クリスマスの花「ポインセチア」の勘違い。赤いのは花じゃない!寒さが大の苦手!失敗しない育て方

ポインセチア表紙

もういくつ寝ると、クリスマス(≧◇≦)。

クリスマスと言えば、どんな植物を思い浮かべますか?

モミの木?クリスマスホーリー?それともヤドリギ?

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どれもクリスマスには欠かせないけれど、やっぱり一番目を引くのは真っ赤なポインセチア!

冬の定番花ですよね!

でも、このポインセチア、『うまく育てられない』という失敗談も多いことで有名な花(^_^;)

なんでみんな失敗してしまうんでしょうか?

今回はクリスマスに欠かせない、ポインセチアの間違った思い込みを修正していこうと思います!

寒いところに置いちゃダメ!南国育ちの冬の花【非耐寒性花木】ポインセチア

クリスマス時期になると、玄関先を飾ろうと、ポインセチアの鉢花を飾る方もいますが、基本的に冬の屋外でポインセチアは育ちません( ゚Д゚)ノ

冬に販売されているけど、とっても寒さが苦手な植物なんです!

ポインセチアってどんな植物?

そもそも「ポインセチア」とは何者なのか?

分類上はトウダイグサ科トウダイグサ属( Euphorbia pulcherrima)の常緑低木

そうです。

ポインセチアは『木』なんです。

現地では5m以上にもなるので、低木とはいってもちょっとした街路樹くらいの大きさになる力は秘めているんですね。

まあ、日本でそんなもの見たことないけど(;´・ω・)

ポインセチアには毒がある

じつは、ポインセチアには毒があります(゚Д゚)ノ

葉をちぎったり、枝を折ると、白い乳液が流れます。

この乳液が肌につくと、皮膚の弱い人はかぶれることがあるので、手についた場合は早めに水でよく洗い流しましょう。

生まれはメキシカン!熱帯生まれ

原産地はメキシコ。

熱帯生まれだから寒さにはすごく弱い

10度以下には耐えられない(;´Д`)

じゃあ、栽培が難しいのかと言えば、そうでもない。

ポイントを押さえれば、栽培は比較的簡単な植物です。

では、なんで多くの人が失敗してしまうのか?

考え方を変えよう!ポインセチアは観葉植物

ポインセチアを「鉢花」だと思うからいけない。

「観葉植物だと思って管理」すれば、ほぼうまくいきます(゚Д゚)ノ

簡単に言えば、「暖かく明るい場所に置き」「水は乾かし気味に」「水やりは冷たくないぬるま湯で与える」これだけ。

うまく育てれば春まで赤い苞(花に見える部分)を楽しめます(*'▽')

ポインセチアの赤い部分は花じゃない?!

ポインセチアの花だと思っている「赤い部分」

じつ花で花ではなく『苞葉』と言って、花の周りにある装飾葉。

アジサイブーゲンビレアと同じように、花は中心にある小さな黄色い塊です。

花じゃないから中心の本物の花が落ちても、長期間、苞葉を鑑賞することができるんです(^^♪

本来はすごく丈夫な植物。

九州・沖縄地方であれば、お庭に地植えして生け垣にできるくらいなんですよ( ゚Д゚)

地植えのポインセチアが有名な観光名所は「ポインセチアの群生 宮崎県日南海岸堀切峠」

引用元:九観どっとねっと

ただ、残念ながら日南海岸のポインセチアですら、数年前の寒波でほぼ枯れてしまったらしい"(-""-)"

その後の情報がないので、現在復活しているかわからないけど、一面に咲くポインセチア、見てみたいですね。

宮崎はポインセチア以外にも、マンゴーやヤシの並木など、日本で南国の植生が見られる素敵な観光地なので、季節を問わずいつ行っても楽しむことができますよ(≧▽≦)

青島グランドホテル
青島グランドホテル

クリスマスに赤くするには、ひと手間必要

ポインセチア

何とか冬を越してはみたものの、いつまでたっても赤くならない。

かと思ったら、2月ごろ忘れたころに花を咲かせた(*_*;

こんなことないですか?

ポインセチアは短日植物といって、日が短くなったことを感じて花を咲かせる植物。

もともとは、クリスマスの時期に咲く花ではない。

ポインセチアを12月のクリスマス頃に咲かせるには、『ひと手間』必要なんです。

ポインセチアをクリスマスに咲かせよう!短日処理の仕方

クリスマスにポインセチアを咲かせるには短日処理が必要です。

以前、コスモスを紹介した時にも少し書いたように、「夜が長くなった(日が短くなった)ことで季節を感じて花を咲かせる性質を持つ花」のことを短日植物といいます。

『短日処理』とは、簡単に言えば夜が長くなったと勘違いさせる作業のこと。

ポインセチアも同じ性質があるので、これを利用してクリスマスに合わせて花を咲かせるように調節します。

ポインセチア、短日処理の仕方

  1. 短日処理は9月中旬ごろから始めます。
  2. 夕方5時くらいになったら、ポインセチアに箱をかぶせて光を遮ります。
  3. 朝になったら外して、普通に日に当てます。
  4. 約2ヶ月(40~60日)繰り返すと花芽を形成し、周囲に赤い苞が展開します。

作業自体は難しくないが、ちょっとメンドクサイ(;´∀`)

もっと簡単にクリスマスに花を咲かせたい!

そんな人におすすめのポインセチアがあります。

花を咲かせやすいポインセチア『プリンセチア』とは?

とは言え、この短日作業は結構大変(;´Д`)

こんなメンドクサイことやってられない!

そんな方には、「プリンセチア」がおすすめ。

一般的なポインセチアより早く咲くように改良されているので、無処理でもクリスマスに開花しやすくなっています。

基本的には自然光の状態でも12月に開花するように改良されています

つまりほっといてもクリスマスには花を楽しめる。

作ったのはあの「サントリー」

ビールだけではない(゚Д゚)ノ

花業界では最先端の遺伝子研究でサフィニアを始め素敵な品種を多数作成しています。

関連記事:おんなじように見えるんだけど(;^ω^)サフィニアとペチュニアの違いについて

しかし、プリンセチアでも、室内で夜まで明かりがついているような部屋で管理していると「昼」と認識してしまうので、うまく花芽が作られないこともあります。

できるだけ自然光に近い場所で管理してあげましょう。

今までにないピンクのポインセチア

プリンセチアは、今までのポインセチアにはないピンク系の色と小ぶりな花で大人気のポインセチア(*´ω`*)

ポインセチアよりかわいらしいだけではなく、花も咲かせやすくなっています。

カラーバリエーションも豊富で迷っちゃいますね!

薄ピンクの新色。プリンセチア ピンクホワイト

ピンクよりさらに淡いカラー、「ポインセチアってちょっと色がきつ過ぎる」っていう方におすすめ。


プリンセチア・ロゼマーブル

クリームホワイトにロゼの斑がちりばめられた、落ち着きがありながらも目を引く品種。生産数は少ないから早めに手に入れよう。


雪が積もったようなスノーカラー、スノーピンク。スノールージュ

プリンセチアは毎年新色が追加されています。

目が離せませんね( *´艸`)

まだまだある!最近のポインセチアは赤だけじゃない!

プリンセチアのように葉は小さくないけど変わった花色の品種がいろいろあるよ!

最新品種イエロールクス!ハロウィンのころにも重宝します。


白い斑が入るアイスパンチ。豪華!


花(苞)が丸みを帯びるウィンターローズ。白もあります(^^♪


そして!極め付け!「青いポインセチア」Σ(・□・;)これはすごい!!

でも・・・実はこれ白いポインセチアに青いインクを吸わせているだけ、だから来年以降はこの色にはならないのです(´・ω・`)

そうと分かっていてもこの色はインパクト大!ですよね。(現在はほとんど生産はないようです( ;∀;))

ご紹介したポインセチアは写真クリックで、通販購入可能です。

季節商品だから売り切れも早い。気に入った花があったら早めの予約がおすすめですよ(^^♪

では、皆様よい園楽を~(≧▽≦)

クリスマスの花「ポインセチア」の勘違い。赤いのは花じゃない!寒さが大の苦手!失敗しない育て方” に対して4件のコメントがあります。

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