根巻、ルーコン、ポット植え。庭木の植え方。どうやって植える?~ルーコン編~

そうだ!庭木を植えよう(≧▽≦)

そう思い立ってホームセンターや園芸店に行くと、庭木や生垣樹は普通の花苗と違う仕立てで販売されていることがあるんです。

それが”根巻”とルーコンこと”ルートコントロールバック”

もちろん花苗と同じようなポット植や鉢植えの商品もあるんだけど、根巻やルーコンはどうやって植えたらいいのか悩んじゃいますよね(=_=)

そこで今回はルーコンこと、ルートコントロールバックの場合の庭木の植え方を紹介します(≧▽≦)

根巻の植え付けに関しては以前の記事をご覧くださいね(≧▽≦)

ルーコン(ルートコントロールバック)とは?

ルートコントロールバック(ポット)とは不織布で作られた鉢のこと。

一般的には腐らない素材(ポリエステル生地など)で作られています。

穴は開いていませんが布なので、表面からも水を通すので通気性のいい鉢の代わりとして栽培もできます。多くの土を利用する野菜栽培などでも利用されていることがありますね(*’▽’)

しかし、基本的な目的は名前の通りルートコントロール、根域制限のために作られている鉢になります。

ルーコンの目的は植物を育てさせないこと?

ルートコントロール(根域制限)とは、簡単に言えば「根詰まりさせて植物の生育を押さえること」

なんでわざわざ根詰まりをさせるのかといえば、開花を早めたり、大きくなりすぎる植物の生育を抑制するためです。

植物、特に大型樹木は根が伸びる余裕があればいくらでも根を伸ばし、それと同じだけ地上部も生育します。

大きく育てるならいいのですが、お庭など限られたスペースで楽しむのには大きくなりすぎると問題がある場合も多い。

その場合、このルートコントロールバックを使うことで、成長を遅らせたりコンパクトに仕立てることができるんです(‘ω’)ノ

果樹は収穫が早くなる

果樹の苗を育てる場合、サクランボやリンゴなど、本来であればそれなりに大きく育つまで実をつけないものが多い。

そんな時には苗をルートコントロールポットで育てることで、根が無駄に広がることを抑制して、根を押さえることで通常の地植えよりも早くから花が咲き、実を楽しむことができるようになります。

ルートコントロールバックの仕組み

根を詰まらせるだけなら鉢植えでも同じはず。

ですが、不織布で作られたルートコントロールバックとの一番の違いは、すべての根の発育を制限するわけではないというところです。

ルートコントロールバックは太い根は通さないので、多くの根はバックの中に発生することになりますが、バックの中がいっぱいになると不織布の隙間から細かい細根はバックの外にも伸びることが可能なんです。

バックのまま土に植えたときは不織布の表面からは水の透過があり、細かい根が周囲の土に伸びることもできる。

これが通常のビニールポットや鉢植えと違う大きな部分。

例えばビニールポットをそのまま土に植えた場合は、壁面から周囲に根が伸びることはできません。

しかしビニールポットは鉢底に穴が開いているので、太い根がその穴から周囲の土に伸びだし、ポットの下にポット内とは別の根域を作ってしまいます。

この場合、生育を押さえる効果は無いうえに、ポットの穴から伸びる1本が切断されると下の大きな根域をまとめて失うことになります(゚Д゚)ノ

庭木ポット苗の植え付け

あまり大きくしたくない。根がはびこっては困る。などの理由でポットのまま土に埋めてしまう方もいますが、上で書いたようにそれではなんの解決にもなりません。それどころか株を痛めるリスクさえあります。

ポットに植えられている苗を植え付ける場合は、普通の植物を植えるのと同じようにポットから取り出して土に植えるようにしましょう。

たいていの場合は根が回っていて土が崩れることは少ないですが、根がしっかり回っていない場合は根を傷めないように土を崩さず慎重に植え替えを行う必要があります。

植えつけに必要な土壌改良、水極め、支柱を立てる作業などは根巻の植え付けと同じです。

ルートコントロールバック苗の植え付け

庭木がルートコントロールバックに植えられた状態で販売されていた場合、どのように植え付ければいいのでしょうか?

これはその植物をどのように育てたいかによって変わってきます(゚Д゚)ノ

庭木・果樹を本来のサイズで大きく自由に育てたい!

植物を大きく育てたい場合には、根域制限は行わない方がいいのでルートコントロールバックを外して植え付けます。

ビニールポットと違って細かい根が不織布に絡んでしまっているので、ポットをそのまま外すということはできません。

外して植え付ける際はルートコントロールバックを縦に切り込みを入れてミカンの皮をむくようにはがしていきましょう。

どうしてもルートコントロールバックがはがせない場合

細かい根が不織布に絡みついてポットが外せない場合があります(=_=)

この時は底面だけを切り取って横の不織布はそのままで植え付けを行って構いません。切れ込みが入っていればそこから自由に根を伸ばすので無理にはがさなくても大丈夫ですよ(-ω-)/

あとは普通の庭木の植え方と同じです。

庭木・果樹をコンパクトに、早く花や実を楽しみたい!

根域制限をしてコンパクトに育てたい場合は、ルートコントロールバックに植わったまま土に植え付けます。

根が制限されることで生育が抑えられ、コンパクトに育ち、花や実も早くからつくようになります。

不織布は水を通すので、地植えと同じように水を与えなくても雨水だけで十分に栽培することができるので便利ですね(≧▽≦)

ポット植えや根巻の庭木も、別売りのルートコントロールバックに入れてから土に植えることで、根域制限をした栽培をすることも可能です。

ルートコントロールバックの欠点

非常に便利なルートコントロールバックですが、欠点もあります(^_^;)

根詰まり

通気性があり、細根は周囲に伸びることができるとはいえ、根が限られた範囲で詰まっていくのは確実です。

10年くらいは問題なく成長しますが、うまく周囲に細根が広がれないと徐々に弱っていくことがあります。

この場合は掘り上げてもっと大きなルートコントロールバックに植え替えるか、バックを外して自由に根が伸びれるように植え替えをする必要があります。

耐用年数

不織布の素材は腐敗しにくい丈夫な素材が使われていますが、もちろん耐用年数はあります。

5~10年以上たつ頃から、縫い目の隙間から太い根が逃げ出したり、布を突き抜けて太い根が伸びることもあります。

土の中なので根の状態は確認できませんが、急激に成長が盛んになった場合は根が逃げ出して周囲に根を張りだしたと考えられます

こうなるとコンパクトに育てるには剪定を行うか、掘り上げて再度ルートコントロールバックに植えなおすしかありません。

根詰まりにしろ、根が逃げ出してしまうにしろ、ルートコントロールバックで栽培した場合は5~10年で何らかの対応が必要だと考えた方がいいでしょう(=_=)

まとめ

ルートコントロールバックを使うと、庭木や果樹をコンパクトに育てて、花や果実を早い時期から楽しむことができるようになります。

しかし、5~10年もたつと、根詰まりしてしまうか、根域制限を逃げ出してしまうこともあります。

ルートコントロールバックの特性を理解し、上手に利用して栽培に役立てましょうね(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙