ちっちゃいミカン?!仙豆じゃなくて金豆(キンズ)を食べてみた!

キンズ表紙

「カリン様、おら腹へったゾ~(;´Д`)」

「そんな時はコレじゃ、仙豆(センズ)と言ってな一粒で空腹を満たすことができるんじゃ(=^・^=)」

そんな漫画のようなすごい食べ物がお店で売っていたんです!

これがドラゴンボールで悟空が食べてた『仙豆』だ!!

あれ?なんか違いますね(^_^;)

名前は似てるけど、こちらは『仙豆(センズ)』じゃなくて、金豆(キンズ)』でした。

金豆(キンズ)って何?

豆とつきますが、豆の仲間ではなく、見た目通りミカンの仲間

写真では大きさがわかりにくいかもしれないけど、実の大きさは1㎝に満たないほどに小さい。

お正月飾りやミニ盆栽として使われることが多い植物です。

分類としてはミカン科キンカン属、学名Fortunella hindsii の常緑低木。樹高は2m程度までしか大きくなりません。

簡単に言えば「めちゃくちゃ小さいキンカン」ってことですね(≧▽≦)

香りのいい小さな花を夏~秋に咲かせて冬~早春にかけて小さなミカンのような実をつけます。

小さいくせに意外と鋭いトゲはあるので取り扱いには注意です(>_<)

金豆(キンズ)の実を食べてみた!

園楽projectのもはや恒例(^_^;)

実があったら食べてみよう!

今回はミカンの仲間なんだから安心です。むしろおいしいかも?

キンカン同様あまりに小さいので皮ごとかじるしかありません。いっただきまーす!

(´゚д゚`)……なんだこれは、ほとんど種だ。

小さいけど、いちよ房があって立派に”ミカン”してます(^_^;)

ただし、実の大きさに対して種がでかい。

いわゆる果肉はほとんどありません。

口の中に広がる柑橘の香り!

味はちょっと青くささと苦みがあるミカンの味。これは皮をかじってるからかな。

それよりすごいのが”柑橘の香”口の中から胃の奥までミカンの香りで満たされる感じ。

小さい実をかじっただけなのにすごい( ̄0 ̄)

そして、柑橘の風味とともに感じる別の味。味?というか舌がしびれる感じ。

これはそう!山椒(サンショウ)の青い実をかじった時と同じ!

そういえばサンショウもミカン科ですよね。

味の総評をまとめると「苦みのある柑橘の味でサンショウのようにしびれる味。香りはスゴイ!種がデカくて食べる場所はない」という感じ。

まあ、控えめに言って美味しくはない(-_-;)

キンズが主に観賞用にしか利用されないのがわかる気がしますね。

でもほんとに香りはスゴイ。

半日近くたっても胃の中から柑橘の香りが上がってきます(*_*;

これがさわやかな風味ならいいんだけど、なんていうか薬っぽい嫌味のある柑橘の香り。

人にもよるかもしれないけど、私は好きになれなかったよ(;´Д`)

金豆(キンズ)の育て方

基本的にミカンと同じなので、栽培はしやすいです。

熱帯の植物なので暑さには強い。逆に寒さは少し苦手。とはいっても関東くらいなら屋外での越冬も可能です。

大きくならないから基本は鉢植え栽培がおすすめ。

盆栽としても人気です。

キンズの土・肥料

水はけのいい土を選びましょう。

普通の花用培養土に赤玉土か鹿沼土の小粒を足して水はけを改善した用土や山野草の土で植えます。

肥料は固形の油粕や花用の肥料を生育期の春から秋にかけて与えましょう。

キンズの置き場所

日当たりが大好きなので、半日以上は日の当たる場所で育てます。

ただし、冬は冷たい北風などで傷むことがあるので、風よけできる場所に移動するのがおすすめ。

また、実った果実をおなかをすかせた野鳥が狙ってます(=゚ω゚)ノ

冬は鳥よけできる場所で鑑賞しましょう。

キンズの剪定

キンズは枝が強く伸びるので、梅雨の間に新芽を摘んで形を整えます。

蕾が見えている場合は蕾を残して先端だけを摘み取ります。

夏に伸びた徒長枝は寒くなる前に切り取りましょう。

実が大量につくと樹勢を弱めるから、適度に間引くのも忘れずに(=゚ω゚)ノ

まとめ

一粒食べても、おなかがいっぱいどころか気持ち悪くなってしまったが、植物としてはすごくかわいい!

柑橘の中で最も小さいミカンの仲間の『金豆(キンズ)』は盆栽仕立てにするとすごくかわいい(≧▽≦)

じっくり育てると素敵な仕立てに出来上がりますよ!

金の豆と書くように、お正月に縁起物として利用される植物です。

場所も取らないから、一鉢育ててみてくださいね(^^b

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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