和名アフリカホウセンカ、インパチェンス半日陰を好み、種は爆発する?!

夏の花壇花しり~~ず(^_^;)

本日は「インパチェンス」です。夏花壇の定番品種でありますが、ほかのベゴニアやマリーゴールドとはちょっと違う。

大きな特徴は日向ではなく「半日陰」でも育つ。ということ。

夏から秋まで長~く楽しめる人気の花でもあります。

今回は知られざるインパチェンスの秘密をご紹介します(=゚ω゚)ノ

どっちがどっち?見た目はそっくりインパチェンスとニチニチソウ

夏の花苗の代表種”インパチェンス”と”ニチニチソウ”皆さんは見分けがつきますか?

園芸歴の長い方なら当たり前かもしれませんが、意外とわからない方も多い(^_^;)

特に花だけを比べると見分けがつかないものなんです。

では、下の写真どっちがインパチェンスでしょう??

(;゚Д゚)??

答えは…左(薄ピンク)がインパチェンス、右(濃ピンク)がニチニチソウです。

まあ、実際は葉を見ればかなり違うので見分け付きますが、満開時には株を覆うくらいに花が咲くから、ちょっとわかりにくいかもね。

ぱっと見はニチニチソウと似ているインパチェンスだけど、性質は結構違うんです(-ω-)/

インパチェンスとなにものか??

インパチェンスってよく考えると変わった名前ですよね(゜_゜)

お花屋さんで見る花苗のインパチェンスは正式には学名でImpatiens wallerianaといい、ツリフネ科ツリフネソウ属というグループに分けられる一年草。

上で紹介しているニチニチソウはキョウチクトウ科だから全然違う。他人他草の空似ですね(^_^;)

原生地はアフリカのタンザニアからモザンビークにかけての海抜1800m以上の高原地帯。

日本では5~11月にかけて次々と花を咲かせる夏の花として有名。

夏の暑さにも強く、花が長く咲くことから19世紀からヨーロッパで改良が進められました。

日本では1年草として扱われますが、冬でも温度が保てれば本来は多年草なので越冬させて来年も楽しむことが可能。とはいえ、冬でも10度以上を維持しなければならないから、無理して越冬させなくてもいいと思いますよ(^_^;)

一株が高単価な八重咲品種などはチャレンジしてもいいけど、花壇苗は一年草として楽しむほうが気楽ですよ。

半日陰でも育つ花「インパチェンス」

インパチェンスの特徴は半日陰でもきれいに咲いてくれるということ。

似ている花で紹介したニチニチソウは”日々草”の名前の通り一日中日が当たる場所でこそ美しく咲いてくれます。

しかし、インパチェンスはむしろ、真夏の強い日差しは苦手。明るいのは好きなんですが、半日陰の方がきれいに咲いてくれる花なんです(≧▽≦)

日当たりのいい正面の庭は”ニチニチソウ”、建物の陰になるような場所は”インパチェンス”と使い分けするのがおすすめです。

八重咲の品種は雨にあたると花が痛むから、鉢植えで軒下で栽培するのもおすすめですよ(-ω-)/

インパチェンスはホウセンカの仲間

ホウセンカって花を知っていますか?

夏になると、昔はどこでも育てられていた花ですが、最近はめっきり目にすることもなくなってしまいました(*´Д`)

ホウセンカ

お花屋さんで苗が販売されることもほとんどないですね。以前は小学校の教材として栽培されていたけど、今も育てるのかな(-ω-)?

なぜ”ホウセンカ”を紹介するのかというと、このホウセンカもインパチェンスと同じツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草だから。

学名はImpatiens balsamina こっちは東南アジアが原産。こぼれ種で増えるくらい育てやすい。

種だと販売されているから、育てる場合は種を購入するのがおすすめです(-ω-)/

ホウセンカの豆知識

ちなみにホウセンカは「鳳仙花」と書き、室町時代に中国からはいってきたらしい。

鳳仙花は伝説の鳥”鳳凰”が羽ばたく様子をこの植物に重ねたようです。丈夫で大きく葉を広げるさまは確かに方法に見えなくもない。

またおとなり韓国では、爪にホウセンカの汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う伝承がある。このことから『爪紅(ツメクレナイ)』の別名もあります。

日本でも貝原益軒 『大和本草』 に「女児此花と酢漿草の葉をもみ合せて爪を染む紅色となる」とあるから、同じような使い方をされたのかもしれないですね。

ちなみに、インパチェンスは和名では「アフリカホウセンカ」というんですよ。見た目は全然違うけど、これには共通したある特徴があるんです!

我慢できないっ!インパチェンスの名前の由来

見た目はかなり違って見えるインパチェンスとホウセンカ、どちらもツリフネソウ属。この属名が”インパチェンス”(Impatiens)なんです。

学名Impatiens はラテン語で「我慢強い」という意味からきています。同じような意味でアメリカでは「タッチ・ミー・ノット(さわらないで!」とも呼ばれます。

これはツリフネソウ属、特有の実の仕組みにあります(‘ω’)ノ

ホウセンカを育てたことがある方はご存知であろう。実の皮が熟すと水でパンパンに膨らんでいく。そして外部からの衝撃があったり耐えられなくなると一瞬で弾けさり巻き添えで中の種を飛ばす。

ハイスピードカメラの映像を見ても、その動きは早すぎてとらえきれていませんね(;゚Д゚)

インパチェンスの種も同じ仕組みを持ち、その距離は3m!を超すこともあるとか。

場所によってはこぼれ種で芽を出すこともあるようだけど、きちんと苗を作ったほうが成長はいい。芽が出たとしても、3mも離れたとこに咲かれても困るよね(^_^;)

実は毒草。インパチェンス(@_@)

『大和本草』では「実を服すると咽に刺さった魚の骨をとる」と書かれている.

まあ、これは本当かどうか怪しいけど、現在でも種は”急性子(きゅうせいし)”,全草を乾燥させたものを”鳳仙(ほうせん)”、花は”鳳仙花(ほうせんか)”と呼びそれぞれ漢方薬として利用されている.

毒性はそんなに強い毒ではないようだけど薬に使われるのだから多用すれば毒になります。まあ食べることはないだろうけど(^_^;)

北アメリカでは、ハチ刺され、 虫刺され 、 発疹の治療のため使用されているようです。

インパチェンスの育て方

丈夫で育てやすいので、園芸初心者にも育てやすいお花です(≧▽≦)

そんなに難しいことはないですが、長く楽しむポイントをご紹介します。

インパチェンスの植え付け時期

インパチェンスは寒さが苦手な花です。お花屋さんでは早ければ4月の初めから販売されることもありますが、まだ朝の気温が低いうちは、植え付けしない方がいいでしょう(-ω-)/

ほとんどの花苗は温室育ち。屋外の低温で最悪枯れてしまうこともあります。最低気温が10度を下回ることのなくなる5月になってから植え付けるのがおすすめです。

インパチェンスの土

一般に販売されてている花の培養土で植え付ければ大丈夫。ただしあまりに安い土は避けた方が無難です(^_^;)

特に初心者ほどいい土を使う方が失敗は少ないですよ。

インパチェンスは乾燥も加湿も嫌うのでいい土を使うと管理が非常に楽になります。生育旺盛だから、植え替え時は一回り以上大きな鉢に植えましょうね。

インパチェンスの肥料

夏の間咲き続けさせるには、追肥が必要。花用の液体肥料を10日に1度与えるようにしましょう。

インパチェンスの植え替え・寄せ植え

インパチェンスは草丈がそれほど高くならないので、アレンジや寄せ植え、ハンギングバスケットなどにも最適です(≧▽≦)

植え替え、植え付けの場合インパチェンスは移植を嫌うので、根は崩さないように植え替えるのがポイントです。

インパチェンスが好む環境

半日陰でも耐えられるけど、基本的に日当たりの方が花付きはよくなります。

ただし真夏の強い日差しで葉が日焼けすることもあるので注意しましょう。

八重咲の品種は特に強い雨で傷みやすいので、きれいに楽しむなら鉢植えで軒下栽培がおすすめです(≧▽≦)

インパチェンスは花がら摘み不要?

インパチェンスの花は、終わった後にかってに花びらが落ちるので、そのままでも見苦しくはなりません。でも、落ちた花弁が葉につくことで、汚くなったり、病気になるのでやっぱり花がらは取ってあげたほうがいいですよ(=゚ω゚)ノ

花がらつみと一緒に伸びすぎた枝のピンチ(切り戻し)をすると枝数が増えてよりたくさんの花が咲きますよ(≧▽≦)

上手に育てて秋までたくさんの花を咲かせましょう!

インパチェンスの仲間たち

最近はインパチェンスの八重咲、豪華な品種が人気です(^^♪

じつはインパチェンスといっても、いろいろな品種が販売されているんです。

カルフォルニアローズ

八重のインパチェンスの中でも人気なのがカリフォルニアローズ ”フィエスタ”シリーズ

まるでバラのような整った八重の花に、名前も”ローズ”だからミニバラと勘違いしてる人も多いけど、インパチェンスなんですよ(*’▽’)

色も豊富で株の成長もいいのでおすすめ(≧▽≦)

育て方は一重のインパチェンスと変わりません。

大きく育つニューギニアインパチェンス

インパチェンスをもっと日当たりいいとこに飾りたい!!

そんな時は「ニューギニアインパチェンス」がいいですよヽ(^。^)ノ

こちらは名前の通りニューギニア原産のインパチェンス。

インパチェンスより株が大きく、がっちりしています。

主に鉢植えで出回ることが多いニューギニアインパチェンス。普通のものに比べ日差しに強いので日向でも大丈夫。

中でもサカタのタネで作られている「サンパチェンス」は最大1mを超すほどの大株に成長する(゚Д゚)ノ

庭植え用の超大型ニューギニアインパチェンスです。

蒸散作用が大きく二酸化炭素の削減に効果!!なんて昔は宣伝文句がありましたが、実際はCO2削減効果はそこまでないです(*´Д`)

でも、その存在感はバツグン!!玄関先などに飾れば目を引くこと間違いなしですよ(≧▽≦)

まとめ

インパチェンスは苗で見ると弱々しく見えるし、枝は簡単にポキッと折れて頼りないようですが、鉢やお庭に植えたとたん爆発的に成長して満開の花を咲かせます(@_@)

豪華なボリュームある花が大好きなアメリカで大人気なのが分かる花ですね。

日差しか弱くても栽培できるのでベランダや北玄関でもOK。

ぜひ今年の夏花壇はアメリカンな”アフリカホウセンカ”で飾ってくださいね(*’▽’)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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