森のバター、アボカドの木を種から育てよう。だれでも簡単アボガドの水耕栽培

アボガド-表紙
アボガド-表紙

栄養価が高い南国フルーツとして、日本でも定番となってきた『アボガド』表記は正確にはアボカドらしい。

果物としては珍しく、デザートというよりも、主に野菜と同じような食材として利用されることが多い。

カルフォルニアロールやサラダとして利用されるので好きな方も多いかもしれませんね(≧▽≦)

アボガドは熱帯果樹なので、日本で実を付けるまで育てるのは大変。

実際、国内での生産はほとんどありません。

ですが、育てるのが難しいのかというと、そうでもない。美味しくいただいた果実の種から簡単に育てることが可能なんです。

今回は森のバター『アボガド』の種からの育て方をご紹介します(≧▽≦)

アボガドの種を取り出そう

料理に利用されたことがある人ならご存知でしょうが、アボガドの種は実の中央に1個入っています。

大きさはピンポン玉くらい。果肉からは簡単に取り出すことができます。

今回は種を使うので、果実の方はあとでスタッフが美味しくいただくことにします(≧▽≦)

アボガドを発芽させよう!

アボガドの種から芽を出すのは簡単。種を1/2~1/3水に浸けておけば芽が出てきます。

ヒヤシンスの水耕栽培ポットのようなものでもいいですが、最も簡単なのはアボガドの種に爪楊枝を刺してコップなどに引っ掛けておく方法です。

アボガドの水耕栽培

一番大事なのは、種をよく洗って果肉を落としておくこと。

果肉が腐るのはもちろん、植物の種は果肉がついていることで発芽が抑制されることが多くあります。

きれいになったアボガドに爪楊枝を3本均等に挿します。

この時、アボガドの種はとがったほうを上向きにして、爪楊枝はやや斜め下に向けて差し込むとコップに乗せたとき水に浸しやすいです。

あまり深く差すと中央の胚を傷つけてしまうので気を付けましょう(・ω・)ノ

あとは水が腐らないように1~2日ごとにこまめに取り換えて待ちましょう(≧▽≦)

熱帯果樹なので発芽には20℃くらいの気温が必要です。水耕栽培を始めるなら5月以降の気温が安定している時期がおすすめですよ。

また、意外と見落としがちなのが『水温』

お部屋の温度が暖かくても、毎日冷たい水に交換されてはアボガドとしてもたまらない(;´∀`)

汲み置きして室温と同じくらいの温度にするか、お湯を入れて水温を調整して交換してあげましょう。

アボガドの種を育てるのは水耕栽培がおすすめの理由

アボガドの種からの育て方を解説しているページを見ると、多くの場合水耕栽培で育てることを紹介しているものが多いと思います。

土にいきなり植えても構わないのですが、水耕栽培がおすすめな理由はいくつかあります。

発芽の様子が見てて面白い

第一には単純に見た目が面白い、ということがあげられます(≧▽≦)

アボガドの種が二つに割れ、隙間から根と芽が伸びてくる姿は生命の神秘を感じます(*’ω’*)

アボガドの発芽には時間がかかる

アボガドが発芽するまでは2週間~1ヶ月以上時間がかかります。

鉢植えした場合、土が乾かないように気を付けて管理しなくてはいけません。

植物が見えていれば気を付けるけど、なにも生えていないと忘れがち(^_^;)

ついつい放置して乾燥しすぎで失敗。なんてことにもなりかねません。大きく育てるにはやはり土に植えるのがいいけど、まずは水耕栽培で発芽させてから植え替える方がおすすめですよ。

アボガド栽培は失敗も多い

準備するのは簡単なアボガド栽培ですが、実は芽が出ない失敗も多い。

それは栽培環境の気温が低い場合もあるけど、種そのものが弱ってしまっている場合もあります。

アボガドの種は低温に弱いので、種を取り出すまでに冷蔵庫で長期間保存されるなどの低温に当たっていると発芽能力が咲くなっている場合があります。

今までに5~6個挑戦していますが、発芽したのは2~3個。うちでは確率50%くらいです。

土で育てると、鉢や培養土など準備するものも多く、失敗したときのダメージが大きいですが、水耕栽培なら爪楊枝とコップだけ。

万が一失敗しても諦めて次の種にチャレンジできます。

場合によっては発芽まで2ヶ月以上かかる場合もあるからきちんと根が伸びだしたのを確認してから土に植えるのがおすすめです。

アボガドを育てよう!アボガドってどんな植物?

種からの栽培も簡単なアボガド。

では、その後の栽培方法を見ていきましょう。

まずはアボガドがどんな植物なのか?

アボガドはクスノキ科ワニナシ属の常緑高木。原生地では10~30m育つ大木です。学名はPersea americana。和名は実の表皮がワニ革に似ていることから『鰐梨(ワニナシ)』と呼ばれます。

アメリカーナとあるように、原産地は中央アメリカ。

5月に花を咲かせて、実が成熟するのは次の年の11月ごろ。成熟まで1年の以上時間がかかる気の長~い果実です。

アボガドの実がなるまでには7年以上

結実してから完熟までも長いアボガドですが、種から育てた場合実がつくようになるまでにも長い時間が必要です。

種から育てた場合、実がつく大きさまで育つには7年以上かかるといわれています(;´∀`)

なかなか気の長い話になりそうです。

アボカドは1本でも実を付ける自家和合性。でも1本では結実しにくい

アボガドは一部例外を除けば自分の花粉でも実を付けることができる『自家和合性』の果樹です。

でも、アボガドを1本だけ育てても実を付けるのは難しいんです(。-`ω-)

なぜなら、アボガドは一つの花の雄しべと雌しべの成熟時期が違うんです。

日本で果実として流通するアボガドの品種はハスというものがほとんどで、これは1日目の午前中に雌しべが開花、午後には閉じてしまいます。そして次の日の午後に雄しべが開花するため、自分の花粉が雌しべにつくことはないんです。

一つの花のなかでおしべとめしべが「君の名は」状態(^_^;)

(この午前に雌しべ、次の日の午後に雄しべが開花するタイプの花をAタイプと呼びます。)

同じ品種でも果樹園などでたくさん栽培されていれば、開花時期のずれる花も出てくるので問題なく受粉しますが、1本だけの場合は自然交配はかなり難しいと考えられます。

アボガドの中には午前に雄しべ、午後に雌しべが開花する品種(Bタイプ)もあるので、そういった品種と合わせて育てられると結実率も高くなります。

お店ではほとんど販売されていませんが、ネット通販でならアボガドの苗は結構販売されているので、授粉用に午後に雌しべが開くタイプの品種(フェルテやベーコン・ズタノなど)を購入するといいでしょう。

販売されている苗木は接ぎ木で作られており、自根苗よりも早く3~5年で開花に至るといわれています。

でも、苗木1本で6~7千円もするんだよね(^_^;)ちょっと高すぎる。

品種はいろいろあるけど、日本で出回る果実はメキシコ系”ハス”種

果樹の収穫を目指しての栽培はなかなか難しそうです(^_^;)

実はついたらラッキーくらいの軽い気持ちで、観葉植物として栽培を楽しみましょう。

日本で流通する果実の90%以上はハスという品種で、この木はマイナス2~5度くらいまで耐寒性があるといわれているので、西日本以西ならギリギリ屋外で越冬ができるかもしれません。

どうせ元は捨てるはずの種だったんだから、実験的に屋外栽培にチャレンジしてもいいかもしれませんね(≧▽≦)

まとめ

今回は簡単な『アボガド』の水耕栽培の楽しみ方をご紹介しました。

アボガドの種は果肉をきれいに洗い去って、とがった方と反対のお尻の部分を水につけておくだけで芽が伸びてきます。

土に植えて大きく育てることもできますが、開花結実までには7年以上かかるうえ、1本では花粉と雌しべの成熟タイミングのずれのせいで授粉できない。

実を付けるのはすごく大変です。

実の収穫を目的にするのではなく、種からの芽吹きや、南国チックな木の姿を楽しむ目的でチャレンジしましょうね。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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