魅力的な小さな赤い実『数珠珊瑚(ジュズサンゴ)』苗の育て方とは?毒性や食べられるかも解説!

ジュズサンゴ表紙

7月ごろの暑い時期からかわいらしい赤い実を名前のように数珠のように連なって実らせるかわいらしい低木。

5㎜にも満たない小さな実が連なって実る姿は寄せ植えに入れてもスペシャルカワ(・∀・)イイ!!

観賞期間としては、夏から冬寒くなるまで。

次々に花を咲かせて実を付けながら成長します。

そのため秋には花をつけながら、同時に実を観賞することも可能(≧▽≦)

実の色は赤のほか、ピンクやオレンジなどもあります。

一緒に植えてもカラフルで素敵( *´艸`)

すごくかわいいのに、あまりメジャーじゃない実物苗「数珠珊瑚(ジュズサンゴ)」

知名度アップのためにも、今回力いっぱい紹介させていただきます!

ジュズサンゴについて詳しく見てみよう

ジュズサンゴは、ヤマゴボウ科リビナ(ジュズサンゴ)属の低木。学名:Rivina humilis

樹高は最大2m程度に育ちます。

酸性土壌を好み、半日陰でも生育する結構丈夫な植物ですが、寒さに弱いので冬には地上部を枯らしてしまう地域が多い。

ただ、耐寒性はそこそこあるので、春にはまた芽吹いてくることが多いようです。

育て方で詳しく解説しますね(*'▽')

ヤマゴボウ科のほかの仲間

ヤマゴボウ科は日本では『ヨウシュヤマゴボウ』を雑草として見かけることがあります。

毒々しいブドウのような実を付ける大型の草で、見た目通りその実は毒です(;´Д`)

↑ヨウシュヤマゴボウ。ゴボウでもブドウでもない。

子供がおままごとに使ったりするが、実は『毒』なので口に入れないように注意しよう。手でさわるくらいは問題ないよ(*'▽')

*ヨウシュヤマゴボウについて詳しく知りたい方は、過去記事 おいしい「ヤマブドウ」と、食べられない「ノブドウ」も読んでみてね。

ジュズサンゴは毒なのか?

ネットの検索では「毒がある」「食べない方がいい」などの情報が多く、同じ仲間のヨウシュヤマゴボウも毒があることから『毒草である』と思っている方も多いようだ。

日本にある近縁種ヨウシュヤマゴボウは、実を食べると最悪心臓麻痺なので絶対食べちゃダメだぞ。

だが、ジュズサンゴについては、こちらの論文の内容によるとによると、ラットの毒性はないことが確認されています。

参考論文→:ラットにおけるベタレインに富むRivinahumilis L.ベリージュースの急性、亜急性および亜慢性の安全性評価

毒がないというなら食べててみるしかない(≧▽≦)

ということで、ジュズサンゴの実を食べてみました!!

ジュズサンゴの実は美味しい?食べても大丈夫??

さっそく一粒、パクリ・・・むむむむ(。-`ω-)

こ、これは!

(*'▽')甘い!

酸味や苦味はなく、むしろ食べやすい。その後何の症状もないことから、少なくとも1粒、2粒食べたくらいでは毒性はなさそうです。

とはいえ、一粒がごま程度の大きさ、食べた気にもならないような量です。

これでおなか一杯にするのは相当大変(;´Д`)

さらに、小さい癖に生意気にもきちんと種があります(当たり前(^_^;)

左側の黒いごみのようなものが種。

結構種からでも繁殖するようなので、種を撒いてみても面白いかも(≧▽≦)

結論。

毒はなさそうだが、食べるほどのものではない。

ということでした(≧▽≦)

ジュズサンゴの育て方


枝も細く、低木とはいってもほとんど宿根草のようなジュズサンゴ。

寒さに当たると地上部は枯れて、春になるとまた芽吹いてきます(*'▽')

枯れたと思って冬にからからに乾かさないようにすれば、再生する可能性が高いです。

地植えであれば水やりもほとんど必要ない。

地面が凍り付くような環境なら、厚めのマルチングが有効です。

「耐寒性がない」と書かれることも多いですが、経験的には寒さにも結構強く、完全に凍り付くようなことがなければ結構出てきます(^_^;)
耐寒性は-5℃くらいまでといわれているので、東北南部くらいまでなら結構どこでも越冬しますね。

こぼれ種でも増えるからかなり丈夫な植物と言えます。

ジュズサンゴの土・肥料

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水はけのいい土なら、培養土でも育ちますが、弱酸性土壌を好むので『ブルーベリーの土』などに植えるとよく育ちます。

肥料はそれほど必要としませんが、生育期にお花用の肥料を与えるといいでしょう。

あまり肥料が多いと繁茂して花が咲きにくくなります。肥料はもちろんあったほうがいいですがほどほどに。

原産地は南アメリカ

繊細な見た目とは違い、原生地は北米南部~南米熱帯地域

こう見えて、現地では雑草化するほどの強い繁殖力を持っています。

熱帯生まれなので、華奢に見えて夏の暑さにも強いというのもうなずけます(;´∀`)

とはいえ、日本の真夏の日差しは強すぎるので、真夏だけは半日陰で管理したほうが元気に育ちます。

ただ、あまりに日が弱いと、実の数が減ってしまうことはあるようですね(。-`ω-)

それなりに明るい場所を選んで栽培しましょう。

雑草化するくらい丈夫な植物なので、夏の乾燥だけ注意すれば栽培はすごく簡単です。

現地では雑草。侵略的帰化植物

実際、原生地近辺では雑草のように増えているため、侵略的帰化植物として栽培が取り締まれている地域もある。

本州での報告は聞かないが、日本でも沖縄の一部で帰化が確認されている。

言い換えれば、それほど育てやすいってことです。

ジュズサンゴはハーブ?

ジュズサンゴを紹介する場合、一応ハーブに分類されるようです。

以前は染料やインクとしての利用もあったようですが、現在はもっぱら観賞用利用ですね。

名前の”ジュズサンゴ””数珠珊瑚”と書きます。

名前はまあ、見たまんま。

数珠のように赤いサンゴに見立てた実が連なって実るから。

赤のほかにピンクや黄色オレンジもあります。

海外ではインクを取るので”インクベリー”や”ピジョンベリー”、”ベビーペッパー”などと呼ばれています。

いまいちメジャーになれないジュズサンゴ

でも、こんなに丈夫でかわいらしいのに、お花屋さんではあまり目にすることが少ない(。-`ω-)

希少価値のためかちょっとお高めで販売されているようだが、雑草化するくらい強いのだからもっと利用されてもいいと思う花ですね。

実は7月初めごろから実り始めて、さらに同時に花も次々咲くので花と実を同時に楽しめます。

赤く実った実はかわいらしくアレンジにもピッタリ。小さい白い花もかわいいです。

木はせいぜい1m程度とコンパクト。冬に短く切ったらもっとコンパクトに管理することも可能。

和風な雰囲気にもあうからミニ盆栽風に仕立ててもかわいいですね☆

まとめ


かわいらしい姿の割に、今いち知名度の低い『ジュズサンゴ』

見かけたらぜひ育ててくださいね。

毒草と言われているけど、数粒食べたくらいでは全く問題なし。

論文を調べても、毒性はなさそうです。安心して育てましょう。

カラフルなジュズサンゴでガーデニングを楽しんでくださいね(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~~~~~~(≧▽≦)


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