世界最大の花はどっち?ラフレシアVSショクダイオオコンニャク

世界最大の花表紙
問題です。『世界最大の花といえば何?』
ラフレシアです!
ショクダイオオコンニャクです!

『世界最大の花は何?』

こう質問された場合あなたならどう答えますか?

巨大な花ラフレシアと、ショクダイオオコンニャクいったいどっちのほうが本当の世界一なんでしょうか?

今回は、世界最大の花『ラフレシア』と『ショクダイオオコンニャク』の秘密について紹介させていただきます!!

世界最大の花は?答えが二つ?ラフレシアとショクダイオオコンニャク

この質問の答えとしてあがるのが「ラフレシア」ことラフレシア・アーノルディRafflesia arnoldii)とショクダイオオコンニャクAmorphophallus titanum

ラフレシア・アーノルディはスマトラ島の熱帯雨林に生育するラフレシア科ラフレシア属の中の1種。ラフレシア科は他に14種が知られているがほかの種はもっと小さく、1m近くの大きさに育つのは、このアーノルディだけ。

ショクダイオオコンニャクは 、サトイモ科・コンニャク属 。こちらは日本で食べられているコンニャクと同じなかま。もちろんこんな大きな花を咲かせるのはショクダイオオコンニャクだけです(^_^;)

では、どっちが正解なのか?本当に大きいのはどっちなのか?検証していきたいと思います(゚Д゚)ノ

根も葉もない本当の花、ラフレシア

ラフレシアとそのつぼみ

「根も葉もないうわさ話」は真実ではないこともありますが、「根も葉もない花ラフレシア」は真実です(^_^;)

実物は無理でも、だれでも一度くらいは写真で見たことがある『ラフレシアの花』

では、ラフレシアの『葉っぱ』や『茎』ってみたことありますか??

実は存在しないんです

それではどこから花が咲くかというと、地面に蕾だけがポコポコ現れ、数週間かけて花が開く。

すると、花からは魚の腐ったような強い香りが流れ出る。この香りでハエなどの虫を誘い受粉を行います。

ラフレシアは雄♂・雌♀、別の花

なんと、花しかないこの植物。雄雌が別なんです(゚Д゚)ノ

中でもメスの花は少ないようで、結実することもほとんどなく、より貴重なんだとか。

結実した果実は現地で「ツバイ」と呼ばれるネズミかリスのような動物によって食べられ、糞として広がっていくそうです。

ラフレシアはどうやって育つ?

根も葉もないラフレシアはいったいどうやって育つのか?栄養はどこから得ているのか?

その答えは、ラフレシアが完全寄生植物だから。熱帯雨林にどこでも生えているブドウ科植物。

そのつるに種子が寄生すると、2~3年かけて開花の準備をし、準備が整うと突如地面にキャベツのような蕾を膨らませます。

蕾が開花の準備を整えるまでには数週間の時間を必要とし、その間に動物に食べられたり、途中で腐ったりして実際開花まで行くものは1/3程度といわれている。

開花が始まってからも開くまでに数日を必要とします。

大学時代の恩師の先生が実際に、開花に立ち会ったそうですが、「開花時はまるでキャベツをむくようなバリバリという音がする」といっていました(‘Д’)

現在は マレーシアのコタキナバルという地区に観光地としてラフレシアの花を観賞できる場所があります。原生地に入っていくのは大変なのでどうしても見たいという方はマレーシアにどうぞ!

日本でラフレシアが見たい!

現在日本でラフレシアを栽培している植物園は無いようです( ;∀;)

大阪の植物園「咲くやこの花館」や東京「夢の島熱帯植物園」には標本が展示されているようなので見に行ってみるのもいいかもしれないですね(*’▽’)

え?実物が見たい?それは難しい……(。-`ω-)

でも、近縁種なら見ることができますよ。実はラフレシア科は日本にも自生するウマノスズクサ科と近縁だといわれています。

その中でも花がそっくりなのがカンアオイ

パンダカンアオイの花

どうですか?似てるでしょ(*’▽’)
花の内部構造も似通っていて、進化の過程などが研究されています。

ただ大きさは全然違って、カンアオイの花は2~3㎝しかないんです(^_^;)

その大きさ3m!ショクダイオオコンニャク

もう一つの世界最大の花といわれるのがこのショクダイオオコンニャク。別名スマトラオオコンニャク。

直径が1.5mもあるショクダイのような仏焔苞が展開し、中央に3mにもなる花が咲く。

高さだけ見るなら、世界一です。

ショクダイオオコンニャク開花までの時間

こちらもラフレシア同様に花が咲くまでに長い時間がかかる。

ショクダイオオコンニャクは開花するまでに、ラフレシアよりさらに長い『約7年』という時間が必要となります。

7年に1度しか咲かず、しかもたった2日で枯れてしまう。

ショクダイオオコンニャクは幻の花なんです(;゚Д゚)

腐った魚のにおいショクダイオオコンニャク

なんでか、においもラフレシアと同じ魚の腐ったにおいといわれています。花粉の媒介に数の多いハエが有効だからなのでしょう。

ラフレシアはその大きさの理由がいまいち謎ですが、ショクダイオオコンニャクはその高い塔のような姿で高い場所からにおいをまき散らかし広い範囲に届けるためではないかといわれています。

7年に一度しかも2日しかチャンスがない。

数も少ない花同士で花粉をやり取りするには広範囲から虫を集める必要があり、そのために香りを遠くまで届けるのに高さが有効なのだそうです(゚Д゚)ノ

ショクダイオオコンニャクのコンニャク芋

皆さん、コンニャクって何からできているか知っていますか?

群馬の方はもちろんご存知でしょうが「コンニャク芋」という芋から作られています。詳しい作り方は群馬のコンニャクパークで勉強していただくとして、もちろんショクダイオオコンニャクにも「コンニャク芋」ができます。

これは普通のコンニャク芋

その大きさは周囲1.5mもあり、男性二人がかりでやっと持ち上がるほど重いそうです。これだけの大きささぞかしたくさんのコンニャクが作れるかと思いきや、このコンニャク芋は柔らかい表皮が破れやすく傷がつくと数日でドロドロに腐ってしまうそうです(◎_◎;)

だれかユーチューバーのかた、「ショクダイオオコンニャクでコンニャク作ってみた」とかやってくれませんかね?俄然応援しまくりますよ!

日本でも見られるショクダイオオコンニャク!

実はショクダイオオコンニャクは日本でも各地の植物園で栽培されています。

2010年には東京の小石川植物園で開花が見られるとのことでニュースにもなりました。

日本経済新聞当時の記事より

開花までたどり着くのは大変ですが、葉っぱの状態なら結構お近くの植物園でも見れるかもしれませんよ(≧▽≦)

普通のコンニャクの花も見るのは大変

もちろん普通のコンニャクなら日本での栽培も可能。しかし、普通のコンニャクですら開花までは5年かかるそうです(^_^;)

興味のある方はコンニャク栽培に挑戦してくださいね。でもコンニャク芋はそのままでは食べれないのでご注意を。

ちなみにコンニャクの花はこんな感じ形はおんなじだね(^_^;)

結局、世界一大きい花はどっち?!

ラフレシアVSショクダイオオコンニャク。

大きさを比べるとラフレシアが最大で106cmなのに対して、ショクダイオオコンニャクは直径で1.5m高さは3mと圧倒的に大きい。

これはショクダイオオコンニャクかな?とも思われるのですが、実はショクダイオオコンニャクの花は1個ではなく小さな花が集まった花序。

一つ一つはあの細長い棒状の部分にたくさんついている小さい花なんです。

なので、答えは

花序(花の集まり)として最大なものはショクダイオオコンニャク。

一つの花として最大のものはラフレシア・アーノルディ。

ということになるでしょう。疑問は解決しましたか?

どちらもまだまだ研究途中の不思議な花。今後も新たな発見が見つかっていくと面白いですね!

では、みなさまよい園楽を~(。・ω・)ノ゙


参考書籍:山と渓谷社 植物の私生活 デービットアッテンボロー著

     宝島社 謎の植物衝撃ファイル 船山伸次 監修

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