日陰の主役ギボウシ(ホスタ)の種類と育て方

ホスタ-表紙

お庭の日陰に植える植物をお探しの皆様、いい植物ありまっせ(^ω^)

ギボウシって知ってますか?

園芸店ではホスタっていう名前で販売されていることの多い宿根草。

このギボウシ(ホスタ)、寒さに強く北海道から沖縄まで日本全国で栽培可能な人気の植物。

それもそのはず、ギボウシはもともと日本に自生している植物。それをヨーロッパで改良され、戻ってきたのが今人気のホスタ。

株の大きさも10㎝程度のミニチュア種から2mを超える超大型の品種まで様々(*_*;

今回はそんな日陰の主役『ギボウシ(ホスタ)』をご紹介します(≧▽≦)

ギボウシ(ホスタ)ってどんな植物?

ギボウシ(ホスタ)はキジカクシ科ギボウシ属の総称。学名からホスタ(Hosta)と呼ばれます。

以前はユリ科に分類されていたが、現在の分類ではキジカクシ科らしい。最近このキジカクシ科たくさん見かける(^_^;) 

アスパラガスサンスベリア万年青ユッカにリュウノヒゲ。なかなかにバリエーションに富んだグループです。

耐陰性があり、宿根して毎年株を大きくしながら育ってくれます。

ギボウシの仲間は日本、韓国、中国に自生しているが現在の園芸品種の多くは日本のギボウシをベースに改良を重ねられたものが多く、そのため日本での栽培に非常にあっているんです(≧▽≦)

寒さだけでなく暑さにも耐性があるので、北は北海道、南は沖縄まで日本全国で栽培可能な人気のカラーリーフです。

ホスタの花

美しいのは葉だけではなく、夏には薄紫(品種によっては白)の花もつけます。

「ホスタ」品種改良の歴史

1700年代後半、ヨーロッパに持ち込まれたギボウシは、交配・改良が進められ、葉に様々な模様を持つ品種が次々に生み出されていきました。

当初、ギボウシの繁殖は「株分け」によって増やされていましたが、これは繁殖にたくさんの時間がかかります。かといって種からの栽培は親と同じ模様が出ないので品種として同じようには栽培ができない(;´Д`)

そこで、考え出されたのが「組織培養」ギボウシの細胞を人工的に増殖し、たくさんのクローンを作り出します。

これにより、高品質の苗を大量に生産することが可能になり、ギボウシはカラーリーフ「ホスタ」としてガーデニングでひろくつかわれるようになったのです(≧▽≦)

ギボウシ(ホスタ)の育て方

もともと日本の植物であるギボウシ(ホスタ)は栽培に難しい技術はいりません(*’▽’)

ただし、好む環境や植え方にはポイントがあるのでご紹介します。

ギボウシ(ホスタ) の品種の選び方

ギボウシは4月ごろからお花屋さんやホームセンターで販売されます。

小さいものだと500円くらいから、品種によって値段もいろいろ。大型品種は苗も大きく、少し値段が高い場合もあります。

ギボウシは種類によって10㎝程度のミニチュア種から1m以上に育つ大型種までいろいろ(゚Д゚;)

品種ラベルにサイズが書いてあればいいのですが、品種数が多くすべての品種に細かい説明がついていないのが現状。

育ててみたらすごく大きくなってしまった(^_^;)なんてことも…

購入する際は葉の模様もそうですが、株がどれくらいに成長するかを考えて購入する方がいいでしょう。

お店の店員さんでも正確に答えられる人はまれなので、後述する「 アメリカのギボウシ協会 」のHPで品種名から検索すると大体の大きさがわかります。

ホスタ(ギボウシ)のサイズの見分け方

そうはいっても、すべての品種を調べるのでは大変(^_^;)

ギボウシ(ホスタ)の大まかなサイズの見分け方は、葉の大きさ。

大型種は苗の時点ですでにかなり大きい葉をつけています。将来的にはかなりの大きさに育つことが予想されます。

あまり大きくなってほしくない場合は、葉の小さく枚数が多く出ている品種を選びましょう。コンパクトにまとまる品種が多いです。

ただしこれは、すべてに当てはまるわけではないので、目安程度に考えくださいね(^_^;)

ギボウシ(ホスタ)の管理・植え方

ホスタは日陰にも耐えることができますが、できれば明るい日陰。もしくは午前中の和らかい光があたり午後からは陰になるような場所が適しています。大きな木の下などは最適ですね(≧▽≦)

土は水はけのいい肥沃な土を好みます。鉢植えの場合はお花用の培養土でOK。

庭植えの場合は大きめに穴を掘って、たい肥や腐葉土を3割程度混ぜて植え付けます。乾燥は嫌いますが水はけの悪い場所では生育が劣ります(^_^;)

余分な水はたまらないが、常に新しい水が循環するような土壌が理想です。水はけの悪い土壌に植える場合は川砂やパーライトを2~3割混ぜて水はけよく植え付けましょう。

大型種は特に大きめに土づくりをして植え付けましょうね(≧▽≦)

ギボウシ(ホスタ)の株間

何種類かの株を寄せ植えする場合は、それぞれが大きく育つので苗の2倍以上の間隔を取って植え付けるようにしましょう。

特に大型種は周囲の植物を覆いつくすように育つので大きくなっても大丈夫なように場所を確保しておきましょう。

ギボウシ(ホスタ)の肥料

痩せて土地でも十分に良く育ちます。ですが、春と秋に固形の油粕などの肥料を与えることでより元気に育ってくれます。

花壇で他の花に肥料が与えてあればあえてギボウシ専用に肥料を与えなくても大丈夫です。

乾燥に注意!

ホスタは乾燥に弱いです。休眠前の秋に水切れを起こすと越冬する芽をうまく生成できず、次年度の株が小さくなってしまうことがあります。乾燥させないようにしっかりと水は与えるようにしましょう(”ω”)ノ

ギボウシ(ホスタ)は寒くても平気!

ギボウシ(ホスタ)は気温が低下すると地上部を枯らして、根だけの状態で越冬します。耐寒性は非常に強く-35℃でも耐えられるといわれています(゚Д゚;)

しかし、凍らないに越したことはないので、越冬時は土の上にたい肥などでマルチング(数センチ土をもって株を保護する)を行ってあげるといいでしょう。

ギボウシ(ホスタ)の増やし方・株分け

時期は早春(2~3月)か秋(9~10月)

一つの株に芽が3芽以上つくように、鋭いナイフなどで株を割ります。あまり小さくしすぎるとその後の生育に支障があるので、半分くらいにとどめましょう。

使用するナイフなどの刃物はウイルス感染防止のため、使用する前にしっかり殺菌してから使用しましょうね。ウイルス予防にはレンテミンが有効です。

ギボウシ(ホスタ)の種類

ギボウシの園芸品種は6000以上ともいわれています(゚Д゚;)

ここではアメリカギボウシ協会の人気投票で上位にランキングされた品種を中心に紹介します(≧▽≦)

ブルーマウスイヤー

  • 幅23㎝x高さ13㎝
  • 薄紫の花
  • ブルー系ミニチュア種の代表。日が強いと青みがうまく出ないのでやや暗い日陰の方がいいです。

ジューン

  • 幅60㎝x高さ40㎝
  • 紫の花
  • アメリカホスタ協会のホスタオブザイヤーに輝いたこともある人気種。黄色い斑とブルー系の葉のコントラストが美しい(≧▽≦)

サガエ(寒河江)

  • 幅100㎝x高さ60㎝
  • 白~薄紫の花
  • 超大型品種。山形県寒河江市の由来の名前をもち、 アメリカホスタ協会のホスタオブザイヤーに輝いたこともある人気種。
  • 黄色く縁取る斑と波打った葉が特徴。

リバティ

  • 幅90㎝x高さ70㎝
  • 薄紫の花
  • サガエの交配種。大型に育つ。葉が育つと斑の幅が大きくなります。
  • 日本では「皇帝」の名前で販売されることもあります

サム アンド サブスタンス

  • 幅150㎝x高さ90㎝
  • 白~薄紫の花
  • 生長が早く、超大型に育つホスタ。2004年ホスタオブザイヤー。
  • 黄色い葉色をより鮮やかにするため、やや明るい場所の方が美しく育ちます。

ギボウシ(ホスタ)品種の調べ方

まだまだ紹介したいんだけど、ホスタの品種は何しろたくさん(*_*;

登録されている品種数だけでも6000品種以上あるといわれています。

現在、ホスタはアメリカのギボウシ協会(american hosta society)が多くの情報をまとめています。品種の説明も詳しいので、ここで紹介しきらなかった品種は アメリカのギボウシ協会 の品種紹介のページで探してみてください(≧▽≦)

american hosta society 品種検索(英語ページです)

ホスタを販売してるネットショップではおぎはら植物園さんが最も多くの品種を詳しい説明で販売しています。

見ているだけでもワクワクするホスタがいっぱいですよ(≧▽≦)

おぎはら植物園ショップリンク↓

ギボウシは食べられる?山菜「ウルイ」としてのギボウシ

東北地方を中心にギボウシ(オオバギボウシ)の新芽は山菜として食用にされます。

栽培品では日に当てないように育てた軟白化したものが出回ります。

味・香りともにくせや苦みはなく、シャキシャキとした触感でややぬめりがあります。

天然物は4月ごろが旬ですが、促成栽培されたものは2月ごろから出回ります。

山菜には珍しく特別あく抜きしなくてもおいしく食べられるので、見かけたらぜひ味わってくださいね。クックパッドにいろいろなレシピがあります。いためたり味噌和えなど様々な調理で利用できるので春の味覚を楽しんでください(≧▽≦)

人間は食用に利用できますが、ホスタに含まれるサポニンのために、犬、猫、馬に対しては毒性があります(*_*;

嘔吐や下痢の症状が出るのでペットを飼っている方は気を付けましょう。

ギボウシと間違いやすい「バイケイソウ」

山菜採集でギボウシと間違いやすいのが「バイケイソウ」(゚Д゚)ノ

バイケイソウ

毎年誤食による食中毒が起こる非常に見分けにくい毒草です。

バイケイソウはサイクロパミンと呼ばれる毒(アルカロイド)を含み、妊娠中の羊が誤食すると退治の奇形が起こり、一つ目や脳障害を起こして生まれることがあるそうです(゚Д゚;)

そのことから毒の成分は一つ目の巨人「サイクロプス」の意味を持つサイクロパミンと名付けられたようです。恐ろしい(*_*;

山菜採集の際は十分注意しましょうね。

栽培品種のギボウシは食べられる?

食用に利用されるのはオオバギボウシなど、野生種の一部だけ。

園芸品種も食べれないことはないでしょうけど味は不明なのでやめた方がいいでしょう(^_^;)

特に園芸品種は栽培時に農薬を使用している場合が多いので食べない方が無難です。

まとめ

元は日本の植物だから、栽培も簡単。日本の気候に合った植物です。

家の裏手や日陰地を明るく飾りましょう(≧▽≦)

ギボウシの名前の由来は花のつぼみが橋の欄干などの装飾に使われる「擬宝珠」に似てるところからきています。

また、ホスタは7月9日の誕生花。ちょうど花が咲き始めるころ。

高く立ち上がる花は寿命は短いがはかなげで美しい。ホスタの花言葉「静かな人」「沈黙」というのもわかりますね。

色・サイズが豊富で一度植えたら毎年楽しめる「ギボウシ(ホスタ)」ぜひ植えてくださいね(^^♪

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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