ハツユキカズラが赤くならない!色づかない原因4選、グラウンドカバー『初雪カズラ』の育てかた

白やピンクの美しい新芽が美しいグランドカバー植物。『ハツユキカズラ』を知っていますか?
丈夫な植物なのでいろいろな場所で利用されていますね(≧▽≦)
手入れもほとんど不要、一年を通して色もきれいで人気のグランドカバーなのですが、けっこう『葉っぱが緑になっちゃった』『昔みたいに色づかない』という相談を受けます。
今回はそんな悩みを解消!雪のような真っ白な新芽をもう一度!
ハツユキカズラの秘密について紹介します(≧▽≦)
目次(*´▽`*)
ハツユキカズラってどんな植物?

ハツユキカズラは キョウチクトウ科 テイカカズラ属(Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’ )の常緑つる性植物。
テイカカズラの園芸品種で、新芽がピンク色~白~緑と変化していくさまが美しいため、花壇の植え込みのほか、各種鉢花のアレンジや苔玉にも利用されるカラーリーフプランツです。

性質が恐ろしく丈夫なのでどんな環境でもそれなりに育ってくれます(^_^;)
比較的おてがるな価格でポット苗として販売されているのでお財布にもやさしい花苗。
ポットにはたいてい何本かがまとめて植えこんであるから、アレンジに使う場合は株を分けて利用することもできます。
苔玉にしてもすごくかわいいですよ(^^♪
参考リンク→:グリーンアドバイザーが教える苔玉の作り方
最近は年間通してお花屋さんでも見かけることの多いカラーリーフですね(≧▽≦)
花はほとんど咲きませんが、充実した株になるとテイカカズラと同じ風車のような白い小さな花を春から初夏にかけて咲かせることもあります。これは見れたラッキー(≧▽≦)
私も見たことないんです(゚Д゚)ノ

ハツユキカズラの育て方

丈夫過ぎるカラーリーフプランツ(^_^;)なので、育て方とか特にない。
- 普通に培養土に植えてあげれば大丈夫。
- 多少水が切れても大丈夫。
- ひどく水を切らすと枝咲が枯れこむけど、そんな時は刈りこんでおけば、また生えてくるから大丈夫。
- 日向から半日陰でも生育するから大丈夫。
- 暑くても寒くても強いから大丈夫。
- 植え替えなくても大丈夫。
- 勝手に伸びるから手をかけなくても大丈夫。
とにかく丈夫なんです(≧▽≦)
こんなに「大丈夫」って書いたの初めてだな(^_^;)
このように、育てる
だけ
なら、適当に植えて水だけあげていれば育ちます。地植えなら水もいらない。
でも、それだけだときれいに観賞することはできないんです。

ハツユキカズラが先祖返り?

よく聞かれる質問がコレ
『ハツユキカズラが先祖返りした』『新芽が緑になっちゃった』という質問。
ハツユキカズラはかなり安定した品種なので、そう簡単に先祖返りしたりはしません。
葉が緑になってしまったのには、別の問題があるからなんです(゚Д゚)ノ
同じように『葉が赤くなってしまった』という質問もありますが、これは単に寒くなっただけ。
ハツユキカズラは寒さにあたると紅葉して真っ赤になります。
春には元に戻るのでご心配いらないですよ~(*‘ω‘ *)

逆に『赤くならない』場合は、日照不足か、寒さに当たっていないことが考えられます。
日中との温度差が大きいほど真っ赤に色づいてくれますよ。

緑の葉っぱになったらやること
さて、葉っぱが緑のまま、新芽も白くならなくなってしまった場合の対処方法です。
なぜ新芽が白くならないのか?
その答えは植物にストレスがかかっていることが原因です。
ストレス1:日照不足

新芽に色がつく植物は、強い日差しから新芽を守るために色がつくといわれています(諸説あります)
新しく伸びた葉が強い日差しで傷まないようにしていることなら、日が弱ければその必要もない。
むしろ弱い光を早く栄養に変えるため緑の葉が多いほうが成長に利があります。
そのため日差しが弱い環境では新芽がきれいに白くならないんです(=゚ω゚)ノ
もちろん丈夫なハツユキカズラですから、そんなことで枯れるようなことはありませんが、白くならないハツユキカズラなんて価値は半減以下ですよね(;_;)
ハツユキカズラはできるだけ太陽の光がたくさん当たる場所に植えてあげましょう。
ストレス2:栄養不足
丈夫すぎるカラーリーフ『ハツユキカズラ』はその丈夫さからほっとかれることが多い(^_^;)
でも、ハツユキカズラだって栄養が豊富な方がいいに決まっている!
栄養が少なくなったハツユキカズラはできるだけ栄養を作れるように、早くから葉を緑にして生育するようになっていくんです。
これは鉢植えで栽培している場合に良く起こります。
生育のいいハツユキカズラは、あっという間に鉢の中を根で一杯にしてしまうので、栄養不足に陥りがちです!
葉の色をきれいに出すには、リン酸分が多めの肥料が有効だと言われています(=゚ω゚)ノ
ストレス3:根詰まり
ストレス2と同じように、ハツユキカズラは根が詰まっても弱ったり、枯れたりすることはほとんどありません。
ただ葉の色が緑になるだけ(^_^;)
地植えであっても花壇のように土の量が制限されている場合などには根詰まりする可能性があります。
その場合は掘り上げて株分けや、たい肥などを大量にマルチング(表面に敷き詰める)して土を柔らかく回復させましょう。
肥料切れや根詰まりの場合は、土壌改良や肥料を与えるだけで、次の新芽が吹く時には復活させることができます。
生育期は定期的な肥料と、植え替えを行いましょうね(≧▽≦)
ストレス4:水切れ

生育期に水切れを起こすと発色に問題が生じることもわかっています。
ハツユキカズラはかなり水を吸うので鉢植えなどでは結構水が不足することがあります。
根詰まりとのWパンチで余計にストレスがかかることもあるので、早めの植え替え・株分けが必要です(゚Д゚)ノ
ハツユキカズラは毒草ですか?

ハツユキカズラは毒草の巣窟、キョウチクトウ科の一員ですから、もちろん毒草です(゚Д゚)ノ
参考リンク→:危険が危ない(゚Д゚)!狂った竹みたいな桃みたいなキョウチクトウ
ですが、ハツユキカズラを誤食しての食中毒などは聞いたことがないので、まあ間違って食べるようなことは稀でしょう。
ただし、ペットや小さなお子様は間違って口に入れる危険もあるので注意は必要です。
まとめ
ハツユキカズラが緑の葉になっても『先祖返り』している可能性はほとんどありません。
多くが生育環境の悪化によるストレスが原因。
- 日照不足
- 栄養不足
- 根詰まり
- 水切れ
この4つに注意して管理すれば、春と秋を中心に雪のようにきれいな新芽を楽しむことができます。
緑の葉はあまりに丈夫なハツユキカズラの、小さな抵抗なのかもしれませんね(^_^;)
緑だらけのハツユキカズラがあるお家はもう少し気にかけてあげたら、機嫌を直してきれいな初雪を見せてくれるかもしれませんよ。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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