ミニコニファー種類いろいろ、育てば大きくなるんです!

ミニコニファー表紙

クリスマスが近づくと、お花屋さんの店先に小さな針葉樹の苗が並ぶようになります。黄色~青など葉の色も様々(*´ω`*)

寒さにも強いから、冬のアレンジにも使いやすいです。

ミニコニファーはミニのまま?

ミニコニファーとして販売されるコニファー(針葉樹)はどのくらい大きくなるのでしょう?

”ミニ”というくらいだから1mくらい?いやいや、ミニなのは現在の大きさであって、どの木もそれなりに大きくなります(^_^;)

黄色の葉の代表『ゴールドクレスト』に至っては最大10mを超えることだってあるんです(゚д゚)!

でも、ミニコニファーで販売されている品種ってそんなに大きい苗では販売されていない。

じつはそんなに大きくならないんじゃないの(-ω-)??

大きくならないんじゃない。大きくなると枯れるんです!

ミニコニファーとして利用されるコニファーは小さいうちから枝の茂りがよく、形の整う品種が利用されます。

生垣などで利用されるエレガンテシマなどももちろんミニサイズの苗がないわけではないのですが、枝張りがさみしくミニコニファーとして流通することは稀です(-_-;)

それに比べ、ゴールドクレストウィルマやシルバースターなどは、幼木からこんもり茂り、アレンジなどにも使いやすいボリュームでかわいらしく育ちます。

しかし、これらの木には難点がある。高温多湿に弱いんです(^_^;)

木が成長していくと、病気になる科率が高くなりたいていは夏を越せずに枯れてしまうことが多い。うまく夏を越えても2年3年と経つとたいてい病気で部分的な枯れこみや、全体がいきなり枯れるなどの症状が発生し、長くはもたないことが多いです。

ミニコニファーが大きく育つか調べたい

その品種が大きく育つか、育てやすいかどうかはインターネットの画像検索をかけてみるといいです(゚Д゚)ノ

品種名+画像検索にするとそのコニファーを実際に育てている画像を見ることができます。そこで大きくきれいに育っている写真があれば、育てやすい品種であるといえます。

試しにミニコニファー青系の代表種『シルバースター』で検索してみると、30㎝位の苗を植え付けている写真は多く見つかるのですが、それ以上に育っていたり、生垣にしている画像は一枚も見つかりませんでした(;´∀`)

ミニコニファー代表種をご紹介

ミニコニファーとして販売される代表品種と特性を簡単にまとめました。経験に基づく内容も含まれていますので、間違いあったらコメント欄に指摘してください(^_^;)

ゴールドクレスト・ウィルマ

小型から大型まで、様々なサイズで販売されるコニファー人気ナンバーワン品種。ミニで使われるのは通常のゴールドクレストより葉が密に茂るウィルマ種が多い。樹高は最大10mとされるが、日本ではそこまで大きくなる前に病気で枝枯れを起こすことが多い。

1m以上できれいに育っているウィルマは珍しい。基本的には鉢植えアレンジ用と思ったほうがいいですよ^^;

シルバースター(エルウッディ)

ローソンヒノキの仲間。正式には Chamaecyparis lawsoniana'Ellwoodii'

正しい品種名はエルウッディだが、流通名『シルバースター』の方が有名。

最大樹高は2~3mといわれているが、暑さに弱く日本では1m以上に育つことはほとんどない。

夏の暑さを防げる涼しい場所での栽培がおすすめ。半日陰くらいのほうが青みがきれいに出るようです。

ウィルマの黄色と対比する青いコニファーとして人気。

エンパイア

シルバースターと同じローソンヒノキの仲間。学名 Chamaecyparis lawsoniana Empire

シルバースターに似るが、葉が全体的に黄色味をもつ。ほかの性質はほとんどシルバースターと思って問題ないです(゚Д゚)ノ

コルムナリス

平べったい葉をしていますが、成長するにしたがってボリュームが出てきます。

学名は Chamaecyparis lawsoniana ‘Columnaris golden’

姿は違うけど、シルバースターと同じローソンヒノキなので、夏の暑さが苦手で突然枯れることもある(^_^;)

樹高は最大7mと大きいが、北海道くらいの気温でないとそこまで大きくなる前に枯れてしまいます。青葉のコルムナリス・グラウカと周囲だけ黄色くなるコルムナリス・ゴールデンがある。写真はコルムナリス・ゴールデン

ボールバード(ブルーバード)

Chamaecyparis pisifera’Boulevard’

上のシルバースターなどに比べれば育てやすいが、やはり大きくなると内側の枝が茶色くなりやすい。夏場の暑さは、多湿は苦手なので風通しのいい半日陰での栽培がおすすめ。

最終樹高は7mくらいとされていますが、日本では難しいかも(^_^;)

枝葉もカールしているうえ、成長はゆっくりなので剪定はほとんど必要ないです。

ラインゴールド

ミニコニファーとして販売される中ではかなり扱いやすく、大きく育てやすい。

学名はThuja occidentalis ‘Rheingold’

最大2mほどのもこもこ球体状に成長する。ふわふわの中に飛び込んでみたいかも(≧▽≦)

ただし、大きく育つと激しい雨や雪で形が崩れやすいので、50㎝くらいで剪定によってサイズを維持した方がきれいに育ちます。

他のミニコニファーに比べれば耐暑性もあるので夏越しも容易。比較的大きく育てるのも難しくないです。

きれいな黄金色を出すためにできるだけ日当たりのいい場所に植えるのがおすすめです(゚Д゚)ノ

パープルフェザー(レッドスター)

”レッドスター”(学名Chamaecyparis pthyoides 'Purple Heather'

もっとも色の変化が見事なコニファーです(≧▽≦)名前の通り寒さにあたると鮮やかな紫色に変色します。最大樹高も2m程度とコンパクト。

パープルフェザーは他の品種に比べると比較的暑さは平気なのですが、寒さには弱いので冬の冷たい風は気をつけましょう(^_^;)

地植えは東北地方南部までがおすすめ。それより北の地域では地植えの場合冬はシッカリと防寒を必要とします。

サマースノー

学名 Chamaecyparis Lawsoniana 'Summer Snow'

クリームがかったパステルグリーンの美しいコニファー。手触りも柔らかい。樹高は最大2.5mほどになるが、暑さと蒸れに弱いのでそこまで育つ前に枯れてしまうことも多い。寒さには強くマイナス20度にも耐えます(゚Д゚)ノ

このほかにも、ミニコニファーとして販売される品種のあるけど、どれも生垣のような大型に育てるのに向かない品種が利用されることが多いようです。

あくまでアレンジ・寄せ植え用途として利用するのがおすすめですよ(≧▽≦)

まとめ

ミニコニファーとして販売されているコニファーは大きく育てるのには向きません。

夏の暑さに弱い品種が多いので夏は風通しのいい場所で蒸れに注意して栽培しましょう。

冬のアレンジやミニクリスマスツリーに利用しやすいのがミニコニファーのいいところです。

上手に使って素敵な冬のアレンジを作りましょう(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

ミニコニファー種類いろいろ、育てば大きくなるんです!” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です