危険が危ない(゚Д゚)!狂った竹みたいな桃みたいなキョウチクトウ
熱帯の雰囲気を醸す、美しい花「プルメリア」(*´∀`*)

夏っぽくて素敵ですよね~、でも管理は意外と大変。
日本では冬は室内に取り込まなきゃいけないし、葉っぱは落ちて棒だけになるし。。。もっとかんたんに育てられる植物はないものか・・・
丈夫さMAX!排ガス・寒さ・暑さにも強い。キョウチクトウ

熱帯産でありながら東北でも常緑で冬越しし、どんな土地でも元気に育つ。肥料??いらないいらない(=゚ω゚)ノ”
そんなものなくても夏中花を咲かせ続けます。



色も様々、病害虫もほぼないからほっておいても大丈夫。
その名も「キョウチクトウ(夾竹桃)」
竹に似た葉で、桃のような花を咲かせるから。
「夾」は挟む・混ぜるという意味なので竹と桃を混ぜたような花、ということだろうか。
公害にも強く、広島の原爆跡地にいち早く花を咲かせたという強健さ。高速道路の生垣などでもよく見かけますよね。
こんなに使い勝手が良さそうなのに、実際に植えている家は少ない(?_?)
それはこの植物の唯一にして最大の欠点のためだろう。
毒の塊(´゚д゚`)
この植物が毒を持っているのは結構有名なので知っている方も多いだろう。しかし、その毒がどれだけとんでもないかは意外と知られていない。
まず毒が含まれるのは、全体。花・葉・枝・根さらにはその土壌まで汚染されるというから恐ろしい。
その葉を腐葉土やコンポストにしても毒は残り、約1年毒素は残り続けるらしい(^_^;)
とは言ってもこの毒素はそこで栽培する野菜などに吸収されるものではないという研究結果もあるので安心( ;∀;)
腐葉土を直接食べなければ大丈夫だろう。もしかするとミミズなどは死んでしまうかも・・・
「全草に毒」とは言っても近づいたり触った程度で危険を及ぼすわけではないので安心してほしい。世界にはマンチニールのような近づくことさえ危険な植物もあるが、そこまで危険だったらさすがに普通に販売していないだろう( 一一)
しかし、中毒事例は山ほどあり、夾竹桃の枝でバーベキューをして中毒になった事件や、夾竹桃の葉を牛のえさに混ぜたら死んでしまったなど、調べるといろいろと誤用による事故が見つかる。
この記事を書くのに検索していたら日本でも「夾竹桃の葉を食べて自殺未遂した」という方のブログがあったりと、現実に死ねるレベルで強力な毒であることは疑いようがない(^_^;)
小さいお子さんがいる場合は念のため植栽は避けたほうがいいでしょう。
燃やしても毒

夾竹桃の毒の恐ろしいところは燃やしても毒、というところ。
自宅で焼却しようとすれば、その煙を吸うだけで中毒になるというから恐ろしい(´゚д゚`)。
地域によってはごみとしての回収に制限がある地区もあるので、自分の自治体に問い合わせてから処分するようにしましょう。
切り口から出る乳液は皮膚につくとかぶれることがあるので、剪定時は手袋必須です(゚Д゚)ノ
み~んな毒あり、夾竹桃の仲間
「なんて恐ろしい植物だ!絶対こんな植物にはかかわらないぞ(; ・`д・´)」
とは思っても、実は園芸の世界ではキョウチクトウのグループ。「キョウチクトウ科」はたくさん利用されているんです。
最初に紹介したプルメリアをはじめ

ニチニチソウ・テイカカズラ・ツルニチニチソウ・サンパラソル(マンデビラ)。これらはすべてキョウチクトウ科の仲間。どれも毒を持っています。
花はきれいなものが多く園芸での利用も多いですが、口に入らないように注意しましょう。




正しい知識をもって利用すればどれもお庭を彩る大切な素材です。変に怖がらず、正しい知識をもって利用しましょうね(^^♪
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