「プリムラ・ジュリアン」と「プリムラポリアンサ」何が違うの?誕生のひみつと育て方をバッチリご紹介
冬でも色とりどりに、きれいな花を咲かせる『プリムラ・ジュリアン』と『プリムラ・ポリアンサ』
花も見た目もそっくり(+o+)
長いことお花屋さんをやっていますが、未だに「ど~っちだ?」と聞かれたら、正解する自信はありません(;´∀`)
上の花がジュリアン、下がポリアンサ。
(。-`ω-)?
はてさて?何が違うんだろう?
今回の記事を読んだら、あなたもきっと見分けられるようになる!かもしれない??
目次(*´▽`*)
花屋さんのプリムラは、ほとんどは「ジュリアン」だと思っても間違いではない?
最近のプリムラは、八重咲の花やフリル咲き、変わった色など、様々な花が販売されています。
この特殊な花は、ほとんどすべてがジュリアンです(゚Д゚)ノ
『プリムラ・ジュリアン』とは、ポリアンサから改良され、さまざまなバリエーションを楽しめるようになったプリムラのグループだからなんです!
プリムラ・ジュリアンの誕生
プリムラ・ジュリアンとは、プリムラ・ポリアンサから作られた、交配品種。
そもそもは、『ポリアンサ』もヨーロッパの野生種を人工的に交配して作られた園芸品種。
だけど、様々な品種が掛け合わされているため、品質が安定しにくく、栽培環境によっては花茎が伸びたり、花色が一定でなかったりといった問題があって、生産者としてはちょっと育てにくい花でした(^_^;)
ジュリアンの生みの親は日本の種苗メーカー「サカタのタネ」
そこを日本のサカタのタネが、1981年コーカサス原産の「プリムラ・ジュリアエ」を交配させたミニプリムラの「ジュリアンハイブリッド」を発表した。
これこそが「プリムラ・ジュリアン」ポリアンサに比べ花や葉が小さく、花茎が伸びにくい、さらに寒さにも強い。非常に育てやすくなったんだ。
こうして生まれたジュリアンは改良が進み、現在でも様々な花形や、色が増えて今も人気になっているんです。
今ではポリアンサも育てやすい品種が登場しているが、色幅や広く、アレンジに向くコンパクトなジュリアンが好まれるので、お花屋さんではほとんど『ジュリアン』ばかりが販売されているわけです。
ポリアンサとジュリアンの見分け方は?
これが、はっきりしたものは大きさくらいしかない(^_^;)
株や花が大きめのものはポリアンサかな?くらい。
ただし、八重咲やフリンジなど特殊な花はポリアンサにはないので、それはすべてジュリアンだと思って間違いないと思うよ(*'▽')
原種は山野草として販売されることもある
ポリアンサとジュリアンは「別種」というよりも「親子」だったんですね(^^♪
ちなみに、交配に使われたプリムラ・ジュリエは今でも山野草で「深山桜草」の名前で栽培されています。
これもかわいい(^^♪
ポリアンサ・ジュリアンの育て方
丈夫で育てやすいプリムラですが、やっぱり栽培法を間違えれば花が咲かなくなることも・・・
簡単な育て方のポイントをご案内。
- 太陽大好き! 日当たりのいい場所で育てましょう。
- 開花期は肥料も 液体肥料などを10日に1回。粒肥料でもOK。花がないときは控えます。
- 水は乾いたら、葉を持ち上げて与えます。中心に水がたまると株が腐ることも(+o+)
- 暑さは苦手 ちょっと寒いかな?くらいの方が元気に育ちます。基本は外で栽培。室内の場合はできるだけ涼しく明るい場所に飾ってくださいネ。
- 多年草だけど、 暑さに弱く夏を越すのが難しいから1年草扱い。涼しく管理すれば何年も楽しめますよ(^^♪
- 土は培養土 花用であればOK。植え替えなくても花は咲くけど、植え替えたほうがもちろん元気に咲くよ。
冬のお庭を飾るのには最適なお花。
いろんな種類の花が出てきてるから、最後に少しご紹介(^O^)/
こんなにあるぞ!きれいなプリムラジュリアン
探したが苗の販売は全部ジュリアンだけだった(;´∀`)
今のジュリアンはホントいろんな花があって迷っちゃうよ(∩´∀`)∩
これは「群生の空」青い花は珍しいから目を引くこと間違いなし!
八重咲プリンアラモード。バラのようです(゚Д゚)ノ
初恋ローザ、覆輪が素敵( *´艸`)パープルもあります。
うす~いピンクの八重、ブライダルベル。アレンジに入れると明るく映えそう(≧▽≦)
これは!目を引く。上手にアレンジしたらかっこよさそうです(*'▽')
このシリーズはスイーツの名前がついている八重咲品種。豪華なのに可愛い!(^^)!
まとめ
アレンジやハンギングにも使いやすい、これからが旬の「プリムラ」サクラソウの仲間。
ほかにもマラコイデスなど、これから楽しみな品種もたくさんありますよ(^^♪
以前の記事も参考にしてくださいネ。
では、皆様よい園楽を~(≧▽≦)
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