ブーゲンビレア?ブーゲンビリア?どっちが正しい?南国の不思議な花

ザ・夏の花(≧▽≦)

今回紹介するのは”ブーゲンビレア”表記の仕方は”ブーゲンビリア”だったりしますが、正直どっちでもいい(^_^;)
正しくは”Bougainvillea”発音としては「ぶぅぁげぃんびぃえいりあ」みたいな感じ、わかりにくいですね、正しい発音はコチラで確認して各自判断してください。どっちかというとブーゲンビレア表記のほうが多いかな(*´Д`)
目次(*´▽`*)
ブーゲンビレアは何者だ?
- 学名:Bougainvillea
- 科名:オシロイバナ科
- 属名:ブーゲンビリア属
- 和名: 筏葛(イカダカズラ)
原産は中央~南アメリカ。名前はフランス人として初めて世界一周を指揮したルイ・アントワーヌ・ド・ブーゲンヴィユにちなむ。
花は20度程度の温度がある時期ならいつでも開花する。夏の花のイメージがあるが、実は春早くから秋まで咲いて、真夏はあまり咲かない(^_^;)
以外かもしれないが、ブーゲンビレアはオシロイバナの仲間。全く似ていないようだが、よくよく見ると・・・
2枚の写真を比べてみて!ブーゲンビレアの花は色のついた部分だと思うかもしれないけど、本当は中央に咲く白い3つの花が本体。
周囲の色のついた部分は苞(ほう)と呼ばれる葉の一部が変化したもの。その苞1枚に1つの花がつき、さらにそれが3つ集まって一つの花を形成してるんです(≧▽≦)
よくよく観察すると不思議ですよね。
そしてその苞と花をオシロイバナと比べてみて!確かに!似てる(゚д゚)!
ブーゲンビレアは結構寒さにも強い
比較的寒さにも耐えるので関西より南なら簡単な防寒で越冬も可能。Hardiness Zoneは9a。一般的には5度以上で越冬といわれている。
通常は鉢植えで管理して冬には枝を切り詰め室内で越冬させるのがいいでしょう。
つる植物なので、自由に伸ばすとどこまでも伸びるので、剪定で小さく育てるとともに枝数を増やして花をたくさん咲かせます。
花を咲かせそこなうと罰ゲーム(゚д゚)!棘が生えます!
ブーゲンビレアは新枝に花をつけるので新梢が20㎝を超えたら、先端を5㎝ほど切り戻し、枝数を増やすようにします。
花をつけさせるポイントは3点
- 日当たりがしっかりあること
- 気温が20度以上
- 水を控えて枝がしんなりするまで待ってから水やりをする
基本的に花の付きやすい植物なので、これで大体咲きます。生育に合わせ液肥を与えてもいいです。やりすぎると枝ばかり伸びるので控えめに(゚Д゚)ノ
日照不足などで枝が伸びたのに花がつかないと、その場所には代わりに”トゲ”が発生します(゚д゚)!
花がしっかり咲けば棘は出ません。ポイントを押さえてたくさん花を咲かせましょうね。
ブーゲンビレアの育て方
基本は鉢植え栽培です。生育がいいので1年おきに最初の花が終わる5~6月に一回り大きい鉢に植え替えます。土は水はけのいい花の培養土でOK。自分で配合するなら赤玉と腐葉土7:3に元肥の普通の配合を使用します。
肥料は春と夏。開花していない成長期に与えます。
置き場所は直射日光がよくあたる場所がいいが、後に紹介する花を咲かせるための水やりを行うため雨には当たらない場所が好ましいです。
ブーゲンビレアを咲かせるポイントは光と水

ブーゲンビレアは水で咲かせる。日当たりで管理を始めたら後は水管理です(゚Д゚)ノ
水やり管理は開花数を増やすためにも重要。
春、新芽が伸びだした頃は、表面が乾いたらしっかりと水を与えます。
1番花が咲き終わる6~8月は水を控えます。どのくらいかというと、葉が柔らかくしなるくらいまで。
それまでじっと待ってから、しっかり水を与えてまたしおれるまでは水を与えません。
こうすることで枝が刺激されて、花が多く咲くようになります。
9~10月は通常管理に戻し、乾いたら与えるようにします。11~3月までの冬は春よりやや乾かし気味に管理します。
それでも花が咲かない(;'∀')
そんな時は”光”が問題かも。しっかりと明るいのに花が咲かない場合は、夜の環境を疑ってみよう。
ブーゲンビレアは昼の光が12時間以下の短日条件で花が咲きやすい植物です。
夜でも街灯の光がある場所では花が咲きにくくなります(´゚д゚`)
早めに暗くしてあげることで花を咲かせやすくなります。
買ってきたブーゲンビレアの花が落ちた!!
ブーゲンビレアは強い光が好き(*'▽')
生産者のところでは強い光の下で栽培されてきているので、室内などに置いてしまうと日照不足のストレスで花を落とすことがあります(;'∀')
購入後もできるだけ屋外の強い日差しの下で管理してくださいね。
いろいろな色のブーゲンビレア



実は花色豊富なブーゲンビレア。
赤白ピンクのほか、黄色やオレンジもあります。さらに豪華な八重咲品種も素敵ですね(*'▽')
近年の改良で花の大きい品種なども生まれています。
ホームセンターなどでは室内で販売されることも多いですが、その場合花落ちしてしまうことも多いです。できるだけ屋外で元気に育ったブーゲンビレアを購入してくださいね(≧▽≦)
前にも書いたように色のついた部分は花ではなく苞なので、一般的な花より花もちもよく長く楽しめますよ。
ブーゲンビレアはグリーンカーテンになるか?
夏に元気に伸びるつる性植物を利用するものといえば、『緑のカーテン』
つる性植物を使ったグリーンカーテンは、自然を利用したエコな暑さ対策として注目されています。
では、ブーゲンビレアも緑のカーテンとしても使えるのはないか?
ブーゲンビレアは緑のカーテンにおススメしません
確かに、つるとして伸びますが、ゴーヤのように一面を覆うほどに育てるには時間がかかります(´・ω・`)
春から育てて7月には陰ができるくらいの成長を目指したいところですが、残念ながらそこまでの成長は望めません。枝の張りも細かい枝が伸びる、というよりは一本の枝が長く伸びるという成長をするので、日差しを完全に遮るほどの茂みにはなりにくい。
年数をかければ可能かもしれないけど、地域によっては屋外での越冬が難しい。
つるの重さも問題になる。ゴーヤを這わせるようなネットでは到底つるの重量を支えることはできない。もっとしっかりした金属ネットなどを用意しなくてはいけません。
本州での緑のカーテンには向かない植物ですね(^_^;)
まとめ
ブーゲンビレア・ブーゲンビリアはどちらでも好きに呼んでOK。
花を咲かせるポイントは、
- 明るい屋外で日に当てる。
- 夜はちゃんと暗くなる場所で管理。
- 葉がしんなりするくらい乾かし気味にしてからしっかり水をあたえる。
この3つを押さえておけば、きっとお花が咲いてくれるはず(≧▽≦)
寒さは苦手なので、冬に伸びすぎた枝を切り詰めて室内に取り込み、明るい場所で管理。
これであなたもブーゲンビレアマスターだ(≧▽≦)
基本的に丈夫な花木。大きく育てて南国気分を満喫しよう!
では、皆さんよい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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