これであなたも観葉植物マスター。観葉植物の一般的な育て方

観葉植物表紙

観葉植物、一度くらいは育てたことがあるんじゃないでしょうか?

「失敗しちゃった」「すぐに枯れてしまった」という方もいらっしゃることでしょう。

でも、観葉植物は基本的には非常に丈夫。室内で栽培することを前提として選ばれている植物だから光も比較的少なくても大丈夫。

ただし、いくつか栽培ポイントはあるから、今回は観葉植物全体に言える栽培ポイントをご説明します(≧▽≦)

これだけ押さえればほとんどの観葉植物は栽培可能ですよ~

ポイント1:観葉植物は完成品を購入する

以前の記事「観葉植物は育てるな! ~インテリア植物の楽しみ方~」で書きましたが、観葉植物は基本的に育てて大きくするものではないんです(゚Д゚)ノ

飾る場所にあった完成品を購入して、そのサイズを維持して育てる。

観葉植物は本来、熱帯の高温多湿な地域で生育する植物。それを日本の室内で育てるのだから本来の成長は見込めません。

基本的には剪定でサイズを押さえ、同じ形を維持するようにするのが本来の観葉植物の楽しみ方。

小さい苗から育てようと思っても、大きく立派な木には育ちませんよ(^_^;)

ポイント2:置き場所

観葉植物の日当たり

窓 鉢植え

品種によって必要とする光の量は違いますが、観葉植物として販売されているものは「室内の窓越しの光」ぐらいでも際良くできるものがほとんどです。直接光に当たらなくても、大きい窓からしっかりと光が差し込んでいれば反射光でも十分生育可能です。

アジアンタムなどシダ植物はもっと日が弱くても大丈夫。

でも中にはモンステラのように、枯れること合ないけど日が弱すぎると葉柄(葉がついている茎の部分)が伸びて形が崩れることがあるので明るいに越したことはない。植物の様子を見ながら場所も調整してあげましょう。

全く日が入らない地下や締め切った部屋ではもちろん生育は不可(゚Д゚)ノ

いきなり枯れることはないけど、一ヶ月、二か月とだんだん弱ってきて最終的には枯れてしまいます。こういった場所では『フェイクグリーン』の利用の方がおすすめです。

蛍光灯の明かりでは?

太陽光は入らないけど、蛍光灯はたくさんあって明るい場所ではどうか?

これも少し難しい(。-`ω-)

なぜなら、人間が作業をするのに良い光と、植物が生育するのに適した光は微妙に違うから(゚Д゚)ノ

栽培用育成灯も販売されていますが、光源からの距離が離れれば離れるほど光は拡散して植物が利用できる光は減っていきます。多くの育成灯では20㎝くらいの距離が一番効率的に光を供給できるようです。小型の観葉ならともかく大きなものでは現実的ではないですね(^_^;)

観葉植物の温度

置き場所で注意したいのが『温度』観葉植物の多くが熱帯の植物。もちろん寒さは苦手なものがほとんどです。

春から秋はいいとして、問題は冬(◎_◎;)

維持したい室温としては最低10度。一般的なものなら10度を下回らなければ枯れることは少ないです。中には弱ってしまったり、葉を落とす場合もあるからできるなら15度以上が保てるとよりGOOD。

最低気温より、温度差が大きい方が問題!

温度計

最低気温は10度なのに、日中ガンガンに暖房を炊いて30度以上になっている……(^_^;)

こういうお部屋は要注意です。一日の温度差が20度もあったら植物だって体をおかしくしますよ。自分たちは暖かい布団で眠っても、植物たちは寒さを遮るすべがないんですから(゚Д゚)ノ

こういった場合はむしろ温度差の小さい場所で管理する方が痛みは少ないです。最低気温10度なら日中も20度くらいまでの場所なら、植物もそれなり寒さに対応しようと体を調整してくれます。

最低気温だけでなく、温度差も気にしてあげてくださいね

観葉植物の好む湿度

観葉植物のふるさと熱帯は常に湿度が60%以上。日本の気候では夏ぐらいしか同じ環境は作りにくいです(゚Д゚)ノ

限られた鉢の中でしか根が伸びれないので、植物の隅々まで水を届けるのは大変。なので、空気中の湿度を高めて少しでも蒸散(葉から水分が逃げだすこと)の負担を軽くしてあげましょう。

特に冬は空気が乾燥するので、加湿器やこまめな霧吹きをかけると葉が生き生きしてきますよ!

ポイント3:観葉植物の水やり

水

観葉植物を枯らす原因として最も多いのが、この水やり。

そして、枯らす原因の多くが「やらなすぎ」ではなく「やりすぎ」が原因ということです(=゚ω゚)ノ

意外と乾燥しない観葉植物

植物好きの方は特に毎日のように水をあげたくなってしまいます。

乾燥すると葉を落とす弱い植物はそれもいいですが、多くの観葉植物は多少の乾燥には耐えます。むしろ、過剰な水によって根を痛めることの方が多い。

人気の幸福の木、ユッカ、パキラなどは販売時には根の量がまだそれほど多くない場合もあります。その場合水の吸収量も少ないので過剰な水分は根腐れの原因になります。

タイミングとしては土の表面が乾いてから。バークチップなどで見えない場合は割りばしを挿して土の中の水分を確認してもいいです。

「サスティ」という土の水分量を測る道具もあるので、初心者の方はこれで確認すると安心ですね(≧▽≦)

やるときはシッカリしたから流れるまで与える

一番よくない水やりは「コップ一杯くらいの少量だけ与える」水やり。これでは表面にしか水が入らず、下の土は乾いたまま。

さらには、根からは老廃物が排出されています。水やりはこの不要なものを水で流しだすという作用もあります。

水やりは不足した水を補うのではなく、鉢の中の水を総入れ替えするイメージでしっかり与えましょう!

受け皿に水はためないで!

室内で栽培されていれば、おそらく受け皿を置いていると思います。この受け皿に水はためないでください!

受け皿に水が溜まっていると、鉢の底穴をふさぎ余分な水が鉢からでなくなってしまいます。これは根腐れする原因の一番大きなもの。

できれば

水やりの時はお風呂場など水のこぼれていい場所でしっかり水を与えて、水がこぼれなくなってからお部屋に戻すのがおすすめ。

受け皿はあくまで「水を切っても滴ってくる水滴ですかが汚れないように敷く」くらいの気持ちで利用しましょう。

観葉植物の水やりは水温も重要!

いくらお部屋の温度が暖かくても、水道水が冷たかったら植物はびっくりしてしまいます。極端に冷たい水は根を痛める原因です。

水は手を入れても冷たくない温度。室温と同じくらいにして与えるようにしましょうね(≧▽≦)

まとめ

観葉植物栽培のポイントは

  • 飾る場所にあった完成品を購入
  • ある程度明るい部屋で、最低10度以上を保つ。
  • 湿度を保つため霧吹き
  • 水はしっかり乾いてから、やるときはシッカリしたから流れるまで
  • 受け皿に水はためない。

です。

あれ?肥料は?と思われるかもしれませんが、観葉植物にはそれほど肥料は重要ではないんです。もちろん数年たてば栄養不足で葉が黄色くなってしまうなんてこともありますが、観葉植物は「育てる」ことを目的としていないので、現状維持できる最低限の肥料で十分です。

与えるなら生育期である春~秋に観葉植物の肥料を与えます。アンプルタイプの土に挿す活力剤は年間通して利用してもいいですよ(≧▽≦)

これを守れば大体の観葉植物は栽培可能です。

生活にグリーンを取り入れてみてはいかがですか?

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では、みなさまよい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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