シンボルツリーに見直したい『エゴノキ』

エゴノキ表紙
エゴノキ表紙

早春に白い釣り鐘上の花を株いっぱいに咲かせるエゴの木。

以前はシンボルツリーとして人気だったが、最近はシマトネリコなどの常緑樹におされてやや人気低迷中(^_^;)

それでもエゴノキは落葉樹ならではの利点も多くあります。

シンボルツリーを検討されている方はちょっと『エゴノキ』をみなおしてみませんか?

エゴノキってどんな木?

エゴノキはエゴノキ科エゴノキ属の落葉樹。学名Styrax japonica

学名にジャポニカとあるように全国的に日本の雑木林に多く見られる木です。

早春に咲く花は株を覆うほどに真っ白に咲き、見とれるほど美しい(≧▽≦)

万葉の歌人にも愛された木

古くからその美しさに目を付けた日本人は多く、万葉集にもエゴノキを読んだ歌が3首納められています。ただ、この時の名前はエゴノキではなくチシャノキ(萵苣の木)

現在「萵苣」というとレタスのことですが、萵苣の木と書くとエゴノキ。う~ん全く共通点が見つからない(^_^;)

エゴノキの名前の由来

今では萵苣の木なんて言っても、ほとんど伝わりません(;´∀`)

今ではエゴノキが一般的。このエゴノキの名前の由来は、実を口にすると「エグイ(エゴイ)」ことから。

エグイのは当たり前で、エゴノキは木全体に毒があります。

特に果実の皮に毒成分のサポニンを多く含み、間違って口に入れると粘膜の炎症などを起こす。

『毒』といってもそれほど強いものではなく、普通に触っている分には問題ないのでご安心を(^_^;)

果実の毒成分も、種が成熟する11月ごろには果実の毒成分は低下する。種を運んでもらうには若いうちに食べられてしまっては困るので、完熟するまでは身を守るために毒成分がある。これはなどの果実も同じです。(若い梅の実は青酸配糖体を含みます(;’∀’))

エゴノキの育て方

もともと日本に自生する樹木なので栽培は簡単。日当たりのいい場所を選んで植えましょう。

根付いてしまえばほとんど手はかかりません(≧▽≦)

エゴノキの管理

病害虫は少ないので、管理の手間はそれほどかかりませんが、まれに”エゴノキアブラムシ”という、エゴノキに専門につくアブラムシがつくことで葉に”虫こぶ(虫癭)”ができることがあります。

浸透移行性の殺虫剤(ベニカ水和剤・オルトラン水和剤)を使用して退治しましょう。

また幹にはカミキリムシの幼虫”テッポウムシ”が入ることがあります。株元に木くずがあったら早めに退治しましょう(゚Д゚)ノ

エゴノキの植え付け

エゴノキは小さい苗はポット植、大きい木は根巻で販売されます。

植え付けの適期は落葉期。葉が落ちている11~3月がおすすめ。この時期だと地植えで育てている木を掘り上げることも可能です。

葉がついている状態で根を切ると最悪枯れてしまう場合があるので、葉が展開している時期にどうしても掘り上げなくてはいけない場合は葉を全部落としてから掘り上げましょう。

適期以外でも、3月までに掘り上げて根巻で管理してある商品はいつでも植え付けは可能です。

エゴノキの肥料

山にあるいわゆる「雑木」なので、それほど多くの肥料は必要としません。

ただし、自然の山は落ち葉や野生動物の糞が土にかえることで”天然のたい肥”として植物の栄養になって循環します。

お庭の場合土にかえる栄養がないため、年々土が痩せていってしまいます( ゚Д゚)

そのため、人間の手で冬の落葉期の間に株元に腐葉土と有機質肥料(油かす・骨粉など)を寒肥として与えてあげましょう。

成木であれば与えるのは年に一回、寒肥だけでいいけど、木を早く大きくしたい場合は花後のお礼肥えに、効きの早い化成肥料を与えるのもおすすめです(≧▽≦)

エゴノキの剪定

剪定は落葉期に行います。

自然樹形を楽しむ雑木なので、生垣のような”刈込み”は行わず、込み合った枝を外す、枯れ枝を切る程度にとどめます。

大きくしたくない場合は、芯を止めますが必ず次に芯になる枝を選んでその上で切りましょう。

「大きすぎて大変」「切り方がわからない」「おかしな姿にならないか心配」という方は専門の造園業者に頼みましょう(*’▽’)

下のサービスに相談すると、リーズナブルな価格で1本から剪定を請け負ってくれますよ。

エゴノキの楽しみ方

庭木としても優秀なエゴノキ、その楽しみ方をご紹介します(≧▽≦)

株立ちと1本立。

エゴノキは1本で育てる”単幹”より、シンボルツリーとしては”株立ち”が人気です。

株元から何本もまとまって生えている姿を”株立ち”といいますが、株立ちの仕立てには2種類あります。

寄せ株

苗木を数本まとめて育てた株立ちです。特徴は株立ちの中では比較的価格が安い。

それぞれの枝は独立しているので、1本だけ枯れるということも起きやすい。

本株

ある程度太く育った木を地際で切って、複数の脇芽を育てた株立ち。年数を経て力のある株なので丈夫。

すべての枝はつながっているので1本だけ枯れるなどは起こりにくい。自然の趣を感じられるのは本株の方ですが、生産に時間がかかるため流通している株立ちは寄せ株の方が多いです。

どちらがいいとも言い切れませんが、予算があれば本株のものを選ぶのがおすすめです(≧▽≦)

花を楽しむ

早春に株を真っ白に染めるほどたくさんの花をつけます。

早春の花はかわいらしい(≧▽≦)

基本的に白だけですが、園芸品種で”ピンクエゴノキ”という桃色花の品種も流通します。生育が遅いので大株で販売することは少なく、価格も高価です。

ミニ盆栽で楽しむ

十月に熟した実は、完熟するとポロリとこぼれます。

これを土に植えると簡単に苗木を作れます。

小さな苗木をミニ盆栽にして楽しむのもおすすめです(≧▽≦)

紅葉を楽しむ

秋には紅葉が楽しめます。エゴノキの場合”黄色”に変わる黄葉です。

もみじのような鮮やかな紅葉ではありませんが、季節の移り変わりを感じられます。

まとめ

日本に自生するエゴノキは、管理が簡単でシンボルツリーにおススメです。

自然では10m近くなる高木ですが、お庭ではそれほど大きくなりすぎることもなく、育ちすぎれ困るほどではありません。

花も楽しめ、季節を感じられえる落葉樹”エゴノキ”をお庭で楽しんでくださいね(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

シンボルツリーに見直したい『エゴノキ』” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です