庭木生垣にゴールドクレスト?やめておいたほうがいいですよ(;^ω^)

ゴールドクレスト表紙

コニファー、といえばこの「ゴールドクレスト」を思い浮かべる人が多いんじゃないかな(´・ω・`)

黄金に輝ききれいな三角錐の樹形はだれが見ても美しさを感じますよね!

特にクリスマスが近づく年末の時期は、どこのお花屋さんでもクリスマスツリー用などでよく販売されているから目にする機会も多いかもしれない。

今日はそんな人気の「ゴールドクレスト」についていろいろ説明しちゃいます。

ゴールドクレストは何者?

学名は Cupressus macrocarpa ‘Gold Crest’  

ヒノキ科イトスギ属モントレーイトスギ(モントレーサイプレス;Monterey cypress)の園芸品種 。

日本の園芸的には「コニファー」つまりは庭木向きの針葉樹に分類されます(゚Д゚)ノ

モントレーサイプレスは北アメリカ、モントレー付近に分布する品種で25m以上にもなる大木。

もちろんゴールドクレストもその性質を受け継ぐから最終的には日本でも20m以上になる。

性質が弱い?!ゴールドクレスト

だが注意してほしい。

原種が自生するモントレーという地域は「冬は温暖で 夏場も霧が多く湿潤な気候」

日本の過酷な環境。特に暑い夏は得意ではないのです!そして寒さにも大して強くない(^_^;)

ゴールドクレストは「あまり寒さが厳しい地域や、夏暑すぎる地域には向かない植物」なのです(*_*;

しかも、20mもの大きさに育つくせに根が荒く、あまりしっかり根が張らないから倒れやすい。風の強い場所でも要注意なんです。

移植はできない!ゴールドクレスト

根が荒いので基本的に移植は不可能(◎_◎;)

一度植えたらそこから動かすことはできないので、大きくなることをよく考慮したうえで場所を決める必要があります。

庭木と言えば、「根巻」という根の部分に土を付けて掘り出し、布でくるんだ状態で販売されることも多い植物ですが、ゴールドクレストがそのような形で販売されることはありません。なぜなら枯れちゃうから(^_^;)

リンク⇒:根巻、ルーコン、ポット植え。庭木の植え方。どうやって植える?~根巻編~

これらのことからも移植の難しさがわかります(*_*;

やっちゃダメ?ゴールドクレストの生垣

「だめ」ということはないけど、おすすめはしない(。-`ω-)

なぜなら、ゴールドクレストの生垣は、うまく育っても、うまく育たなくても後悔することになるから。

うまく育っても後悔するゴールドクレストの生垣

元気に育ってるならいいじゃない(。´・ω・)?

そう思うのは甘い!

ゴールドクレストは生長が早いと聞いて、4号くらいの小さい苗を生垣代わりに植えて大きく育てようという方が結構います。

4号の鉢だと大体、高さ40㎝、幅10㎝程度。これを1m間隔で植えたとする。

それが順調に育つと、5年で約4mに育ちます!もちろん幅も同じ比率で育つので、幅1m。

生垣どころか家を飲み込みかねない大きさです(;’∀’)

剪定すればいいんじゃない?

もちろん、適時剪定を行えばこんなことにはならないのですが、成長の早さが半端ない。1年で1m近く伸びるため、1年に一度の剪定でもなかなかきれいに仕立てられない。

あとであとでと思っているうちに、あっという間に何mにも育ってしまう。

一度大きく育ったゴールドクレストは小さくすることができない

そして、困ったことに大きく育ったゴールドクレストは、内側の葉を枯らしていく。

周囲は黄金のきれいな葉で覆われるが、内側は茶色く枯れた葉が詰まった状態。

あまり深く切り詰めてしまうと、もうそこから葉が出なくなってしまう。

そのため、大きくならないように剪定するには、伸びた分だけ剪定するという作業を年間に何度も行わなければならないんです(^_^;)

普通はうまくいかないゴールドクレストの生垣

「うちはしっかり剪定もして管理する!」

そう思っても、実はそもそも育たないことの方が、圧倒的に多い(^_^;)

ゴールドクレストは病気に弱いコニファーなんです。

暑さと多湿が苦手な木、ゴールドクレスト

最も苦手とするのが、暑さと多湿。

このため特に日本の夏に病気になることが多い。

病気になると、このようにところどころ茶色い葉が目立つようになります。

特に下の方から発生することが多い。

ゴールドクレストに効果の表示されている薬はないので、トップジンMなど総合殺菌作用のある薬をかけるくらいしか対処方法がない(。-`ω-)

茶色い枝は切り取ってしまおう。

全部茶色くなってしまった枝は、回復することはない。新しい芽が吹くこともないので枝ごと切り取るしかない。

枯れた枝を全部取り外し、薬をかけて風通しよく管理すると新しい枝が伸びてくる。

剥げてしまった部分も、次第に新しい枝で覆われていくので、写真くらいの状態なら病気が再発しなければ、1年くらいで元に戻る。

でもたいていの場合は、病気が再発して最終的に枯れてしまうことが多いです(ノД`)・゜・。

ゴールドクレストの生垣は難易度が高い(;^ω^)

大きくなったものを急に小さくはできないから、希望サイズになったら毎年こまめに選定するのがおすすめ。

それでも下葉から枯れこんだり、風で倒れたりするのでその場合は、すっぱりあきらめて別の木を植えましょう。

それでもゴールドクレストが育てたい!!

これだけ言ってもやっぱり育てたいですか?

そうですね、間違いなくコニファーの中では一番きれいでカッコイイのは確か。

成長が早く、生産ペースが速いので値段も安く買いやすいので、ある程度割り切って利用するのはイイと思います。

小さいものは300円くらいから販売されるので冬場のアレンジには非常に重宝します。

こんな感じ。まあ、ポインセチアが入っているので外には置けないですけど(;´・ω・)

リンク⇒:実は寒さに弱い(*_*;冬の花「ポインセチア」え?あれって花じゃないの?

ゴールドクレストは長く育てるつもりがなければ、栽培は非常に簡単(;^ω^)

その辺の花よりもよっぽど丈夫なので水だけやってれば枯れることはないです。

土も選ばない、肥料もほとんど不要。ある程度割り切って育てましょう。

ゴールドクレストの種類

ゴールドクレストと一言で言ってもいくつかの品種があります。

その中でも育てやすいもの・育てにくいものがあるので、購入する場合は気にしてみましょう。

ゴールドクレスト基本種。

一番一般的な品種、8号以上の大株で販売されることが多い。

3~4号の苗の場合は枝が少なく少し荒れた姿になるため、小さい苗で販売されるのは次のウィルマ種が多い。

ゴールドクレストの中では比較的丈夫な品種だが、それでも鉢植えでの栽培がおすすめ(≧▽≦)

環境が良ければ地植えでもよく育ちますが、育ちすぎて手に負えなくなる前に何とかしましょう。

ゴールドクレスト・ウィルマ

室内用と書かれているように、通常種に比べすごぶる弱い(;^ω^)

病気・蒸れに弱い。枝柔らかく雨を被るだけで枝が開く。悪いことは言わない屋外で育てるなら。ほかのクレストにしなさい(*_*;

とは言え、室内でずっと栽培できるかというと、今度は日照不足になるので、雨・風の当たらない軒下くらいがベスト。

3~4号の小さい苗でも形が整うので、アレンジ用に人気。かたちは一番きれいなんだよね(;´・ω・)

ゴールドクレストGクマ

残念ながら販売しているショップは見つけられなかったんだけど、最近新しく流通が始まったゴールドクレストの新品種

特徴は今までに比べ病害虫に強く、成長もゆっくりで枝も太く形が崩れにくくなった、外植え用ゴールドクレスト。

どうしても庭植えしたいならこの品種がおすすめ。

ネットショップではなかなかみつからないのでお店で聞いてみよう。

斑入りゴールドクレスト(クィーンクレスト)

ただでさえ弱いゴールドクレストの斑入り種ですから、育てにくいことはあらかじめ理解の上購入してください(^_^;)

 白い葉しか出ない枝は成長も止まりどうにもならないので緑を含む枝まで切り戻すようにしましょう。

形が乱れやすいから必ず支柱を立てて、こまめに調整しましょう。育てにくいのはあきらめてくださいΣ(・ω・ノ)ノ

ゴールドクレストに似た丈夫なコニファー

手がかかるのは嫌だけど、やっぱりきれいなコニファーを生垣にしたいっ!!

そういう方のために、ゴールドクレストに似てるけど、丈夫で育てやすい品種をご紹介します(≧▽≦)

ゴールドライダー

ゴールドクレストとは全然違う仲間だが、コニファーの中では抜群に育てやすい。

色も金色でクレストに近い。

枝が少し暴れやすいので、こまめに形を整える剪定をすると、すごくカッコイイ生垣になります。

こちらは完全にお庭植え向きの品種です。

半日陰だときれいに黄色くならないので日向に植えましょう。

エレガンテシマ

新芽は黄色く美しい。葉が縦にきれいに生えそろうのが特徴。

こちらも素晴らしく丈夫。

色はゴールドクレストやゴールドライダーほど黄色くないが、剪定なしでもきれいな形に整う手入れ要らずのコニファー。

剪定の手間をかけたくないなら断然おすすめ。

剪定しないと5m位には育ちます。

まとめ

一番人気のコニファー『ゴールドクレスト』ですが、性質は若干弱いです。

下葉が枯れやすく、枯れた枝は再生しません。

生垣にはおすすめしません。生垣に検討なら別のコニファーがいいですよ(^_^;)

実はゴールドクレスト以外にも、シルバースター、エルウッディ、コルムナリスなど夏に弱く生垣には向かないコニファーはけっこうたくさんあります。

これらの品種はポットのミニコニファーで販売はあっても、大きいサイズで販売されることはほとんどありません。

かわいいと思っても、大きく育てるのは難しい品種もあるのでお店の人によく相談しましょう(。-`ω-)

コニファーの生垣は、品種選びに気を付けて!

上で紹介したようにように、庭植えに適したコニファーもあるから、無理にゴールドクレストを育てないほうがいいよ、という忠告でした。

大きくなっては困る!手入れもしたくない!室内でも飾りたい!そんなわがままな方にはフェイクグリーンのゴールドクレストがおすすめ。

最近のフェイクグリーンがかなり精工に作られているから遠くからみたらほとんど見分けつかないですよΣ(・ω・ノ)ノ!

本物のゴールドクレストより値段が高いけどね(^_^;)

では、みなさまよい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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