エボルブルス(アメリカンブルー)夏を彩る青い花を育てよう!

アメリカンブルー表紙

通称「アメブ」ことアメリカンブルーです(*´∀`)

「アメブ」とはいっても、芸能人がよく利用しているアメブロのことじゃあないですよ。

 青い花が暑い季節に涼しさを感じさせますね(*^^*)

非常に育てやすい植物なんですが、何故か花が咲かないという話をよく聞きます。なんででしょうか??

アメリカンブルーは何の仲間??

夏になるとお花屋さんでよく見かけるようになる花苗『アメリカンブルー』

よく見かけるけど、詳し素性は結構知られていない。

このアメリカンブルー、何の仲間かといえば実はアサガオと同じヒルガオ科の植物

共通点は夏に咲くというだけのようだが、よくよく見れば花は似ているかな?どうですか?

あまり似てないよね(^_^;)分類って難しい。

アメリカンブルーってどんな花?の名前の由来は?

アメリカンブルーは、あさがおと同じヒルガオ科の仲間。

その下の属で区別され、アメリカンブルーはエボルブルス属になります。

同じ夏に咲く青い花の『コンボルブルス』も親戚のような関係です。

エボルブルス属の仲間は北アメリカ~南アメリカを中心に100種ぐらいあるそうですが、日本ではほとんど知られていませんね。

学名でエボルブルス・ピロスス (Evolvulus pilosus)という品種の改良種が一般的に『アメリカンブルー』として販売されます。お店でも「エボルブルス」の名前で販売されることもあります(≧▽≦)

じつはアメリカンブルーは多年草なんです

冬には枯れてしまうので、園芸的には一年草として扱われることも多いアメリカンブルーですが、実は多年草。

南米原産の熱帯産多年草なので、冬5度以上を保てば越冬も可能です。

それほど値段が高いわけではないから、毎年苗を買い替えてもいいけど、越冬させて大株に育てるのも素敵ですよ(≧▽≦)

アメリカンブルーの名前の由来

もともとはハワイで花つきのいい品種の選抜が行われ、‘ブルー・デイズ’(‘Blue Daze’) と名付けられて販売されたものが1980年代終わりに日本にはいってきました。

だけど園芸業界の悪いところで、販売当初、輸入販売業者が好き勝手にいろんな名前で販売(^_^;)

名前がなんだかわからないまま定着(-.-;)

一時期はいろいろ混乱したが、今は「アメリカンブルー」が一般流通名として定着したらしい。

個人的にはブルー・デイズもかっこいいと思うんだけどね(*´∀`)

アメリカンブルーに花が咲かない!びろびろ伸びるのはなんで?

実際に育ててみると、なんだかあんまり花が咲かないんです(´;ω;`)

枝だけはよく伸びてビロビロ大きくなり、先の方にパラパラと咲くだけ・・・。
これと同じような咲き方の植物、思い当たりませんか?

サントリーフラワーの「サフィニア」や「ミリオンベル」この植物たちもただ植えただけだと枝先にパラパラ咲くだけ。

そうなんです!アメリカンブルーも『切り戻し』が必要なんです(≧∇≦)/

枝が伸びた先端に花を咲かせるアメリカンブルーは枝をピンチすることで枝数が増え、その枝に花が咲くことでたくさんの花を楽しめる植物なんです。

だから植えっぱなしで何もしないと数本の枝だけが伸びた格好の悪い姿になってしまうんですね(-.-;)

植え付け当初は数回ピンチを行ってたくさんの枝を育てましょう。

肥料を追肥すると更にGOODです(≧∇≦)/

生育旺盛で、育て方も簡単。

青い花が夏花壇にぴったり。

ぜひ育てていただきたい一鉢です(≧∇≦)

鉢植えも素敵だけど、生育旺盛なので水切れには注意しましょうね(*^^*)

特に鉢植えはびっくりするほどよく乾きます(*´Д`)

花は一日花(一日でしぼんで終わってしまう)なので上からジャバジャバかけてもOK。

むしろハダニの予防になります。

あ、もちろんやりすぎは厳禁。

表面が乾いてからしっかり潅水。

これが鉄則です(゚Д゚)ノ

ビロビロしないアメリカンブルー『エボルブルス・ブルーラグーン』

今までのアメリカンブルーは枝がビロビロ伸びて、その先端にしか花が咲かないことが多くありました。

そのため中央に花が少なくなり、ちょっと寂しいことにも・・・

しかし、近年世界の植物ブランド『PW』から、枝が伸びにくく花つきが抜群のアメリカンブルー、『エボルブルス・ブルーラグーン』が販売されています。


こちらのブルーラグーンは、剪定しなくても分枝がよく、たくさんの花を咲かせてくれます。

放置でもたくさんの花を冬になるまで咲かせてくれる、素敵な花。

耐寒性も通常のアメリカンブルーより強くて、0度くらいまで耐えられるので、関東くらいまでなら簡単な防寒で越冬も可能。

寒さに強いから、秋遅くまで花が絶えないのもうれしいところです( *´艸`)

アメリカンブルーのホワイト(゜_゜)??

アメリカンブルーには白花品種もあるんです(*'▽')

アメリカンブルーの白。ブルーなのに白?
というわけで「アメリカンホワイト」の名前で流通することも。これが正式名称なのかは不明(^_^;)

白のアメリカンブルーで品種が確定しているのは 小関園芸 で生産している「コットンキャンディ」という品種があります。


性質はアメリカンブルーと同じ、コットンキャンディは本家アメリカンブルーより花付きがいいらしい、生産者曰く「当社比3倍」だそうです。
赤くないのに3倍…(意味の分からない人は「シャア 3倍」で検索してください(^_^;))

アメリカンブルーの育て方

開花期が長く、夏中花を咲かせるアメリカンブルー。

性質は丈夫で初心者でも育てやすい花です。

アメリカンブルーの好む環境

水はけのよい土と、半日以上の日当たりが必要です。

夏の間は屋外の日当たりで育てましょう。

寒さは苦手なので、越冬させる場合は霜が降りる前に枝を半分くらいに切り摘めて室内に取り込みます。

日当たりの良い場所で春まで管理しましょう。

5度以上の温度を保つことで越冬が可能です。

アメリカンブルーの用土

水はけと水持ちのよい土。つまり普通の花がよく育つ土なら大丈夫です。

培養土はあまりに安いものはおすすめしません。

できるだけいい土を使うことで成長も花の量も全く変わってきますよ!

自分で配合するなら赤玉小粒7:腐葉土3くらいの割合で配合しましょう。

アメリカンブルーの肥料

アメリカンブルーは生育旺盛!その分花を咲かせ続けるには十分な肥料が必要です。

元肥にマグアンプKのような緩効性肥料を入れて、2週間ごとに液体肥料を与えて不足分を補っておきましょう。

まとめ

ガンガンの日差し大好き!

夏から秋まで咲き続ける小さなあさがお「アメリカンブルー」

花をたくさん長く咲かせるポイントは、「日当たり」「ピンチ」「追肥」です。

伸びすぎて姿が乱れたら、思い切って刈りこみます。

1~2週間でまた次々花が咲きだしますよ!

夏でも負けずに咲き続けるアメリカンブルーをぜひ育ててみてくださいね(*'▽')

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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