【DIY自作ケース】四角いトマトの作り方

世の中のトマトは丸い。
しかし、そんな常識にあらがうのが人間というもの。
四角いトマトが作りたい!!
いろいろ調べていると、どうやら進研ゼミ小学講座2年生の教材として「四角いミニトマト栽培キット」がついてくるようだ。

しかし、トマトのためにわざわざ進研ゼミを契約するという訳にもいかない。
これは自力で何とかするしかない(。-`ω-)
という訳で今回は、「ミニトマトを四角くするケースを自作しよう」デス。
目次(*´▽`*)
四角いトマトの作り方
四角いトマトを作る方法は簡単。
実が小さいうちに四角い型をかぶせて、型に合わせて大きく育てるだけ。
ただし、この『型をどうするか』というのが今の問題。
今回はトマトだが、この方法を使うとスイカやキュウリも自由な形に変えることができる。一部では実際に商品として販売されているんです(◎_◎;)
世界が驚いた!四角いスイカ
四角いスイカはたまにニュースなどでも取り上げられますよね。さすがにすごく高級。
ちょっと気になるけど、試しに購入するには勇気のいる値段です(^_^;)
しかも、注意書きに「注:観賞用の為、お召し上がりにはお勧めできません。」とある。
食べれなくはないけど、美味しくないってことかな?
これは想像だけど、型を破壊しないようにちょうどいいサイズで収穫するから完熟に至っていないことがあるんじゃないかな?
食べたことがある方いたら教えてください('ω')ノ
参考リンク→:宙に実る?小玉スイカの空中栽培。プランター栽培もOK。甘い西瓜の育て方
家庭でも簡単に!☆型のキュウリ
さすがに『四角いスイカ』を自宅で作るのは難しいけど、面白い形のキュウリを作る型は販売されています。
この型を使えば、簡単にハートや星の形をしたキュウリを作ることができます。
使い方は簡単。若いキュウリの実にケースをかぶせるだけ。
キュウリは生育が早いので1~2日でケース内がいっぱいになります。
これ、取りそこねるとキュウリの成長圧力にケースが耐えられなくなって壊れてしまうことがあるから注意が必要だ。
キュウリの生育スピードを侮ってはいけないよ(゚Д゚)ノ
キュウリは家庭菜園でも毎日のように実を付けるから、このケースが一つあると子供のお弁当やサラダが楽しくなること間違いなしですよ。
参考リンク→:キュウリの育て方、失敗しやすいポイント3点。家庭菜園で育てる節なりキュウリ
トマトのケースは売っていない!
キュウリの型が売っているのだから、トマトの型もどこかで販売しているだろうと調べてみましたが、いくら調べても『トマトの型』は売っていない。
出てくるのは進研ゼミの付録ばかり・・・
とある人のブログには「100均の薬ケースを使って四角いトマトを作った」という記事もあった。
でも、100円均一に行っても、記事で使用されているちょうどいい大きさの薬ケースが売っていない(=_=)
もう廃版になってしまったのか?うちの地域では販売していないのか?
半分あきらめかけていましたが、
「そうだ!ないなら作ればいい」
DIY魂に火が付いた!
ここに『四角いトマト自作ケースづくり』ミッションがスタートしたのです。
参考リンク→:家庭菜園で最もコスパがいい野菜は「ミニトマト」簡単に育てる6つの掟
四角いトマトケースを作ろう!
はじめは100円均一で流用できるものがないか探していましたが、残念ながらちょうどいいものがない。
四角いトマトの型として必要とされるものは、
- トマトの成長に負けない強度。
- 成長したトマトを取り出せるように分解できること。
- 成長度合いが見える透明素材。
いろいろ検討した結果、プラバンで加工する。
という結論に至りました。
まずはプラバンを用意。縮小割合を考えて板を切り出します。
温かく柔らかいうちに曲げて作ろうとも思ったけど、難易度が高すぎて断念。
ばらばらの板を硬化させてから組み立てることにしました。
「四角いトマトの型」プロトタイプ1号機
最初にできたプロトタイプがこちら。
茎を出さなければいけないので、上面は開けてあります。

最初は瞬間接着剤でとめたのだが、あっという間に崩壊(=_=)
プラバンは接着剤が付きにくいみたいだ。
家にあるいくつかの接着剤を試すも、つかない、もしくは強度不足。
そこで、アクセサリーなどを作るレジンを接着剤代わりにして紫外線で硬化させました。
あとは青いトマトにかぶせて、しっかりと針金で固定。
成長するのを待ちます(≧▽≦)
(。-`ω-) ムムム……
何とか四角くなったけど、成長力が強く皮が破裂。
ケースも圧力に耐えきれず壊れてしまいました(ノД`)・゜・。
四角くはなったけど、成功とはいいがたい。
固定に使用したレジンと紫外線ランプ
レジンを扱う際は換気に気を付け、手袋などをつけて作業しましょう。
完成版「四角いトマトの型」2号機

2号機は1号機の反省を生かし、強度を考えたつくりにした。
簡単に外れるように左右分割に、上下には固定する針金がずれないように溝も設けました。
『四角いトマトの型』作り方
まずはプラバンでパーツを切り出します。

プラバンの縮小率は約40%
最終完成サイズを目標とするミニトマト「純あま」に合わせて、焼成硬化時で「横2.5㎝x奥行2.5㎝x高さ3㎝」のサイズを目指して作成します。
縮小率を考えプラバンは6㎝x6㎝x7.5㎝のサイズになるように各パーツを切り出しました。

焼成後、大体予定通りのサイズで完成。
これを組み立てていきます。液体レジンを接着剤代わりにたっぷり塗って紫外線で硬化。

硬化中動かないように”練りケシ”で角度を固定。しっかりと紫外線をあてて固めます。

大体予定通りに完成。
強度面と外しやすさ、固定方法を 検討して開発された逸品です(●´ω`●)
四角いトマトを作ろう!型をかぶせる

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
いい感じです。
これは期待できる!と思ったのですが……
あ、あれ?思ったより大きくならない。
やや角ばってるけど、四角とは言えないなぁ(^_^;)
敗因はトマト株の老化
2回目も成功とはいいがたい。
試行錯誤しているうちに、トマトが弱ってきてしまったためケースに対して実の大きさが十分に育たなかった。
鉢植えだから、根詰まりなのもあるし、今年は8月後半からずっと天気が悪かったのも、実の大きさが想定より小さくなってしまった原因だ。
だがまだチャンスはあるはず。3度目のチャレンジです。
『四角いトマト』完成!
「純あま」での四角いトマトはあきらめ、まだ元気なミニトマト「プチぷよ」で再度挑戦。

できるだけ大きく育ちそうな実を選んでセット。
本来なら摘果して数を制限すればもっとよく育つのかもしれない。
それでも、セッティングから約1週間!
ついにこの時がやってきました!
どうですか!
見事に四角(≧▽≦)
ひと夏かけてついに『四角いトマト』を完成させました!
どこから見ても、完ぺきに四角。
夏休みの自由研究にもいいかもね!
まとめ
今回は『四角いトマト』を作るために、プラバンで型から作ってみました。
商品化される企業さんあれば連絡くださいヾ(≧▽≦)ノ
今回のまとめです。
プラバンで型を作るポイント
- 焼成の縮小率は約40%。
- 横2.5㎝x奥行2.5㎝x高さ3㎝のサイズなら6㎝x6㎝x7.5㎝で焼成(プラバンによって縮小率は変わるので目安です)
- 組み立てはレジンが強度もあって使いやすい。
作成するトマトによっても大きさが違うから、それによって調整しよう。
四角いトマト作成のポイント
- ミニトマトの房は根元の方が早く大きく育つので、できるだけ元に近い実にセットする。
- トマトの完熟までには時間がかかる。気長に見守ろう。
- トマトが色づくまでは、1週間以上かかる。取り付けた実が傷まないように定期的に確認しよう。
四角いトマト型を量産すれば、たくさんのキューブトマトが作れるかも。
皆さんもチャレンジしてくださいね(≧▽≦)
では、みなさまよい園楽を~~~~~~ヾ(≧▽≦)ノ