ミモザの品種一挙紹介!『ミモザアカシア14品種』特徴をまとめました!

早春に真っ黄色な花を株いっぱいに咲かせる「ミモザ」
切花でも大人気(≧▽≦)
特に3月8日の『ミモザの日』は、男性が日ごろの感謝を込めて、母親や妻、女性の同僚などにミモザを贈る日なんですよ。
恥ずかしがらずにお花を送りましょう(^_-)-☆

実はそんなミモザですが、その種類は1000種を超えると言われています!
お花屋さんでよく見かけるのは、せいぜい2~3種類。
でも、中には特徴的な変わった姿のミモザもたくさんあるんです!
さすがに1000種は紹介できないから、今回は比較的日本のお花屋さんでも流通している人気の14品種に限って簡単に紹介していくよ(≧▽≦)
今回は品種の紹介を中心に行うので、育て方や剪定については前回の記事を参考にしてくださいね。
参考リンク→:ひょろひょろミモザアカシアを小さく育てるには?幹を太く育てよう、剪定はいつ?ミモザの間違いを正します!
目次(*´▽`*)
1、ギンヨウアカシア

- 学名:Acacia baileyana
- 別名:クータムンドワトル
- 樹高:5~10m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~10
USDA hadeness zoneとは
アメリカ合衆国農務省が定めた地域ごとに最低気温を算出し、それを26段階に色分けしたマップのこと。
アメリカの基準を日本の環境に合わせて地域ごとに区分けすることで、世界共通でその植物がどの程度の耐寒性で、どの地域で栽培可能なのかを調べることができるます。詳しくは過去記事をご覧ください。
リンク→:この植物はうちで冬越し出来るかな?耐寒性はUSDA 耐寒性ゾーンマップ(Hardiness Zone)で調べられるゾ!
『ミモザ』の名前で最もよく見かけるのがコレ。
乾燥・寒さに強く、育てやすい。
ミモザ・アカシアの名前で流通するけど、本当の「ミモザ属」はオジギソウのこと。
正しくは「アカシア属」なんだけど、流通名でミモザといえば、たいていこの「ギンヨウアカシア」をさします。
生長が早く、1年で1m以上伸びることもある。
でも、そのまま伸ばすと細いまま背ばかりが高くなって、強い風で折れる心配があるので、必ず支柱で支えをしてあげよう(・ω・)ノ
花後に先端を切り戻すことで、高さを抑え、枝数を増やしたり、枝を太く育てることができます。
広告→:ミモザアカシア 4号(12cm)ポット苗木( 銀葉アカシア )2、ギンヨウアカシア・プルプレア
- 学名:Acacia baileyana‘Purpurea’
- 別名:紫葉アカシア
- 樹高:5~10m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~10
新芽を中心に紫色になるギンヨウアカシアの一種。
基本的な性質はギンヨウアカシアと同じです(≧▽≦)
3、スノーウィーリバー
- 学名:Acacia boormanii
- 別名:スノーウィーリバーワトル
- 樹高:4m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 8~11
乾燥を好む種類が多いミモザの仲間の中でも、多湿に耐える丈夫な品種。
耐塩・耐霜性にも優れていて育てやすい。
葉は細い棒状で、ギンヨウアカシアに見慣れているとかなり雰囲気は違うかもしれない。
でも、早春には黄色いポンポン状の花をさかせる間違いなくミモザの一種。
4、アカシア フロリブンタ
- 学名:Acacia floribunda
- 別名:
- 樹高:6m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 8~10
ミモザの仲間の中でもちょっと変わった特徴のある品種。
まずは花。通常品種より薄い花色の輝黄色花が穂状に咲く。香りも高い。
寒さにも乾燥に強く、耐霜がある。
さらに、ほかにミモザに比べて、日が弱い半日陰での栽培もOK。
見た目はギンヨウアカシアとずいぶん異なるので、ミモザっぽくはないかもしれないです(。-`ω-)
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成長すると葉が変化
アカシア・フロリブンダは、種から育てると、小さい頃は普通のミモザと同じような羽状複葉を展開します。
少し大きくなってくると親と同じ細長い葉に変化してくるので、種から育てて葉の形が違っても少し様子を見てあげてくださいね(≧▽≦)

オーストラリアの植物だと、ユーカリも葉の形が変化するんです。
みなさんがいつも見てるグニーなどの丸い葉は「幼い葉」大きく育つと細長い葉に変化するよ(‘ω’)ノ
参考リンク→:花屋のユーカリとコアラの食べるユーカリは違う?葉の姿が変わるユーカリの不思議
5、アカシア ブリスベン
- 学名:Acacia fimbriata
- 別名:プリスベン・ゴールデンワトル
- 樹高:7m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~11
葉の形は上のフロリブンタに似ているが、葉の長さは少し短い。
花の色は薄いレモン色。ミモザの花のなかではかなり雰囲気が違います。
寒さに強く耐霜性もあって、日本でも育てやすい(≧▽≦)
6、アカシア スペクタビリス
- 学名:Acacia spectabilis
- 別名:グローリーワトル
- 樹高:3~5m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~10
比較的小型なミモザ。
性質も丈夫で、ある程度の耐寒性があり、霜にも強い。
土壌の適応も強く、乾燥地からやや湿り気のある場所でもよく育つ。半日陰地でも栽培可能。
7、アカシア ブルーブッシュ
- 学名:Acacia covenyi
- 別名:
- 樹高:6m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~11
なんと言っても、特徴は美しいシルバーブルーの葉。
芽吹きがよくこまめな芽摘みで茂らせて生垣状に仕立てることも可能。
耐寒性も強く-9度でも越冬できると言われています。
水はけ、日当たりを好むので、水はけのいい場所に植えましょう(≧▽≦)
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- 学名:Acacia deanei
- 別名:ティーンズワトル
- 樹高:7m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~11
ギンヨウアカシアに比べて細かい羽状複葉を持つミモザ。最大の特徴は四季咲き性。秋にも咲きます。
華奢な見かけによらず丈夫で、霜、乾燥に耐える。
実は有毒で家畜などが食べると中毒を起こすことがある。
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- 学名:Acacia podalyriifolia
- 別名:ポダリーフォリア・マウントモーガンワトル・クイーンズランドシルバーワトル
- 樹高:2~6m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 11
丸っこいシルバーリーフがかわいい。カワ(・∀・)イイ!!
花には芳香がある。
基本、丈夫で育てやすいが、残念ながら寒さに弱い。暖地であっても冬場は寒冷紗などで防寒するのがおすすめ。
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丸っこい葉が特長のパールアカシアだが、この苗も小さい頃は普通のミモザと同じ羽状複葉。
種から育てると葉の変化も楽しめて面白い(≧▽≦)
ただし種で販売されることは稀なので、自家採取するしかない(^_^;)
10、アカシア レッドステム

- 学名:Acacia rubida
- 別名:レッドステムワトル
- 樹高:2~10m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~11
幹が赤い・・・・・・以外に情報がない(;´Д`)
11、フサアカシア

- 学名:Acacia dealbata
- 別名:シルバーワトル
- 樹高:30m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 7~11
フランスで『ミモザ』といえばこの品種を指す。
ギンヨウアカシアよりも、花も葉も大きい。株も他のミモザに比べても大きく育ち、大木になる。
切花で使われることが多いが、苗ででまわることは意外と少ない。
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- 学名:Acacia binervia
- 別名:ビネーピア
- 樹高:10m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~11
円筒形の特徴的な花をつける。家畜が食べると有毒。
う~ん、日本人のイメージのミモザと違う。あんまりミモザっぽくないね(^_^;)
13、サンカクバアカシア
- 学名:Acacia cultriformis
- 別名:ナイフリーフワトル
- 樹高:2~3m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 9~10
名前のとおり、最大の特徴は三角形の葉。
怪我するほどではないけど、結構硬い。
葉は特殊だけど、花は普通にミモザの花です。
14、アカシア ピクナンタ
- 学名:Acacia pycnantha
- 別名:ゴールデンワトル
- 樹高:5~8m
- 耐寒性:USDA hadeness zone 7~11
オーストラリアの国章に描かれるミモザ。
きれいなんけど、日本で販売されているところは見たことがないです。
まとめ

以上、駆け足で比較的日本でも手に入れやすい品種を中心に14品種紹介しました(≧▽≦)
おそらくほとんどはギンヨウアカシアですが、近年はちょっと変わった品種の取り扱いも増えてきているので、いろいろ植えてみるのも楽しいですね(^_-)-☆
ただし、アカシアの多くは寿命が50年程度と、樹木にしては短い。
種が取れれば、万が一に備えて苗を育てておくといいかもしれません。
詳しくは過去記事も参考にしてくださいね。
参考リンク→:ひょろひょろミモザアカシアを小さく育てるには?幹を太く育てよう、剪定はいつ?ミモザの間違いを正します!
庭木としても、切り花としても楽しめる『ミモザアカシア』の仲間。
ぜひ育ててくださいね。
では、皆様よい園楽を~(=゚ω゚)ノ

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