庭木の根が水道管を破る心配はないの?お庭の生垣と水回りの関係・注意点まとめ

水道管表紙
水道管表紙

念願の一軒家を立てた!

でも外構工事はまだ(^_^;)

お家を建てるだけで結構お金がかかったから、お庭づくりは自分たちの手で行おう!

そう考えている方も多いと思います。

全部は無理でも、植物の植え付けぐらいは自分で植えると、それだけでも愛着がわきますよね(≧▽≦)

でもそんな時心配なのが、『水道管』

庭木の根が水道管を破ってしまったりしないの?どこに植えたらいい?

そんな疑問にお答えします(≧▽≦)

庭木を植えよう!植えるのはどこでもいい?

この記事で分かること

  • 庭木を植えていい場所、悪い場所。
  • 掘ってみたら水道管?!こんなときどうする?
  • 庭木の根は水道管を破ることがあるか?
  • 庭木の正しい植え方

まずは大きなものから決めていくのがセオリー。

庭のメインをはるのは、庭木。

主にシンボルツリーと呼ばれる中心となる木と、生垣樹です。

シンボルツリー

名前の通り、庭のシンボル。

中心となる木なのでそれなりに大きく、見栄えのする樹種を植えます。

参考リンク⇒:グリーンアドバイザーが選ぶ、おすすめシンボルツリーと、おすすめしない庭木

苗木から育てていくという方法もありますが、お庭の主役となる木はやはり、ある程度は育っている木を植えておきたいところ。

すでに形の整えられた2~3mも木がおすすめですが、自分で植えるにはちょっと大変。

このサイズの庭木の植え付けは造園屋さんに依頼しましょう。

自分で植え付けまで行うなら、1.5~2mくらいのものが購入しやすく、植え付けももしやすくおすすめです。

生垣樹

生垣樹は敷地の境界を分け、視界を遮ることを目的に植え付けられます。

そのため、「常緑で刈込に強く、枝が密に生える木」であることが条件。

しかし、植栽の一部として観賞目的で植える場合はこの条件に当てはまりません。

最近は壁のように周囲を覆いつくすような生垣よりも、低めの木を植栽して周囲に調和する生垣の方が好まれています。

リンク⇒:生垣を作ろうおすすめ品種と選び方1

庭を掘ったら水道管?!

よし!自分で庭木を植えるぞ!

張り切って穴を掘っていると、アレ?なんか埋まっているぞ??

これは水道管だ(゚Д゚)ノ

と驚くことがよくありますが、たいていの場合”水道管”ではありません。

たいていの場合、掘りあてるのは雨水管

お庭にうまっている水道関連の管は3つあります。

  • 雨水管
  • 下水管
  • 水道管

です。

「水道管」は一番深く、太さも20㎜~25㎜なのでそれほど太くありません。

その上に家庭の排水を流す「下水管」が通っています。

最後に雨どいや家の周囲の排水を流す「雨水管」が通っています。(地域によっては雨水管と下水管が一緒の場合もあります)

雨水管は庭の比較的浅い場所を、家の周囲に沿って配管されることが多いので、生垣を植え付ける時によく掘り当ててしまうことがあります。

雨水管の周囲に植物を植えてもいい?

配管が通っているからといって、植え付け場所を移動するのは難しい(。´・ω・)

この場所に庭木を植えても大丈夫だろうか?

答えとしては、「あまりお勧めはしない」

近年の配管はしっかりしているので、そう簡単に植物の根にやられるようなことはないけど、根が侵入して配管を詰まらせる事例はそれなりにあります。

雨水管なので、家のトイレが詰まるや水が出なくなるといったことはないけど、雨水の排水が滞ることでどこかの水があふれる可能性があります。

配管が通っている場所はあまり根の強くない草花や、ツツジなど根の浅い植物を植えるか、フェンスなど他の人工物での目隠しに切り替えるのがおすすめ。

下水管には特に注意!

シンボルツリーを植栽する場所が道路に近い場合は、その下に下水管が通っている可能性もあります。

下水管に植物の根が侵入して詰まると、家中の排水が詰まってしまう可能性があるので要注意です。

特に根の強い背の高い木を植える場合は、家の設計図・配管図などを確認して配置することがおすすめです。

一度根が侵入すると、配管内は常に水が豊富なためどんどん配管内に根を伸ばし、最終的に詰まらせてしまいます(゚Д゚)ノ

そうなると個人での作業は難しいため、水道屋さんに相談しましょう。

水のトラブル救急車なら年中無休、7時~24時まで電話相談を受け付けています。

相談内容を聞き、最短20分でエリアの担当者が来てくれるので、いざというときでも助かります(≧▽≦)

でも、そうならないように、庭木を植える時点で場所をよく確認しておきましょう。

上水道に被害が出ることはほとんどない

植物の根が管をふさぐのはほとんどが雨水管か下水管。

上水道が植物の根に壊されることはほとんどありません。

上水道は、配管類よりも深くに配置され、常にかなりの水圧がかかている状態に耐えられるように、配管より丈夫な管が使われています。

植栽の際にも、上水道の管はそれほど気にしなくても大丈夫だと考えられます。

配管がある場所に庭木を植えるには?

そうは言っても、配管を避けていたら植物を植える場所がなくなってしまう(;´∀`)

その場合はツツジやサツキなど、根張りの浅い植物を植えましょう。

リンク⇒:ツツジとサツキ、どこが違うの?これで完璧!見分け方

また、根の張りが深い植物を植える場合は「根域制限ポット」を使用することで、根を小さく抑えることができます。

リンク⇒:根巻、ルーコン、ポット植え。庭木の植え方。どうやって植える?~ルーコン編~

まとめ

お庭を深く掘ると、高確率で配管にぶつかります。

本来なら避けて植え付ける方がいいが、ほかに植え付ける場所がないなら配管の上に植えても問題ありません。

植物の根には配管をぶち破って侵入するような力は、そうそうありません。

歩道の植え込みの街路樹が周りのアスファルトを持ち上げて育っているから、「根の力はすごい!」と勘違いされているかもしれませんが、障害物があった場合、普通はその場所を避けて根を伸ばします。

わざわざ固いものをぶち破ろうと挑戦する意味は植物にありません。

街路樹が周りのアスファルトを持ち上げているのは、ほかに根を張る場所がないからです。

街路樹の周りは沈下防止のため砂利やコンクリで固められていて、ほかに逃げ出す場所がない。根は仕方なく堅いアスファルトに勝負を挑んでいるんです(^_^;)

リンク⇒:台風被害!何で街路樹が倒れるの?

庭に植える生垣樹やシンボルツリーで使われる木は街路樹で使われる太く大きい木とは違い、そこまで根も強くない。

絶対大丈夫とは言えないけど、ほとんどの場合は問題ないと言える(=゚ω゚)ノ

どうしても心配な場合はエクステリア関連に強い造園屋さんに相談しましょう。最終手段としては配管を引きなおすという方法もあります(大変だけど)。

植物の根よりも、張り切って耕している途中、スコップなどで配管を壊さないように注意しましょうね(^_^;)

では、皆様よい園楽を~~~~~(。・ω・)ノ゙

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