あなたの知らない『パキラ』その1
『パキラ』って植物をご存知ですか?
誰でも一度は目にしたことのあるであろう観葉植物。大きな葉と特徴的な茎立ちが魅力です(≧▽≦)
でも皆さんはパキラのことどのくらい知っていますか??
目次(*´▽`*)
パキラ(Pachira)は何の仲間?
ちょっと詳しい方は「パンヤ科」と答えるかもしれません。
しかし最新のゲノム分析による分類ではアオイ科のパンヤ亜科パキラ属とされました。
アオイ科といえば「ハイビスカス」など夏の花が集まる科。
共通点はほとんど見つけられませんでした(*_*;
遺伝子ってわからないものですね~
パキラの原生地は?
メキシコ、ブラジル、ペルー原産 の常緑高木で原生地では18mを超える大木になるらしい(゚д゚)!
観葉植物としての利用は以外にも新しく、あの有名な編み込んだパキラは1986年に、台湾のトラック運転手が最初に1本の植木鉢に5本の小さな木を植えこんで幹を編んだのが始まりとされています。(ウィキベディアより)
意外と最近なんですね(^_^;)
でも発売してから瞬く間に利用が広がり、現在は東アジアを中心に大人気の観葉植物。
パキラ スタンダード 10号サイズ
13,000円
生産の中心は台湾で、日本のあみあみパキラも実はほとんどが台湾で生産されています。
あみあみパキラってどうやって作る?
あの「あみあみパキラ」どうやって作るのか不思議ですよね(?_?)
生産地の写真を見つけたので順を追って紹介!
産地は台湾。暖かいのでまずは種から育てた細い一本物のパキラを大量に用意します。それを畑から引っこ抜いてネジネジ編み込みます。
編み込んだ状態で畑に戻し幹を太らせます。
十分に太ったら、なんと根と葉っぱをちょん切って丸太の状態で日本へ輸出!!
この丸太を日本の生産者が鉢に植えこんで葉っぱを茂らせたら完成!
日本での育成は挿して葉を出すだけ。
だから常にたくさんのパキラが同じようなサイズでたくさん販売されているんですね(≧▽≦)
パキラの特徴
パキラの特徴といえば、幹の根元がぷっくりと膨らんだずんぐりとした姿。
実はあの中に水分を貯えられるので、多少の乾燥にも耐えられるんです(*‘ω‘ *)
成長とともに膨らんでいくんだけど、ここがふくらむのはタネから育ったパキラだけ。
挿し木でも簡単に増やせるパキラだけど、挿し木で増えた苗は全体的に太くなることはあっても、株元がぷっくりしてくることはないんだそうだ(゚Д゚)ノ
種から育ったパキラは株元がぷっくり!挿し木の場合は寸胴なんです。
10~20㎝位の小さいポトスの苗は挿し木で作られていることが多いから、大きく育ててもパキラ本来のかっこよさは味わえないかもしれないので覚えておきましょう。
お金持ちになる木 『発財樹』 パキラ
パキラは別名『money tree』、中国語では『発財樹』と表記される縁起のいい木(≧▽≦)
パキラは1980年代から台湾で人気が出てすぐに世界的な大ヒットとなったことから、 「幸運をもたらすお金の木 」として縁起木として利用が盛んです。
風水的にも 各枝に5つの葉があり、5つの基本的な風水要素(金属、木材、水、火、地球)を象徴している木として縁起がいい。
パキラは マネーツリーの名前の通り『富』を象徴する植物として扱われ 家庭、ビジネス、または人々に幸運と幸運をもたらすといわれています(≧▽≦)
パキラの花言葉は「快活」「勝利」「運を招く」など、ポジティブなものが多く開店、新築のギフトにも人気。
丈夫で強い生命力があり管理も簡単なので、植物栽培が苦手でも失敗しにくいのも魅力ですね(≧▽≦)b
実が食用になる?実は毒?パキラ=カイエンナッツ
パキラは、別名カイエンナッツとも呼ばれます。
昔はその実をナッツとして食用に利用されていました。
今でも食用にされている地域もあるようですが、パキラ(カイエンナッツ)には少量だけど『毒』が含まれていることが分かったんです(; ・`д・´)
成分としてはジャガイモの芽に含まれるソラニン系の毒素。
しっかり加熱して毒素を除去することも可能なようですが、現在では南米・台湾をはじめ各地で食用としての利用は禁止されているようです(*_*;
日本でカイエンナッツが出回るようなことはまれだと思いますが、食用にはしないほうがいいでしょう。
家の観葉植物のパキラにも実はなるか?
本来10m以上の大木になるパキラ。
お家で育てている分には実がなることはほとんどないと思われます。
だけど、花くらいなら咲くこともあるみたい。
鉢植えで花が咲くのは状態がいいとは言えなくて、むしろ逆(゚Д゚)ノ
根詰まりなどで成長が限界を迎え、命の危険を感じたとき本来はまだ花を咲かせるサイズまで育っていないのに花を咲かせることがあるんです。
鉢植えで花が咲いたら植え替えなどをして環境改善してあげましょうね。
亜熱帯の宮崎県や沖縄なら地植えで大木に成長させることは可能かもしれませんね(≧▽≦)
次回予告
パキラを調べていたら謎がいっぱい(^_^;)
1回でまとめきれなかった分は次回の記事でご紹介します。
リンク→:あなたの知らない『パキラ』その2
少しだけ内容を紹介。
- パキラ・アクアティカは湿地に生える植物??
- 日本で販売されているパキラ、名前が間違ってるかも説
- パキラの失敗しない育て方。
- 伸びすぎたパキラどうしよう(;'∀')
- あみあみパキラが1本枯れた!時の対策。
等々。
調べれば調べるほど不思議一杯のパキラ。
ご自宅に一鉢いかがですか?
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では、次回もお楽しみに!よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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