丈夫だけど、ヤバさも満点!夾竹桃~キョウチクトウ~
熱帯の雰囲気を醸す、美しい花「プルメリア」(*´∀`*)
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夏っぽくて素敵ですよね~、でも管理は意外と大変。
日本では冬は室内に取り込まなきゃいけないし、葉っぱは落ちて棒だけになるし。。。もっとかんたんに育てられる植物はないものか・・・
それが、あるんです(≧▽≦)!
目次(*´▽`*)
丈夫さMAX!排ガス・寒さ・暑さにも強い。キョウチクトウ
![キョウチクトウ 表紙](https://i0.wp.com/engaku.net/wp-content/uploads/2019/06/キョウチクトウ 表紙.jpg?resize=1024%2C1024&ssl=1)
熱帯産でありながら東北でも常緑で冬越しし、どんな土地でも元気に育つ!
肥料??いらないいらない(=゚ω゚)ノ”
そんなものなくても夏中花を咲かせ続けます。
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花色も様々、一本あるとトロピカルな雰囲気を演出できます。
病害虫もほぼないからほっておいても大丈夫。
嘘のように魅力的な花木、
その名も「キョウチクトウ(夾竹桃)」
竹に似た葉で、桃のような花を咲かせる、という名前の植物。
「夾」は挟む・混ぜるという意味なので竹と桃を混ぜたような花、ということだろうか。
公害にも強く、広島の原爆跡地にいち早く花を咲かせたという強健さ。
ムクゲなどと一緒に、高速道路の生垣などでもよく見かけますよね。
韓国の国花 丈夫な夏の花木「ムクゲ」の育て方。ハイビスカス・フヨウとの違い見分け方
こんなに使い勝手が良さそうなのに、実際に植えている家は少ない(?_?)
それは、この植物の唯一にして、最大の欠点のためだろう。
キョウチクトウは『毒』の塊
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キョウチクトウは、学名: Nerium oleander var. indicum
キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木。
低木といっても数メートルには育ちます。
原産地はインド。
この植物が毒を持っているのは、結構有名なので知っている方も多いだろう。
しかし、その毒がどれだけとんでもないかは意外と知られていない。
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まず毒が含まれるのは、全体。
花・葉・枝・根、さらにはその土壌まで汚染されるというから恐ろしい。
キョウチクトウの葉を腐葉土やコンポストにしても毒は残り、約1年毒素は残り続けるらしい(^_^;)
とは言っても、その腐葉土を使って栽培した場合でも、栽培された野菜に毒素が吸収されることはないという研究結果があるので、ひとまずは安心( ;∀;)
腐葉土を直接食べなければ大丈夫だろう。
でも、もしかするとミミズなどは死んでしまうかも・・・
「全草に毒」とは言っても近づいたり触った程度で危険を及ぼすわけではないので安心してほしい。
世界にはマンチニールのような近づくことさえ危険な植物もあるが、そこまで危険ではないので安心してほしい。
もちろん、だからといってなにをしても安全というわけではなく、中毒事例は山ほどある。
夾竹桃の枝でバーベキューをして中毒になった事件や、
夾竹桃の葉を牛のえさに混ぜたら死んでしまったなど、調べるといろいろと誤用による事故が見つかる。
この記事を書くのに検索していたら日本でも「夾竹桃の葉を食べて自殺未遂した」という方のブログがあったりと、現実に死ねるレベルで強力な毒であることは疑いようがない(^_^;)
ちょっと触るくらいは問題ないが、剪定などを行う場合は念のため、手袋やゴーグル、マスクを着用して樹液が体につかないように注意しよう。
切り口から出る乳液は皮膚につくとかぶれることがあります(゚Д゚)ノ
また、小さいお子さんがいるご家庭の場合は、念のため植栽は避けたほうがいいでしょう。
キョウチクトウは燃やしても『毒』
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夾竹桃の毒の恐ろしいところは『燃やしても毒になる』というところ。
自宅で焼却しようとすれば、その煙を吸うだけで中毒になるというから恐ろしい(´゚д゚`)。
地域によってはごみとしての回収に制限がある地区もあるので、自分の自治体に問い合わせてから処分するようにしましょう。
み~んな毒あり、夾竹桃の仲間
「なんて恐ろしい植物だ!絶対こんな植物にはかかわらないぞ(; ・`д・´)」
とは思っても、実は園芸の世界ではキョウチクトウのグループ。「キョウチクトウ科」はたくさん利用されているんです。
最初に紹介したプルメリアをはじめ
ニチニチソウ・テイカカズラ・初雪カズラ・ツルニチニチソウ・サンパラソル(マンデビラ)などなど。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/21cb8bb8.7c3e4f02.21cb8bb9.e02922c0/?me_id=1397984&item_id=10000109&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fgreen-farm-yokohama%2Fcabinet%2Fitem_img%2F08266224%2Fimgrc0087177818.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
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これらはすべてキョウチクトウ科の仲間。
どれも毒を持っています。
・つるが伸びるサンパラソル・つるの伸びないサンパラソル。用途に合わせた3タイプ別の違いと育て方
・ハツユキカズラが赤くならない!色づかない原因4選、グラウンドカバー『初雪カズラ』の育てかた
・夏!太陽の花「日々草(ニチニチソウ)」素敵な花言葉と冬越し
キョウチクトウほど危険ではないけど、誤って口に入れるようなことがないように注意しようね。
キョウチクトウの育て方
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基本的に丈夫な植物なので、栽培は簡単(≧▽≦)
日当たりがよければどこでもよく育ちます。
キョウチクトウの植え付け
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寒さにも耐えるが、元は熱帯地方の木。
寒いのはあまり得意ではありません。植え付けは暖かい春から秋にかけて行いましょう。
土は、水はけのいい土壌なら選びません。
周囲の土壌も毒で汚染するといわれているので、不安な場合は鉢植えで栽培しましょう。
お花用の培養土で大丈夫です。
キョウチクトウの肥料
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それほど多くの肥料は必要としません。
冬に与える寒肥だけで十分。
早く大きく育てたい場合は、春にも少しお花用の肥料を追肥してもいいでしょう。
キョウチクトウの剪定
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剪定時期は秋から春にかけて。
キョウチクトウはその年に延びた枝に花を咲かせるので、どこで切っても問題ありません。
寒い地域の場合、真冬の剪定は株を傷める場合があるので、早春に行うようにしましょう。
キョウチクトウの病害虫
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キョウチクトウは、自身の毒で防御しているのでそれほど害虫は発生しませんが、中にはその毒にも負けず発生するアブラムシがいます。
放置すると、葉が黒いっ”すす”でおおわれる『すす病』を発生するので、殺虫剤で早めに対応するようにしましょう。
まとめ
知れば知るほど怖くなる『キョウチクトウ』
ですが、花はきれいなものが多く園芸での利用も多い。
花の時期も6月から9月までと非常に長く、夏のお庭路彩るのには欠かせない樹種です。
正しい知識をもって利用すれば、それほど恐ろしい木ではありませんよ。
キョウチクトウは夏のお庭を彩る大切な素材です。
変に怖がらず、正しい知識をもって利用しましょうね。
では、皆さまよい園楽を~~~~~~~~~(≧▽≦)
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