お庭に植えてはいけない!ハーブティに最高のハーブ『ミント』
ハーブが育てたい!そうだ!お庭をハーブガーデンにしよう。
やっぱりハーブといえば『ミント』だよねー(≧▽≦)
どうせならいろんな種類のミントを花壇に植えて、毎日違ったミントティを楽しむのって最高じゃない?
よし!お庭にミントをいっぱい植えよう(*´▽`*)
(; ・`д・´)悪いことは言わないから、絶対にやめておきなさい!!!
目次(*´▽`*)
絶対にやってはいけない。ミントの混植
ハーブの中でもトップの人気を誇る『ミント』
チョコミントやアイスクリームなど、お菓子にもよく利用され、ハーブティの中でも「ミントティ」は飲みやすいことで定評があります。
ハーブ苗としてお花屋さんでもたくさんの種類のミントが販売されていますが、ハーブの中でも特に『お庭に植えてはいけない植物』だといわれています。
特に2種類以上のミントを混植することは、後々大変なことを引き起こすことになりかねません(*_*;
今回はそんな『ミント』の危険性と、安全に楽しむ扱い方、育て方をご紹介します。
ミントってどんな植物?
ミントはシソ科ハッカ属(Lamiaceae Mentha)の植物の総称。
簡単に雑種ができるので、その品種は600種を超えるといわれています。
特徴は葉に、爽快味や冷涼感を与えるメントールを多く含むこと。触れることでさわやかな芳香を放ちます。
香りの強さは品種によって違うが、スーッとする香りはハーブティや料理、アロマオイルとして人気が高い。
お茶やたばこ、歯磨き粉、お菓子、最も身近なハーブといっていいんじゃないかな(≧▽≦)
人間とのかかわりは古く、一世紀の書物にもすでに記載される。新約聖書のマタイ伝には『ミント』を税の一部として納めさせていたという記述があるなど、貴重品であったことがうかがえます。
広がる・交雑する・はびこる!!雑草化するミント
苗で販売されるミントはかわいらしいコンパクトな姿をしていますが、お庭に植えると本性をあらわします(;゚Д゚)
ミントは地下茎をのばし、どんどんと周囲にその生息域を拡大し、雑草もびっくりな勢いではびこります(^_^;)
これが、単一品種で植えてあるならまだいい。香りのグランドカバーとして楽しむこともできますが、いくつかの品種をまとめて植えた場合は大変なことになります。
ミントは非常に交雑しやすい性質があります。複数品種が植えられていると、花が咲くことで雑種ができて種からも繁殖します。
('ω')「うちは土地がいっぱい余ってるからはびこっても平気」
そう思っている方も、複数品種の混植はおすすめしません。
なぜなら、雑種化したミントは、もとの品種よりも強い品種になることが多いからです!
雑種強勢と雑草化、役に立たない雑種ミント
犬でも純血種より雑種の方が丈夫だったりするように、雑種化したミントは元の品種より強くなります。これを雑種強勢といいます。
強いだけならいいのですが、たいていは親より品質が劣るのが普通。香りが薄くなる、変な香りになる、えぐみが出るなどです(^_^;)
パワーアップした”雑種ミント”は、その強さでいずれ元の品種を駆逐し、すべて役立たずのただの”くさい雑草”になってしまうんです。
こうなると、処分するのも一苦労。地下茎が走っているので抜きにくいし、触れるたびに臭いにおいに苦しめられることになります(゚Д゚)ノ
ミントを安全に育てよう。はびこらないミントの育て方
それでもなお、お庭に植えるというなら以下の注意を守って栽培しましょう。
- 範囲を決めて、そこから広がらないように管理する。
- 植栽は1品種ごとに。複数植える場合は離れた場所で交雑しないよう管理。
- 花は咲かせないように、花が上がってきたら刈り込んで咲かないようにする。
このように管理下で育てる分には非常に有用な植物ですよ(≧▽≦)
安心なミントの鉢植え栽培
栽培環境から逃げ出させないためにも、おすすめは鉢での栽培。
ミントは生育旺盛なので一鉢に一株。ミントを単体で植え付けるのがおすすめ。
ミントの土
性質が強いので、お花の培養土や野菜の培養土でも十分よく育ちますが、やっぱり安心なのはハーブの培養土。
乾燥を嫌うので水持ちのいい土がいいのですが、夏場に蒸れると葉が痛むので水はけも必要です(゚Д゚)ノ
自分で配合する場合は、赤玉小粒4:腐葉土3:パーライト3のような水はけ水持ちのよい配合を目指しましょう。
植え付け時期は春か秋なら時期を選びません。苗より一回り大きな鉢に植え付けましょう。
ミントの植え替え
生育旺盛なミントは根の成長も早い。根詰まりすると生育が悪くなるので1~2年ごとに植え替えを行いましょう。
鉢を大きくするか、株を分けておなじ鉢に新しい用土で植え付けます。
植え替えの際は古い土を1/4ほど落として古い根や広がりすぎるランナーを整理して植え直ししましょうね(≧▽≦)
ミントの肥料
肥料はハーブ用がなければ、花用もしくは野菜用の緩効性肥料で構いません。
生育旺盛な春~夏は肥料切れを起こしやすいので即効性のある液体肥料を10日に1度程度、定期的に与えましょう。
ミントの管理
ミントは日当たりのいい場所を好みますが、乾燥と夏の暑さが苦手。北海道でミントの仲間の”薄荷(ハッカ)”栽培が盛んなのも夏が涼しいためです。
鉢植えの場合、高温時は風通しのいい半日陰に移動して管理しましょう。
地植えする場合でもガンガンの日差しの下より、家や樹木の陰になる半日陰に植えるのがおすすめです。
7月ごろになるとミントに花が咲くことがあります。
花を咲かせると、雑種ができるだけでなく、葉の香りも少なくなってしまうので、花を咲かせないように摘み取るようにしましょう(゚Д゚)ノ
ミントいろいろ。代表的なミントの種類をご紹介。
知られているだけでも600以上の品種があるといわれる『ミント』
ここでは、よく使われる代表的な品種だけをご紹介します。
スペアミント
ミントの定番。香りはさわやかで料理・お茶など様々に利用できます。以外にもスーッとする成分メントールはほとんど含んでいません。消化を助ける効果もあり1鉢あると料理にも重宝します。
ミントで悩んだらスペアミントかつぎのペパーミントがおすすめ。
ペパーミント
やや香りの刺激は強い。これは主成分にスーッとするメントールを50~60%含むため。
香料や医薬品として使われるのはこの品種が多い。頭痛・腰痛・胃痛などに効果があるとされます。
ペパーミントは黒味を帯びる”ブラックペパーミント”と透明感のある”ホワイトペパーミント”があります。
薄荷(ハッカ)
日本に自生するミント。ジャパニーズミントと呼ばれ、明治時代には北海道で大規模栽培がおこなわれ、薬用として世界中に輸出されていた。
精油のメントール含有量は70~90%とペパーミントよりも多い。
しかし、メントール含有量が多すぎるので、お茶にはあまり向かない(^_^;)
合成素材の登場で栽培は減ってしまったが、最近はその有用性が見直され栽培や需要も増えてきています。
アップルミント
りんごのような香りとかわいい丸葉が人気。
パイナップルミント
アップルミントの変種で、葉にクリームや白の斑が入る。りんごやパイナップルの香があります。お茶やスイーツに利用するだけでなく観賞用としても可愛いですよ(^o^)
ペニーロイヤルミント
低く広がる特徴のあるミント。踏みつけにも強いのでグランドカバーとしても利用できます。ミントの中では珍しく、お庭植えが推奨できるミント。
低く広がるので芝生代わりに植えてもいいです。
ミントだけどあまりお茶には向きません。代わりに虫除け効果があるので、アリやカメムシを寄せ付けにくくする効果が期待できます。
マウンテンミント
ミントと名前はつくけど、実はミントの仲間では有りません。
細葉と広葉タイプが有り、広葉のほうが背が高くなります。ミントじゃないけどハーブティー、サラダ、料理、ポプリなど普通のミントと同じように利用できます。
まとめ
ハーブの中でも丈夫で育てやすい「ミント」ですが、お庭に植えると際限なく広がって大変なことになります。
基本的には鉢植え栽培にしましょう(''ω'')ノ
特に複数品種を育てる場合は雑種化することを防ぐため花が咲いたら早めに摘み取るようにしましょうね。
上手に管理すれば利用価値の高いハーブです。まずは一鉢育ててみましょう(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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