アリ・アブラムシ・テントウムシの特別な関係。効率的な駆除。殺アリ剤の選び方。

アリ・アブラムシ・テントウムシの特別な関係
アリ・アブラムシ・テントウムシの特別な関係

今、世間を騒がしている「毒アリ」ヒアリ(゚Д゚;)

刺されると死に至ることもアリということで、大変な問題になっています。

でも、普通のアリも毒こそないものの、家庭園芸においてはかなり問題アリ、なんですよ。

植物の天敵アブラムシ!

​植物の天敵と言えば害虫「アブラムシ」(;´Д`)

ほとんどすべてと言っていいほどの植物につく可能性があり、樹液を吸うことで植物を弱らせる。

アブラムシの害は樹液を吸うだけではなく、その糞や尿にカビが発生し、すすを被ったように葉を黒く汚す「すす病」を誘発します。

まあ、体は小さく1匹1匹は弱いので、薬剤を使って退治は簡単ですが、問題はその繁殖力。

春に1匹だけアブラムシがついたとする。これを放置しておくと秋には・・・・・・

2億匹に増える!

2億ですよ(゚Д゚;)

この繁殖力のすごさがアブラムシを退治しにくくしている要因。

薬で退治しても、その薬に耐えたアブラムシが1匹いたら、薬に耐性を持つアブラムシが次々増えていくということ。

あ、アブラムシは雌だけで繁殖可能。通常は1匹いれば子供を増やせるんですよ(;´Д`)
しかも、生まれた子のおなかにはもうその子供が入っている。
生まれてすぐに子供を産める。それが爆発的に繁殖する能力の秘密なんですね。

それとアリが何の関係があるのかというと、アリとアブラムシは超仲良しだからです(゚Д゚)ノ

写真はアブラムシと行動を一緒にするアリ(;´∀`)

アリとアブラムシの共生関係

アリとアブラムシは、お互いに利益を与え合う関係なんです(゚Д゚)ノ

  1. アブラムシは植物の樹液を吸う。
  2. 余分な糖を体外に排出する。
  3. この分泌液を求めアリがやってくる
  4. アリはかわりに外敵からアブラムシを守る。

このように、アリは分泌液をもらい、逆に外敵からアブラムシを守ったりする「共生関係」にあります。

しかも、アリはほかの場所からアブラムシを連れてきて人の植物の上で繁殖させる「牧場」のようなことをする場合もあるともいわれており、ただアブラムシだけを退治してもまた同じことが繰り返される可能性が高いんです。(; ・`д・´)

​そんなアブラムシにも天敵はいます。

それが、テントウムシ

テントウムシは幼虫から成虫まで。主食はアブラムシを食べる肉食系の昆虫です。

テントウムシの食事量はどれくらいかというと、

幼虫の時代は、アブラムシを1日に20匹

成虫になると1日に100匹以上食べてくれるといわれています。

アリは大切な友人アブラムシを守るためテントウムシを追い払います。アリはアブラムシのボディガードなんですね(゚Д゚)ノ

だからアリを放置しておくことは、アブラムシの繁殖を助けることでもあるのです。

アリに効く殺虫剤はない?!

おうちの殺虫剤を確認してください。

すべての農薬には裏に効果のある虫の名前が書かれています。

参考リンク→:虫も病気もこれ1本!『殺虫殺菌剤スプレー』で、どれがいいの??

しかし、農薬として登録のある薬に「アリ」に効果がある殺虫剤はないはずです。

なぜなら、「アリは植物に直接害を与える虫ではない」からです。

いくらアブラムシと仲が良くても、見た目が気持ち悪くてもそれは「不快害虫」

直接植物から樹液を吸ったり、葉を食べることはないため除外されているのです(;´・ω・)

とは言っても、こまるものは困る( ˘ω˘ )

だから、アリ退治用殺虫剤というものは存在しています。

即効性か、巣ごと退治か、

アリは専用の「殺蟻剤」(殺アリ剤)というものが存在し、いろいろなものが各社から販売されています。

その種類は大きく4つに分類されます。

  • 即効性
  • 侵入防止
  • 巣ごと退治
  • 毒餌タイプ

ひとつずつ見ていきましょう。

「即効性」殺アリ剤

即効性は「今そこにいるアリを殺す」ことに特化した薬。

キモチノワルイ虫を目の前から早く退治したいときに有効な薬です。

目の前のアリはすぐに退治できるが、それだけでは根本的な解決にならない(;´Д`)

何万匹というアリの群れのうち、数十匹を退治しても、その場所を狩場だと情報共有しているかぎり、巣から次々に新たな蟻が派遣されてくるだけです。

今いるアリをひとまず退治したい。という場合以外はあまり利用価値がない薬です。

「侵入防止」殺アリ剤

侵入防止タイプは、アリの入ってほしくない場所を粉状の薬剤でガードするというもの。

花壇など侵入されたくない場所にまいて囲うような使い方をします。

これも即効殺虫に近い効果。

薬をまいた周囲を防除するだけで、薬が切れればまたやってきます。

成分は基本的に即効性なので巣に持ち帰って退治などの効果はあまり期待できません(;´Д`)

「巣ごと退治」殺アリ剤

液体タイプで「巣ごと退治」ができるタイプの薬品です。

これは直接アリにかけるのはもちろん。巣が分かれば巣に向けてかけることで、巣の中のアリも退治します。

住友化学もフマキラーも有効成分は〈フィプロニル〉(住友化学はプラスもう一剤の混合)

これは薬のかかったアリが、ほかのアリに接触することでも殺蟻効果があるという、優れものの薬剤。

即効性はないが徐々にその効果が巣全体に広がり、2~3日でほぼ退治が完了する(゚Д゚)ノ

ただ難点は、巣の近くにまかないと効果が発揮しにくいこと。

そして、深くまで巣を作る種類のアリはすべてのアリを絶滅させられない場合があるという点。

あとは、液体なのでお店から買って帰るとき重たいというのもある(;´Д`)

「毒餌タイプ」殺アリ剤

そこでおすすめはやはり「毒餌タイプ」の巣ごと退治アリ剤

このタイプは餌として巣の中に持ち帰らせて退治する。

餌は女王アリにも届けられるから、その巣の女王さえ退治できれば、あとは自然にいなくなっていく。

それに、このタイプは植物や地面に薬剤をかけるわけではないから、畑や植物の近くでも安心して使用できるのもいいポイントだ。

難点を言えば雨にぬれると駄目であるという点だが、少しの雨ならケースに入っているので問題ない。

あまりに強い雨の予報の前には取り込んでおこう。

1匹いたら100匹はいる!

実際に目にするアリは、ほんの一部。

多くのアリは1匹の女王アリを中心としたコロニーを形成して、地上に出てくるのはほんの3%。ほかの97%は巣の中で働いているといわれています。

近年はヒアリだけでなく、外来種のイエヒメアリ(土が無くても巣を作り家の中にも侵入)やアルゼンチンアリ(コロニーに複数の女王アリがいて繁殖力がすごい。攻撃性が高く危険)も広がりを見せています(;´Д`)

みつけたら早めに退治するようにしましょう(^^♪

では、皆さまよい園楽を~~~ヾ(≧▽≦)ノ

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