雑木のお庭に紅葉のきれいなナナカマドはいかがですか?
お庭のシンボルツリーは何にしよう?
どうせなら花が咲いて、実も楽しめて、紅葉もきれい(*´▽`*)
そんな贅沢な希望を叶える木の一つがナナカマドです。
同じような条件の庭木としては「ジューンベリー」があります。今回のナナカマドと比較検討してくださいね(≧▽≦)
目次(*´▽`*)
ナナカマドの名前の由来は?
ナナカマドの名前は「七回かまどに入れても燃え残る」ともいわれるが、実際はよく燃えて燃え残ることはないらしい(^_^;)
名前の由来は「良質のナナカマドの炭を作るためには、七日間炭焼きかまどに入れておく必要がある」ことが縮められナナカマドになったというのが有力かもしれない。
ナナカマドってどんな木?
ナナカマドはバラ科ナナカマド属の落葉高木。(学名;Sorbus commixta)
日本では北海道から九州の山地、朝鮮半島・サハリン・南千島に自生しています。
日本全国で栽培が可能ですが、寒さに強いが暑さが苦手なため、関東以西の都市部では生育が悪かったり、害虫の被害を受けることがあります(*_*;
特にカミキリムシの被害が大きいので注意が必要。
ですが、北海道や東北地方では街路樹に利用されるくらい丈夫に育ちます。
山に生えるナナカマドは15mにも育つ大木。しかしお庭では大きく育ても、せいぜい5~10m程度です。
ナナカマドとニワナナカマド
なかなか庭木でナナカマドを扱っているお店は少ないかもしれません(^_^;)
でもたまに小さい鉢植えの「ニワナナカマド」という商品が販売されている場合があります。見た目はまるで小さいナナカマドですが、正しくはナナカマドではありません。
一般的にニワナナカマドで流通するのは、バラ科保崎ナナカマド属(学名:Sorbaria kirilowii)正式名称はチンシバイ(珍珠梅)といいます。
葉の形は、ナナカマドそっくり。しかし背丈は1~2m程度とコンパクト。白い花は観賞価値も高いです(≧▽≦)
しかし!このニワナナカマドは赤い実をつけません。ほとんどの花は散ってしまうか、なんだか汚い種をつけるだけ。観賞価値はありません。
しかもほとんど紅葉もしないと来ている(^_^;)
新緑~花時期までは非常に観賞価値も高いけど、『ナナカマド』の紅葉と実を期待しているのなら買ってはいけません(゚Д゚)ノ
表示ラベルの内容が普通のナナカマドと混ざって、「赤い実がつく」「紅葉がきれい」など書かれている場合がありますが、惑わされないように注意しましょう。
ナナカマドの育て方
お店ではなかなかお目にかかれなくても、今の時代ネットで購入することも可能です。
ナナカマドの植え付け注意点をご紹介。
植え付けの時期
鉢植えからの移植なら年間通していつでも大丈夫ですが、一番いいのは落葉期。暑い時期は避けて植え付けましょう。
根巻・ルートコントロールポット・ポット植えそれぞれの植え付けは、過去の記事を参考にしてくださいね。
土づくり
植えつける根の倍以上穴を掘って出た土に3割ほど「たい肥」もしくは「腐葉土」を混ぜて植え付けます。肥料はあとからでもいいし、マグアンプKのような土に混ぜる緩効性肥料を入れてもいいです。
支柱
1m以上の木を植えた場合、風で倒されないように必ず支柱を立てましょう。風で揺られると根が張りにくいのでしっかり支柱で支えます。1年くらい経ち、根がしっかり張った後は外しても構いません。
ナナカマドは半日陰で育つ?
残念ながら一般的なナナカマドは、半日以上日があたる「日当たり」で育てなくてはいけません。
日当たりが悪いと生育が悪くなり、実がつかなかったり、紅葉しないことがあります。
ニワナナカマドは紅葉はしないものの、半日陰にもそれなりに耐えるので検討してもいいかもしれないですね(≧▽≦)
まとめ
紅葉の美しい庭木の代表「ナナカマド」
結構大きく育つので、場所を選んで植え付けましょう。
寒い地域では丈夫に育ち、紅葉も実も楽しめる。大きく茂る姿は素敵ですよ(≧▽≦)
特に冬寒い地域の皆さん、シンボルツリーにぜひ検討してください。
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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