『真夏のガーデニング』挿し木で大増殖!ポーチュラカは超簡単

夏の間どんどん花咲き、丈夫に育つ。

人気の花ポーチュラカ。

今回は剪定した枝を大量にもらったので、ポーチュラカの挿し木に挑戦しました(≧▽≦)

挿し木というと、さし穂を作って、発根材をつけて、挿し木用の土を準備して……と大変なイメージがありますが、ポーチュラカはその常識を覆す!

他の植物ではゆるされないが、ポーチュラカだからできる。

超お手軽、非常識な挿し木の紹介です(;´∀`)

正しい挿し木の方法については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

参考リンク:失敗しない!挿し木の方法4つのポイント、挿し木の利用は『改正種苗法』でどう変わる?


ポーチュラカとは?

ポーチュラカを知らない方のためにちょっと説明(''ω'')ノ

夏の暑さに負けず日差しの下で色鮮やかな花を咲かせるポーチュラカ。

最近は八重咲や変わった花色も増え、楽しみが増えた夏の定番花。

ポーチュラカは、世界の熱帯から温帯の比較的乾燥気味の地域に分布する、スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草。

学名: Portulaca oleracea

冬の寒さに当てなければ冬越しも可能だけど頑張って冬を越させるほどの花でもないので、1年草と割り切ったほうが楽です(^_^;)

ぷっくりとした葉を持つ多肉植物で、高温・乾燥化でも効率的に光合成をおこなうことができる『C4植物』に分類される。

そのため、真夏の強い日差しの下や、極端に乾燥した環境でも丈夫に育って花を咲かせ続けることができるのです。

C4植物とは?

C4植物は、取り込んだ二酸化炭素を圧縮して、効率的に利用する機能があるので、通常の植物が育つことのできない環境でもすくすく育つことができます。

ポーチュラカのほか、トウモロコシや夏に茂る雑草のなかまにこの光合成をおこなうものが多いです。

この機能のため、真夏の暑さも乾燥にも耐えることができ、栽培が超簡単。

さらに、簡単なのは栽培だけではなく、繁殖も『挿し木』で超簡単に行えるポーチュラカ。

今回はその挑戦のレポートです。

ポーチュラカの挿し木は超簡単?

夏に強く、カラフルでかわいい!

そんな素敵な花、ポーチュラカですが、夏は何しろよく伸びる(;´・ω・)

あんまりだらりとしてもカッコワルイし、内側がスカスカになってくるので、たまには剪定してあげるといいです。

切る場所はどこでもOK。

ちょっと肥料も追加してあげればまたむくむくと枝を伸ばして次々開花します。

剪定した枝をもらってきた

​伸びきったポーチュラカをバッサリ切った枝。

実は全部『八重咲のポーチュラカ』なんです(#^.^#)

お店で買うと結構お高い。八重咲品種。

このまま捨てるのはもったいないと、剪定作業のお礼にともらってまいりました。


​ポーチュラカは挿し木がつきやすいとは知っているのですが、まだやったことがなかったのでレッツチャレンジ!

(*'▽')

(*'▽')

(*'▽')

(*'▽')

(;´∀`)

とは言ったものの、、、忙しくてビニール袋に入れたまま三日間も放置してしまいました(;´Д`)

普通の植物だったら間違いなくご臨終。

少なくとも挿し木など到底不可能なはずなのですが、そこはポーチュラカ。

不可能を可能にする生命力!!!

​(゚д゚)!

ピンピンしてる!すげ~!

通常は発根剤をつけて、蒸散を防ぐため葉の枚数を制限し、清潔な挿し木専用用土に挿す・・・というのが常識。

しかし今回はそんなもの用意していないし、どーせ貰い物だし枯れてもいいや(-"-)

いっぱいあるし、少しでもついたら儲けものでしょう。

そんなわけで、ひどい挿し木を慣行。

​あまりものの鉢に、庭の砂を詰めただけ。そこに何も考えずに挿す!!

量が多くて挿しきらなかったから、これまた適当に庭の開いてる場所に直挿し。

注意!!

これは悪い見本ですよ(;´Д`)

普通の植物はこんな挿し方では着きませんよ~

そして・・・活着したのは・・・?!

​挿して1週間。

まあ、失敗していたらこのあたりでダメな枝は枯れてきてわかるもの。しかし・・・

なんということでしょう!!

活着率100%(゚Д゚;)

3日もほっておかれて、しかもなんだかわからない土に挿しただけで、すべて発根。

きれいな花を咲かせました!

恐るべしポーチュラカ・・・(゚Д゚;)

写真撮るのが遅れて花が終わってしまっているけど、数日前は満開でした(^^♪

伸びた枝を切ってその辺にさせば、庭中ポーチュラカ祭りにすることも夢じゃない?!

ポーチュラカの弱点

完全無敵にも思えるポーチュラカ。

雑草もびっくりの繁殖力だが、耐寒性が全くない。

12度以下で枯死するという軟弱ぶり。

しかしその反面、30度越えの夏の暑さにも平気で花を咲かせるのだから夏にはうってつけ。

種からの繁殖も、不稔で種ができない品種が多く、自家採取やこぼれ種での繁殖は難しいと思った方がいいでしょう。

まあ、これで耐寒性があって、種でも増えてたら雑草化して大変かもしれない…

結構美味しいポーチュラカ

前回の記事衝撃!動く植物!」でも少し触れたが、ポーチュラカは食用にもなります(*'ω'*)

お花屋さんの苗は薬をなに使っているかわからないから、あまりお勧めできないけど、自宅で育てたものや近縁の雑草「スベリヒユ」は結構おいしい。

クックパッドにもスベリヒユのレシピが結構投稿されている。

料理するのは苦手なので、ひとまず庭で育ったポーチュラカを食べてみた(うちで無農薬で結構伸びたからたぶん大丈夫(-.-))

柔らかそうな新芽をパクリ・・・・・

ん??

そのまま何もつけないで食べたけど、ほとんど青臭さもなくむしろ美味しい(*‘ω‘ *)

モロヘイヤのような粘りがあり、そのままサラダに投入できるレベルのおいしさ!

へたな野菜よりよっぽどうまいぞ(#^.^#)

山形のソウルフード

Wikipediaによれば、山形県では「ひょう」と呼び、 山菜として 茹でて芥子醤油で食べたり干して保存食にもされた。

沖縄県では「ニンブトゥカー(念仏鉦)」と呼ばれ、葉物野菜の不足する夏季に重宝されるらしい。

海外では炒めてサラダにする地域も多いとか。


​薬用としても有効で、ドライにしたものが薬用ハーブとして販売されていたりします。

ハーブとしてのポーチュラカ(スベリヒユ)

ハーブ名では「パースレイン」や「馬歯見」と呼ばれます。

はっきり言って雑草なので、苗の販売はほとんどありません(^_^;)

たまに種が販売されています。

効能としては皮膚化膿、湿疹、蜂など虫に刺されたなど皮膚トラブルにこれを絞った汁をつけるとよいとされる。

ドライのものは細菌性の下痢の予防 (たとえばO157など)や、そのほか、不正出血や産後・流産などの出血に内服して止血効果、百日咳にも使われるというなんだかすごい草(゚д゚)!

ポーチュラカもほぼ同じ効用があるとされるが、園芸用途で販売されるポーチュラカは農薬を使用している可能性があるので、食用にする場合は注意が必要です。

まとめ


今回は簡単に挿し木ができる、真夏の救世主『ポーチュラカ』をご紹介しました。

まだまだ花本番のポーチュラカ、ぜひ試してみてくださいね。

ちぎって挿せばお庭中ポーチュラカも夢ではない!?

では、皆さまよい園楽を~~~~~~~~(≧▽≦)

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