プルメリアに花を咲かせたい!失敗しやすい冬越しと剪定のコツ

プルメリア表紙
プルメリア表紙

ハワイの花のイメージが強い「プルメリア」

結構多いのが「花が咲かない」「葉が落ちる」「枯れてしまった」というなやみ(@_@)

プルメリアは基本的に丈夫な植物。

だけど、好む環境が日本の普通の花とちょっと違う(^_^;)

そのため管理が難しいと感じてしまうんです。

でも、大丈夫!ポイントを押さえれば、誰でも簡単に花を咲かせることが可能ですよ(≧▽≦)

今回は南国の雰囲気漂う人気の花『プルメリア』をご紹介します!

プルメリアってどんな花?

プルメリアは、 キョウチクトウ科インドソケイ属 (プルメリア属)の落葉樹(一部常緑樹)です。

学名も、Plumeria

花をよく比べてみると、確かに夾竹桃の花に似ていますね(*’▽’)

園芸品種の多くは白色のプルメリア・オブツサや赤花のプルメリア・ルブラの交配種。

特に色鮮やかな花色はほとんどがこのルブラの交配種です。

原産は熱帯アメリカや、カリブ海の島。今では園芸品種が熱帯の国々に植えられていて、特にハワイでは首飾りの”レイ”を作るために利用される重要な木です。

ハワイでは満月の夜明けの早朝にプルメリアの花を集めてレイを作り、それを好きな人に渡すことができれば、その恋は叶うという言い伝えがあります( *´艸`)

プルメリア=ハワイといえるほど関連がある花ですが、実はプルメリアはハワイ原産ではありません。ハワイに初めて紹介されてたのは1860年とそれほど古い話ではないんですよ。

プルメリアの育つ環境

熱帯地方で栽培されることからわかるように、寒いのが苦手(@_@)

基本的に屋外の日当たりのいい場所がいいのですが、30度を超える夏の強い日差しは葉が焼けてしまう場合もあるので、半日陰で管理するのがいいです。でも、ちょっとくらい日に焼けるくらい強い日差しのほうが花は咲きやすくなります。

丈夫な木なので日当たりがよければ室内でも枯れることはないですが、病害虫がついたり花が咲かないなど、本来のプルメリアを楽しむなら春~秋は屋外管理がおすすめです。

POINT

  • プルメリアは寒いのが苦手。冬でも10度以上を保とう
  • 置き場は日当たり。真夏の日焼けに注意
  • 室内管理は、日当たりと害虫に注意

プルメリアの育て方

お店で購入したプルメリア、どうせなら元気に育てたいですよね!

ここからは、プルメリアを元気に育ててきれいな花を咲かせるポイントを紹介していきます(≧▽≦)

プルメリアはいつ買うのがいい?

素敵なプルメリアの花に心を奪われたら、さっそくお花屋さんに買いに行きましょう!

でも、残念ながらプルメリアはどんな花屋さんでも販売している、と言うほどメジャーな花ではないんです(=_=)

専門の園芸店、もしくは園芸植物をたくさん扱っているような大型のホームセンターでないと、苗の販売は少ないです。

花付きの大株の販売はさらに稀。

もし見かけたらラッキー!開花している状態なら花の色を実際に見て選ぶことができます。

プルメリア株の選び方

多くの場合、30㎝程度の1本植で販売されることが多いプルメリア。

チェックポイントは、幹にしわが寄っていないかどうか

幹がしわしわの場合、根に何か障害があるかもしれません。その場合回復に時間がかかることが多いので、しわのある苗は避けるようにしましょう。

もう一点、幹がぐらぐらしないか

プルメリアはほとんどが挿し木で作られています。花が咲いていて元気そうに見えても、根が張っていないなんてこともあります。

鉢底まで根が来ているか?幹はぐらぐらしていないかなどを確認しましょう。

近くの花屋さんでプルメリアが売っていない!

地域によっては園芸専門店が近所にない場合もあるでしょう。

お花屋さんに取り寄せをお願いしてもいいけど、確実に購入するなら、ネット通販を利用するのがおすすめです。

今は簡単にたくさんの花を選ぶことができます。便利ですね!

プルメリアは暖かい時期に買おう!

流通が多い時期は春から秋にかけて、気温の暖かい時期。

管理するにも、寒い秋から冬にかけては管理が難しいので、初心者にはおすすめしません(゚Д゚)ノ

暖かい時期に購入してプルメリアと仲良くなっておきましょう。

プルメリア購入のポイント

  • プルメリアは園芸専門店か、大型ホームセンターで購入可能
  • ネット通販ならいつでも、どこでも購入可能
  • しわの寄った株、根張りの悪い株は避けよう
  • 春~夏の暖かい時期に購入しよう。

もっとも難しい、プルメリアの水やり

プルメリアを枯らしてしまう原因の第1位が、水のやりすぎ。

とはいえ、いつもカラカラなのががいいかというと、それもちょっと違う(-_-;)

これは現地の環境を考えると、好む環境がわかりやすいです。熱帯地方では雨季と乾季が分かれている場所が多く、プルメリアはそんな環境に適応しています。

春~夏

なので、生育期は雨季のような水やり。鉢の土がしっかり乾いてから”頭の上から強い水流で水をかける”のが正解です(゚д゚)

これはスコールを再現しています。

葉についたハダニを洗い流し、鉢の中の水分を入れ替えるくらいしっかり水を与えます。一度水をあたえたら乾くまでは与えません。ここ重要。

受け皿に水をためるのもNG。根腐れしてしまいますよ(゚Д゚)ノ

秋~冬

気温が下がるとプルメリアは落葉期に入ります。

日本では冬にあたる季節は乾季に当たります。この時期水はほとんど与えません

ひと冬与えなくても大丈夫なくらいですが、与えるなら1~2ヶ月に1度、暖かい日の午前中に室温と同じくらいの水温で土を湿らせる程度軽く与えましょう。

迷ったらなら与えないくらいで大丈夫です。

越冬させるには10度ほどの気温が必要ですが、水を完全に切れば0度くらいまでの耐寒性があるともいわれています。

まだ株が若い場合は完全に乾燥させると弱ってしまう場合があるので、1年目の苗は光と温度をしっかり確保して冬越しさせてあげましょうね。

早春

冬から春の転換時の水やりも注意が必要です。

温度が上がってくると、自然に休眠から目覚めて葉が展開してきます。

だけど、ここで慌ててたくさん水をあたえてはいけません(゚Д゚)ノ

まだ、根はたくさんの水を吸い上げる力が回復していないんです。水の量が多いと根腐れしてしまう危険があります。

葉の展開に合わせて、徐々に水の量を増やしていきましょう。

屋外に出すのは、気温がおちつくゴールデンウイーク明けぐらいからがおすすめです。

プルメリアの水やり

  • 春~夏:土が乾いたらしっかりと、葉にもかけて葉ダニ予防。
  • 秋~冬:徐々に水を減らしていく。落葉したらほとんど与えなくてもいい。
  • 早春:いきなりではなく、徐々に水の量を増やしていく。

簡単に言えば、「夏は観葉植物・冬はサボテン」だと思って管理してください(≧▽≦)

プルメリアの植え替え

プルメリアは生育のいい植物なので、1~2年に一度は植え替えが必要です。

真夏を除く、春~秋の気温の高い時期に一回り大きな鉢に植え替えましょう。

用土は水はけのいい観葉植物の土がおすすめ。普通の培養土では水持ちが良すぎて根を痛める可能性があります。

自分で配合する場合は、赤玉土:パーライト:ピートモス:バーミキュライトを1:2:1:1の配合などがおすすめです。

プルメリア植え替えの注意

プルメリアは植え替えて根に余裕ができると、それだけ茎の伸びもよくなります。

あまり大きくしたくない場合は、根詰まり気味に育てることで成長を抑えることができます。ただしその場合、花も咲きにくくなってしまうので根の様子を見て、土の表面まで根が上がってきているようなら一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

プルメリアの肥料

休眠期の肥料は根を痛める危険性があるので禁止です(=゚ω゚)ノ

肥料は、春しっかりした葉が5枚以上開いて根が完全に動き出してから与えます。

肥料の種類はリン酸分の高めな花用の肥料で大丈夫です。生育期に定期的に花用の液体肥料をあたえることで花付きをよくする効果があります。

窒素の多い肥料は、葉ばかりが茂って花が咲きにくくなります(観葉植物用など)。リン酸分の多めの有機質肥料が特におすすめです。

プルメリアの置き場所

プルメリアは南国の植物。

関東でも冬は室内に取り込む必要があります。季節によって管理する場所が変わってくるので、季節ごとに一番いい場所を選んで飾りましょう。

春から夏の置き場

日当たり大好きなので、5月後半新芽が伸びてきたら徐々に日に慣らしながら屋外の直射日光に当てます。

真夏の強い日差しで日焼けがひどい場合は半日陰に移しますが、基本は日向がいいです。

(日焼けは室内や半日陰からいきなり出した場合に起こります。徐々に慣らせば直射日光でも問題ありません)

秋から冬の置き場

気温が15度を下回ると落葉が始まります。早めに室内管理に移しましょう。

あまり寒くなってから急に暖かい室内に入れると、温度差で逆に傷んでしまいます。移動の際は気温の差にも注意しましょう。

室内に取り込んだら、日当たりに置くのが基本ですが、窓のそばは1日の気温の変化が大きくお勧めできません(゚Д゚)ノ

窓から1mくらいは離して飾りましょう。

真冬でも10度以上を保たないと枯れてしまいます。水が少ないほど寒さには強くなるので、温度が保てない場合は思い切って断水しましょう。

プルメリアの剪定

剪定は春先、もしくは花の後に行います。

枝を切るときは、切れ味のいい清潔な剪定ばさみで斜めにカットするのがポイント。切り口に水が溜まって腐るのを予防できます。

温度がある時期ならば、一ヶ月程度で新しい芽が伸びてきます。

プルメリアが枝分かれしない。なんで?

プルメリアは、花が咲いた後、2~3本の芽を出して枝分かれする性質があります。

花が咲かないと、ひたすら1本のまま伸び続けることもあります。

高くなって困る場合は、適当な位置で剪定しましょう。茎だけになっても株に力があれば一ヶ月くらいで新しい芽を吹きます。

ただし、短く剪定した場合さらに数年花が咲かない場合もあります。あまり短く切りすぎないようにしましょう。

プルメリアの挿し木。簡単に増やせます(^^♪

プルメリアは挿し木が簡単にできます。その活着率はきちんと行えばほぼ100%(*_*;

剪定した枝があれば、どんどん挿してみよう。

挿し木には充実した枝の先端20~30㎝が活着しやすい。時期は葉が展開する前の3~4月がおすすめです。

挿し木のポイントは切り口をしっかり乾燥させてから挿すこと!

サボテンや多肉植物と同じく、切り口がじめっとしているとそこから腐敗してしまうので切った枝を半日陰で数日間しっかり乾燥させます。

切り口からは毒のある乳液が流れ出すので水で洗い流し、手では触れないよう注意しましょう。

挿し木に使う土は鹿沼土か、水はけのいい清潔な土(パーライト3:ピートモス:1バーミキュライト1の混合など)。

茎が倒れないように4~5㎝埋めて水を与えます。この時、発根促進剤の「ルートン」を切り口に付けてから挿すことで活着率をさらに上げることができます。

土が乾いたら水を与えるようにして半日陰で管理するとひと月くらいで先端に葉が出てきます。

葉が出ても、まだ根が動いているとは限らないので注意。

葉が5枚以上展開してくれば、根が出ている証拠なのでそれを確認したら普通の株と同じ管理に戻しましょう。

枝の先端をさすので、花を咲かせる場合もあります。ただし、そのまま咲かせると枝の栄養を消費しすぎて枯れてしまう場合があります(>_<)
もったいないですが、挿し木の株の花は切り取るようにしましょう。

プルメリアの育て方

  • 1~2年に一度、観葉植物用の土で植え替え
  • 生育期には2週間に一度、花用の液体肥料をあたえる
  • 冬も10度以上を保つように、明るい場所で管理
  • 剪定は早春か花後に行う
  • 切った枝は20~30cmを穂木として挿し木に使用できる

プルメリアの病害虫

病気は少ないですが、虫では「ハダニ」が発生しやすいです。

というか、葉がついたまま室内に入れればほぼ100%発生します(^_^;)

ホントどこから来るんだろう?

室内に取り込んでからは霧吹きで葉に水をかける「葉水」をこまめに行うようにしましょう。それでも発生した場合は葉を切り落として休眠させるのも方法です。

屋外でもベランダなど、風通しの悪い場所で栽培しているとハダニが発生することがあります。屋外の場合は強い水流で洗い流してあげましょう。

ハダニがついてるかどうかの見極め

  • 葉の色が悪い。点描したように白い点がある。
  • 葉の裏に細かいクモの巣のようなものが張っている。
  • 黄色くなって葉が落ちる。

このような場合はダニ専用薬など、早めの対応を行いましょう。

プルメリアは毒(;・∀・)

プルメリアは強力な毒を持つキョウチクトウと同じグループ。

葉を食べるようなことはないと思いますが、間違って体内に入れば不整脈や嘔吐などを起こし命にかかわることもあります。

口にすることはほとんどないと思いますが、枝を傷つけたときに出る白い乳液にも注意が必要です。

皮膚につくとかゆみやただれを引き起こすことがあります。手についたときはしっかり石鹸で洗い流しましょう。

ハワイでレイなどの材料としても用いられるプルメリアですが毒があるためか、昔は「お墓の周りに植える植物」という認識があったようで今でも年配の方はプルメリアのデザインのものは身に着けないといいます。

プルメリアの花が咲かないのはなぜ?

花の咲いている苗を購入したのに、次の年から全く花が咲かない(;´Д`)

そんな質問を多く受けます。なぜでしょう?

そんな時は、そのプルメリアの大きさを見てください。どのくらいの大きさでしょうか?

プルメリアは種類にもよりますが、一定以上大きくならないと花芽をつけないものが多いです(゚Д゚)ノ

最初の年に花が咲いていたのは、「花芽の付いた枝を切って挿し木していた」という可能性が考えられます。

とくにハワイのお土産で購入したような、一本物の挿し木苗はなかなか花が咲かない傾向にあります。

そういったプルメリアの親木は、街路樹のような数mサイズのものが多くなかなか花が咲きません。

苗を選ぶ場合は、低い位置で枝分かれしているものを選びましょう。それは低い位置でも花を咲かせやすい品種の可能性が高いです。

種からも栽培できますが、開花までは4~5年かかると言われています。気長にチャレンジしましょう。

まとめ

いかがでしたか?ちょっと癖のある植物ですが、ポイントを押さえれば多少適当に扱っても元気に育ってくれますよ(^_^;)

花は株が充実すれば自然と咲いてきます。肥料はリン酸の多いものを与えましょう。開花中は肥料はストップしましょうね。花もちが悪くなるといわれています。

ちょっとお値段の高い植物なので、管理を理解して大事に育ててくださいね。香りもいい、形のかわいい花はすごく素敵ですよ(*´ω`*)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

プルメリアに花を咲かせたい!失敗しやすい冬越しと剪定のコツ” に対して1件のコメントがあります。

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