恵方巻だけじゃない!節分にかかわる植物
2月と言えば「節分」ですねΣ(・ω・ノ)ノ!
今年の節分は2月3日ですよ。え?節分は毎年3日だろって??
いえいえ、節分は字の通り「季節を分ける」行事。暦ではその年の「立春の前日」が節分となります。
まあ、ほぼ3日なのですが、4日だったり2日だったりする年もあります。
目次(*´▽`*)
節分って何をする日?
こう聞くと、多くの人は「豆をまいて鬼退治」や「恵方巻を食べる」といった答えが多いのでは?
豆まきはともかく「恵方巻」はコンビニエンスストアの経営戦略が大きい。
もともと1989年に広島のセブンイレブンが“恵方巻き”と名付けて販売を開始したことが始まりらしい。
かなり最近ですね(;^ω^)
確かに子供のころ恵方巻なんて聞いたこともなかったですよ。
もともとの由来は江戸末期大阪で商売繁盛で始まったとか、諸説いろいろあるようだけどいまいち正確な情報がない。
まあ、そこそこ歴史はあるけど地方の行事だったものをコンビニが大々的に宣伝することで全国に広まった、というところでしょうか。まあ、美味しけりゃ何でもいいんですけどね(;^ω^)
人間、食が絡むとすごいブームを起こしますよね。
コンビニ業界では「節分はまだ年3回も残っているから、すべての時期に恵方巻を売ろう!」みたいな動きもあるようですが、商魂たくましいというかなんというか・・・、ある意味見習いたいですね。
この後に控えるバレンタインも「チョコ」が絡んだことで大ブーム化した一例。
園芸業界も「フラワーバレンタイン」と称してヨーロッパで主流の「バラの花を贈る」を押してるけど、食べ物が絡まない分ぱっとしない模様(;´・ω・)
閑話休題
このブログは「植物」を中心に展開していく内容なので、豆まきに使う『豆の由来』と、恵方巻の登場ですっかり忘れ去られた感じのある『玄関飾り』に使う植物の歴史について紹介していきたいとおもいます。
恵方巻より、まずはヒイラギとイワシを飾れ!
恵方巻を予約する前に『ヒイラギの枝』と『イワシ』を用意してください。
あ、イワシは尾頭付きで。
そしたらヒイラギの枝にイワシの頭を刺して玄関に飾ります。
このほかにあれば豆殻(豆を取った後のさや)も一緒に飾る。
ヒイラギとイワシの飾りは、実は豆まきよりも歴史が古く、文献上では平安時代にはすでにこの風習があったことが伝えられている。
うちの実家も子供のころはヒイラギを飾っていて、親からは「ヒイラギの棘を鬼が怖がる」と教えられてきた。
でもそれはどうやらちょっと違うらしい。
伊勢や出雲ではヒイラギでは無く「トベラ」を使う
ご覧の通り↑ヒイラギと違い棘がない。これでは鬼の目をつくなんて無理(*_*;
豆も使用されるのは「大豆」
まめは「魔を滅する」のごろ合わせと書かれているサイトも多く見かけるけど、だったら「小豆」でもいいじゃない。赤くて縁起よさそうだし(^^)
ヒイラギ・トベラ・大豆に共通するものとは・・・?
中国や台湾のお正月の映像などで盛大に「爆竹」を鳴らしているのを見たことありませんか?
別におめでたいクラッカー替わりってわけではなく、あれもちゃんと意味があるんです。
それは「音」で悪霊を退治するため。
正月や結婚式など祝いの席で「悪い気」が入り込まないように大きな音で追い払うためと言われています。
日本の節分に使われる植物もこの「音」を基準に選ばれたのでは?という説があります。
ヒイラギもトベラも火であぶるとパチパチと音を立てる植物。
大豆も炒ると盛大にはじけ大きい音を立てる。
これは小豆ではそこまで大きい音がしない。
これはなかなか説得力のある説だと思うのだけど、皆さんはどう思いますか??
ちなみにイワシは焼くと臭いがすごい。
このにおいで鬼(主に作物につく害虫)を退治したといわれている。
まあ、呪術的なもので実際の効果はないだろうけど、煙でいぶすというのは古来から行われた殺虫法だからそれに起因するのかもしれないですね(≧▽≦)
今年の節分はどうしよう?
楽しい豆まき、美味しい恵方巻もいいけど、日本古来のヒイラギイワシも少しは思い出してあげてください|ω・)
豆まきは年の数だけ食べるとか、年男が豆をまくとか、炒った豆を使うのは「炒るが射る」につながる。
残った豆が芽を出すと縁起が悪いなど、ちょっと調べるといろいろ詳しい説明が出てくるのでそういったことはかなり省いた記事になっています(;^ω^)
検索で来られた方などは、もうほかにいろいろ見てきてるでしょ?今更ね(*_*;
どうせだから最後にもっとどうでもいい情報を、
宮城では豆まきでは落花生をまく?!
仙台近辺の地域だけなのか?
節分コーナーに必ずある「殻付き落花生」
地元の友達に聞いたら「豆まきに殻ごと投げる。あとで拾って食べれるから」とのこと。確かに、合理的(;^ω^)
今まで書いた記事をすべて否定するような内容だけど・・・
本来、炒った大豆をまくのだけど、確かに掃除してても床に落ちた豆を食べるのは、ねえ、
うちでは大豆を使いますけど、一緒に落花生も買ってきます。だって美味しいんだもん(;^ω^)
それに大豆って、節分のあとあまり使い道がないんですよね。
そんなにおいしくないし。のど乾くよね。
そこで残った大豆の有効利用におすすめなのが「大豆の炊き込みご飯」
クックパッドなんか調べても節分の炒り大豆をつかった炊き込みご飯のレシピがたくさん出てきます。
これ、結構おいしいんですよ!
豆もほくほくになって食べやすい。おすすめなのでぜひチャレンジしてみてくださいネ。
うん、やっぱり食べ物が絡まないと日本人は盛り上がらないな(;^ω^)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
“恵方巻だけじゃない!節分にかかわる植物” に対して2件のコメントがあります。