本場、北欧のクリスマスツリーに「もみの木」は使わない?!

モミ表紙

ハロウィンが終わると次のイベントはクリスマス!

町の飾りつけもオレンジから、クリスマスカラーにチェンジ(≧▽≦)

クリスマスは植物もいろいろと絡んでくるので以前の記事でもいろいろと紹介しているので、よかったらそっちも見てやってください。

クリスマスツリーに使われる木

クリスマスのメインといったらやっぱりクリスマスツリー。

クリスマスツリーって何の木を使っているか知っていますか?

「それはモミの木でしょう(‘Д’)」と思った人、半分正解。半分間違い。

一般的に日本で言われるクリスマスツリーに使われる『モミの木』学名:Abies firmaは日本固有種で、ヨーロッパにはないんです(゚Д゚)ノ

じゃあ、モミの木はヨーロッパでは使わないのかというとそんなことはなくて、ドイツなどでは 「欧州モミ」もしくは「ヨーロッパモミ」 学名:Abies albaがクリスマスツリーとして使用されます。

「やっぱモミの木使てるじゃないか(‘Д’)」と思われるかもしれませんが、この欧州モミもヨーロッパ全土にあるわけではなく、クリスマスの本場(?)イギリスやノルウェーには自生していないんです。

北欧やイギリスで使われるクリスマスツリーは?

では、北欧・イギリスでは何を使うのかというと、「ドイツトウヒ」です。

見た目はよく似ているのですが、大きい違いは果実の付き方。モミの木の果実、松ぼっくりならぬ「もみぼっくり」は枝の上に直立して付き、トウヒの仲間は枝に垂れ下がってつきます。

モミノキ
ドイツトウヒ

まあ、実がつくほど大きな木を見る機会はそうないからどっちでもいいけど(^_^;)

分類としても違う仲間なので覚えておくと自慢できますよ。

まあ、現在は北欧でも「もみ」Abiesを使うことも多いのかな。IKEAで販売している生の「モミの木」はトウヒじゃなくモミの木ですね(*’▽’)

海外では一般的。生の木でクリスマスツリー

映画などのワンシーンでクリスマスに室内に大きなクリスマスツリーが飾られていることがありますよね。

ここで使われている「もみの木」(アメリカだとバルサムモミなど)

実は根っこがありません(゚Д゚)ノ

行ってみれば巨大な切花。モミの木は生命力が強く水に浸けておけば一ヶ月くらいきれいな緑を保てるんです。

そのため、ヨーロッパやアメリカではクリスマスの時期に大量の「切り出されたモミの木」が販売されます。

これを専用の固定機が付いた台にセットして、クリスマスに飾るんです。

1ケ月しか持たないのにもったいない。と思うかもしれませんが、生のクリスマスツリーにはたくさんの利点もあるんです。

切り出しクリスマスツリー(ノーブルファー)の利点。

それは、クリスマス以外の時期に手入れがいらないこと。

成長の早いモミはどんどん成長します。庭植えしたらあっという間に家より大きくなります(◎_◎;)

鉢植えでは植え替えが必要になります。もちろん病害虫管理も必要。

それを考えれば、少し予算はかかっても毎年きれいで、新しい形のいいクリスマスツリーが作れるのは大きな利点。プラスチック製のクリスマスツリーでもいいけどしまっておく場所も大変ですよね(^_^;)

生のクリスマスツリーの利点はもう一つ。その香りです。

一本あるだけで部屋中に森林の良い香りが漂う、天然のアロマになります。これはプラスチックのクリスマスツリーでは味わえないですよね(●´ω`●)

日本でも買える生のクリスマスツリー

とはいっても、日本では売ってないでしょ?と思うかもしれませんが、日本にも北欧のいいお店があるじゃないですか。そう、IKEAです。

IKEAでは毎年生のツリー販売が行われ、知ってる人には大人気の商品になっています。日本の家に合わせた小さいものもあるので、お近くのIKEAに問い合わせてみると良いかもしれないですよ(*´ω`*)

海外では3m近い生のツリーを車の屋根に縛り付けて持ち帰るそうですが、日本ではさすがに無理かな(^_^;)

2メートル位までなら軽自動車でも助手席の背もたれを倒して横にすれば持って帰れますよ。

もみの木の育て方

そうは言っても、一ヶ月だけじゃもったいない。やっぱりお庭で育てたいという方もいると思うので育て方もまとめておきますね。

庭木を取り扱っているお花屋さんやホームセンターなら、11月末頃からもみの木やドイツトウヒを販売するお店もあると思います。

近くになければ、通信販売でも購入できるからね。持ち帰りの手間はないので楽かもしれません。

もみの木の選び方

通信販売で購入したら苗は選べないけど、お店で見る場合のポイントをまとめました(≧▽≦)

葉の色の良いものを選ぶ

もみの木は状態が悪くなっても症状に現れにくい植物です。夏に水切れなどを起こした株は若干葉の色が悪かったりします。

見た目で生きの良いものをまずは選びましょう。

根のしっかりしたものを選ぶ

もみの木は11月末頃から販売されるのですが、正直言って時期が悪い(^_^;)

本来なら春か秋10月頃までに掘り上げて養生してあれば良いのですが、クリスマスにむりやり合わせて堀上げられたもみの木の場合、地上部を支えるだけの根がなくそのまま枯れてしまうことがあります。木の大きさにあった大きな根をつけた株で、根巻きもしっかりしている丈夫なものを選びましょう。

本当なら1年ぐらい鉢で栽培された状態のいいものがあれば安心ですが、多くは根巻き(土のついた根を布で包んだ状態)で販売されます。

少しでも根のガッチリしたものを選びましょう。

もみの木の植え方

もみの木は基本、鉢植えで管理しましょう。

お庭に植えると、年に1mくらいずつのびて1m程度の苗でも5年で5mを超えてきます。最終樹高は40m以上。手に負えなくなります。

もみの木は高さとともに幅もとるので、相当広いお庭でない限りシンボルツリーにしようなんて思わないほうが無難ですよ。

シンボルツリーにするなら成長の遅いコロラドトウヒなどがおすすめです。こちらも最終的には40m級ですが、成長が遅く年間10~20cm程度しか大きくなりません。

鉢の大きさは今の根がすっぽり入る大きさ。上の直径は大丈夫でも下がすぼまっている鉢では収まらない場合もあります。底面が根巻きの直径以上の鉢を用意しましょう。

植え方は鉢花などと同じ。鉢底石を敷き詰めて培養土で植え付けます。用土はお花用の培養土で大丈夫。赤玉とたい肥7:3でもOKです。

植え付け時、生木の布は外さずそのまま土で埋めてしまいましょう。自然素材なので土の中で腐って自然に根が張ってきます。布を外すと土が崩れ根を痛める可能性があります。

最後に隙間なく棒などで土をついて、しっかり水をかけましょう。

モミの木の管理

モミの木は基本屋外管理しましょう。クリスマスの時、数日室内にいれるくらいは何とかなりますが、その際も乾燥と急激な温度変化に気をつけましょう。

育てる場所は明るい場所がいいですが、真夏の直射日光は苦手なので寒冷紗などで日陰を作ってあげましょう。

肥料はほとんど必要ないです。年に1度寒肥を与えるくらいにしましょう。

加湿過ぎるのはよくないですが、モミの木は乾燥に弱いので夏場は特に水切れしないように気をつけましょう(゚Д゚)ノ

モミの木を大きくしないように育てるには?

順調に育つと40mを超える大木になる「モミの木」

鉢植えで根を制限しながら育てますが、それでも大きくなってしまうのは生き物だから仕方がない(◎_◎;)

根詰まりになると落葉がひどくなり枯れてしまうことがあるので2~3年に1度は植え替えを行います。

モミの木の植え替え

植え替えは基本的には一回り大きい鉢に、根を崩さないように植え替えます。暑さは苦手なので春か秋に行うようにします。

植え替えの方法は植え付けのやり方と同じで大丈夫。しかし、いつまでも大きくすることは難しい(。-`ω-)

おなじ鉢に根を崩して植える

どうしてもこれ以上鉢を大きくすることができない場合は、現在の根を整理しておなじ鉢に新しい土を追加して植え替えます。

しかし、根を切り詰めることで株には相当な負担がかかり、最悪枯れてしまうこともあります(‘Д’)

根を切り詰めた場合は地上部も少し剪定して根の負担を減らします。

メネデールなどの根の再生を助ける活力剤を使って株の回復に努めましょう。

最近のクリスマスツリーはモミにこだわらない

近年は大型になるモミの木は管理も大変なので、モミではないコニファーもクリスマスツリーとして利用されるようになっています。

お手頃なゴールドクレストやゴールドライダーなど。枝が弱い木は重い飾りはつけられませんが、小型のコニファーは玄関先を飾るのに最適です。いろいろな飾りでデコレーションしましょう(≧▽≦)

まとめ

イギリスやスウェーデンで使われるクリスマスツリーの木はモミではなくドイツトウヒ。

だけど、そんなのどうでもいいじゃん(≧▽≦)かわいいツリーをデコろうぜ!っていう話でした(^_^;)

近年の東京の夏の暑さは異常なくらいなので、暑さが苦手なモミの木を栽培するのは難しい。

根の無い生木のクリスマスツリーは日本ではあまりなじみがないけど、夏の暑さを考えると挑戦してみてもいいかもしれないですね。

逆にドイツなどでは毎年大量に利用されクリスマスが終わるとしてられてしまうツリーが問題になってるとか(^_^;)

うまい再利用が見つかるといいんですけどね。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です