まあ、単純に値段が高ければ効果の高い薬が配合されているという認識でいいです。

使用されている殺菌成分は3種とも違うので、うどん粉病に関してならこの3個をローテーションで使用するのもアリです。

オルトランC

これは、オルトランの名前ですが、殺菌の効果があるのは、配合されている「サプロール」ですから、粉のオルトランをいくらまいても病気は治らないので注意しましょうね(゚Д゚)ノ

粒状でまくだけでうどん粉病を予防できる薬「ベニカXガード粒剤」も最近発売されています。これは植物の抵抗力を高めて予防する薬なので発症してからでは効果は薄いです( `ー´)ノ

うどん粉病専門薬

うどん粉病はほんとに厄介な病気(^_^;)

だから専門薬も販売されています。こちらは安全性が高いものから強力なものまでいろいろラインナップされています。

カリグリーン

まずはカリグリーン。「オーガニック栽培に」と書かれているように、主成分は重曹に近い炭酸水素カリウムという成分(重曹は炭酸水素ナトリウム)のため安全性が高いです。

じゃあ重曹でいいじゃん( `ー´)ノ

と思われますが、 重曹(炭酸水素ナトリウム)は葉を褐変させる薬害が起こりやすいうえ、ナトリウムは土壌に残ると生育に害を及ぼすことが多く基本的には使われません。重曹で代用も可能ですが、使い過ぎには注意が必要です(゚Д゚)ノ

モレスタン水和剤

花木用のうどん粉病専門薬。うどん粉病用の薬なんだけど、なぜかダニにも効果がある(^_^;)

効果の面ではこの下のパンチョTFの方がよく効くようですね。

パンチョTF

野菜の適応も多く、効果が高いので薄めて使うならこちらがおすすめ。予防・治療の両方に効果があり、 耐性をもったうどんこ病にも有効 、雨にも強いとなかなかの優れものですヽ(^。^)ノ

ただ一点……なぜ「パンチョ」??名前だけは謎です(^_^;)

うどん粉病予防の農薬以外の方法

できることなら農薬は使いたくない。無農薬で育てたい!そういう方もいらっしゃることでしょう。そんな方のために、農薬以外の防除法をいくつかご紹介します。

うどん粉病に効果のある農薬以外の商品はない!

と言ってしまうと終わりなんですが、日本では農薬取締法という法律で農薬は厳しく取り締まられています。

そして、「うどん粉病に効果がある」として販売できる商品は、必ず国の許可を得て農薬登録を行わなくてはいけないんです。たとえ中身がただの水であっても、うどん粉病に効果があることを試験をクリアして認められれば、それは「農薬」と呼ばれるものになります。

そのため、「うどん粉病に効果がある」「農薬以外のもの」はこの日本には存在しません(゚Д゚)ノ

もちろん重曹のように効果があるものもあります。しかし、明確な基準があいまいなものは効果はあるが、薬害が出るものもあります。

そのためそういった商品は 明確に「病気に効果がある」などは書くことができないため 「植物保護液」などの名前で販売されています。

ここで紹介するものも、効果のほどはわかりません。あくまで自己責任でご利用ください(^_^;)

HB101

言わずと知れた黄色い帽子のあれです(^_^;)

各種有効成分の力で植物本来の抵抗力を引き出し病気に負けない体を作ります

ちなみにあの黄色い帽子はヤフオクに結構出品されているので購入することができますよ(^^♪

月桃エキス

植物にも土にも優しい、天然のハーブエキス。昔から沖縄では月桃の葉が持つ殺菌作用に注目していろいろな場所で利用されてきました。

かんきつ系の香りで散布も気持ちよく行えます。

重曹

カリグリーンでも書きましたが、効果は期待できるが薬害の可能性もあります。使用する際は十分注意して使用しましょう。明確な使用量が定められていないのでここでは希釈方法などの紹介はしません。各自自己責任で調べてくださいね(”ω”)ノ

木酢・竹酢

主成分である酢酸、いわゆる食用酢と同じ成分は殺菌作用があることが知られています。ただし効果のほどは不明。毎日のように散布することで予防効果はあると思われますが、その効果は確認できません(^_^;)

米のとぎ汁+黒糖

これもバラの有機栽培を行っている方の間で広まる天然資材による予防薬。米のとぎ汁に黒糖を溶かしたものを散布、もしくはうどん粉の症状が出た部位を洗うのに使うことでうどん粉病を退治できるというブログ記事がよく見つかります。

これはとぎ汁の中の乳酸菌が葉の表面につくことでうどん粉病菌の発生を抑えるということらしいです。

なかなかの効果があり、さらに掃除や消臭など様々な効果が期待できるとか。まだ実際に確認していないのでこちらは紹介にとどめておきます(”ω”)ノ

検索するといろいろな方の実証結果が見つかるので調べてみてくださいね。

では、みなさま良い園楽を~(^^)/

バラの大敵「うどん粉病」予防と治療” に対して2件のコメントがあります。

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