臭くない農薬はどれだ?!スプレー悪臭選手権

植物に虫がついてしまったとき、便利なのがスプレータイプの殺虫剤ですよね。
でも、農薬スプレーってあの臭いが厄介(;´∀`)
薬の成分は書かれていても、ニオイについては書かれているものがほとんどありません。
そこで、今回はわたくしが体を張って、数々の殺虫スプレーのにおいをかいでみました!
ちょっと頭がくらくらしていますが、頑張って結果をまとめていこうと思います"(-""-)"
目次(*´▽`*)
今回の比較するスプレー剤一覧
今回は、園芸スプレーの定番住友化学園芸の商品を中心に、手に入った9種類の薬品を比較しました。
それがこちら、



いずれもホームセンターなどでも取り扱いのある定番の薬品です。
ダイレクトににおいを確認するため、キャップを開けて直接においを確認しました。
全部終わるころには頭がくらくら、気分も悪くなってしまいました。絶対にマネしないでください。

スプレー農薬、臭わないものランキング
ではさっそく結果発表です!
上から順に、においの少ないものから、下に行くほどにおいがきつくなっていきます。
- ベニカ マイルド スプレー
- ベニカ ベジフル スプレー
- モストップジンR スプレー
- ベニカX ファイン スプレー
- ベニカグリーンV スプレー
- ベニカX スプレー
- ベニカ ネクスト スプレー
- ベニカA スプレー
- サンヨールスプレー
あくまで、私が嗅いだ中でのランキングなので、人によって順番が変わる場合があるのはご了承ください。
傾向としては、やはり澱粉や、クロチアニジンなどの安全性の高い成分主体の薬品はにおいが少ない傾向にあり、様々な成分が混合された農薬は刺激が強いにおいがありました。
ベニカマイルド スプレー
有効成分: 還元澱粉糖化物
でんぷんが主成分なので、安心安全。
においもほぼ無臭。口に入るモノでも安心して使用できます。
ベニカ ベジフル スプレー
有効成分:クロチアニジン
名前は似ているけど、緑のボトル「ベニカベジフルV」はもう1成分においの強いものが配合されているので、今回は確認していないけど多分臭いはずなので注意。
広い範囲の野菜や果樹に利用できるよ。
においはほとんどないから室内でも気にならない。
モストップジンR スプレー
有効成分:アセタミプリド・フェンプロパトリン・チオファネートメチル
ハダニにも効果がある。
においも少なく使いやすい殺虫剤だ。
ベニカX ファイン スプレー
有効成分:クロチアニジン・フェンプロパトリン・メパニピリム
虫だけじゃなく、病気にも効果がある便利な殺虫殺菌剤。
病気にも効くスプレーの中では比較的においは少ないが、農薬特有のにおいは残る。
ベニカグリーンV スプレー
有効成分: フェンプロパトリン・ミクロブタニル
虫・病気に効果があるが、においも結構きつい。
「野菜に」と書かれているけど、実はトマト・ナス・キュウリくらいにしか使えない。
ベニカX スプレー
有効成分:ペルメトリン・ミクロブタニル
虫と病気に効果があるが、これもけっこうくさい!
屋外ではいいけど、室内では使用しないようにしよう。
ちょっと高いけどベニカXファインの方がにおいも少なく、効果範囲も広くおすすめ。
ベニカ ネクスト スプレー
有効成分:還元澱粉糖化物・クロチアニジン・ピリダリル・ペルメトリン・マンデストロビン
業界最多!5種類の成分を内包した最も効果のある薬品。
その分においもきつい。
灯油のような刺激臭がある。
ベニカA スプレー
有効成分:ペルメトリン
除虫菊から取られた成分をもとに作られている殺虫剤。即効性があり特に秋野菜のアオムシ退治に有効。
ただにおいはかなりの刺激臭。
サンヨールスプレー
有効成分:DBEDC
今回の中で唯一住友化学ではない商品。
激しい刺激臭があります。
昔から農家ではよく利用されるほど効果の高い、殺虫殺菌剤。
ただし刺激がかなり強いから、密閉された空間では絶対使わないようにしよう。
まとめ
今回は意外と情報の少ない『農薬のにおい』について調べてみました。
いくらにおいがない薬でも、室内の密閉空間での使用は避けましょう。
観葉植物に利用する場合でも、屋外か、換気の利いたお風呂場などでスプレーして十分乾いてから室内に取り込むようにしましょうね。

農薬は注意書きをよく読んで、用法を守って正しく利用しましょう(≧▽≦)
では、みなさま、よい園楽を~~~~~~~ヾ(≧▽≦)ノ
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