パンジー・ビオラを春までたくさん咲かせる”秘訣”教えます

パンジー表紙

秋も深まりそろそろ夏の花壇苗も疲れが見えるころ(^_^;)

そろそろ秋冬の花壇に模様替えの季節ではないでしょうか。そうなると主役はやっぱり『パンジー・ビオラ』

知らない人はいないほど有名な花。ちなみにパンジーとビオラは花の大きさが違うだけで基本は同じものなんですよ(=゚ω゚)ノ

 

いきなりですが、その秘訣を大公開!それは、

「植えたら花を全部取ってしまうこと」です!これで今年の花がいっぱい咲きます!

なぜそんなことをするかはゆっくり説明しますね(≧▽≦)

パンジー・ビオラの植え付け適期は?

パンジービオラの本来の開花時期は早春。しかし現在は品種改良が進み早いものでは9月からお花屋さんに並ぶ場合も(◎_◎;)

ですが、暑さが苦手なパンジー・ビオラ。あまり早く購入するのはおすすめしません(゚Д゚)ノ

近年では9月はまだ気温も高く、パンジー・ビオラの栽培は難しいのです。9月から販売される花苗は多くが八ヶ岳などの涼しい山の上で生産された花たち。一般地の気温ではお花屋さんに並んでいる時点でも間延びします。

もちろんお庭に植えても間延びするし、温度が高いと病害虫の心配もあります(^_^;)

いろいろな品種が出そろうのは10月中旬以降なので、普通は10月~11月くらいに植え付けるのがおすすめです。

パンジー・ビオラ良い株の選び方

最近は本当にたくさんの色の花が品種改良され、無い色はないんじゃないかといわれるパンジー・ビオラ。

花の大きさ、形も様々。色や大きさは好みで選んでいいのですが、ここでは良い株の見分け方を説明します(・ω・)ノ

株が充実していること!

比べればわかるように右がいい株です(=゚ω゚)ノ

ポイントは、葉の枚数。しっかりした株は葉の枚数が多く、ポットの土がほとんど見えなくなっています。

葉の枚数は栄養生産能力の証。植え替えた後の生育が断然違います(≧▽≦)

葉の枚数が多くてもひょろひょろに伸びた株もあまりよくないですよ。

根がしっかり張っていること!

しっかり育った苗は白く健康な根がびっしり回っています。あまり回りすぎていると根詰まりで下の葉が黄色くなっている場合があるのでそういったものは避けましょう。

でもお店でポットから引っこ抜くわけにもいかない(^_^;)

そんな時は、ポットをもって揺らしてみるとなんとなくわかります。根がしっかりしている株は多少揺れてもふらふらしません。

逆に根張りの弱い株は地上部が、ぐらんぐらん不安定に揺れます(◎_◎;)

この2つのポイントで大体いい苗は見分けられますよ。

パンジー・ビオラを植えよう!

気温が落ち着く10月ごろが植え付け適期。

土は鉢植えならお花用の培養土。花壇植えなら腐葉土を入れて植え付けます。花が春まで咲き続けるので元肥もしっかり入れましょう。

植え付けの間隔は?

これは植え付けの時期によっても変わってきます。

10月11月の早いうちならパンジー・ビオラはまだ成長するので間に1ポット分くらい間隔を取って植え付けるのがいいです。

植え付けが12月に入っている場合は株の成長が遅いので少し詰めて植えた方が早くきれいな花壇になりますよ(*'▽')

パンジー・ビオラは寒さにも強いから多少の霜や雪は大丈夫。雪につぶされても、日中に雪解けすれば元気に花を立ち上げてくれます!

丈夫だね(≧▽≦)

丈夫なパンジー・ビオラを育てるには?

最初の話。丈夫なパンジー・ビオラを育てる秘訣。それは今咲いている花は全部摘んでしまうことです(=゚ω゚)ノ

終わった花や種ではなく、現在咲いている花全部です(゚Д゚)ノ

まずは体づくり、株と根を育てる栄養成長

植物には葉っぱや株を育てる『栄養成長』と花を咲かせて種を作る『生殖成長』があります。

植物は一度『生殖成長』を始めると、花と種のために栄養を優先的に使います。そのため、ポットの苗を植えたときも、まだ体が十分に仕上がっていないのに、次々に花を咲かせようと栄養を使ってしまうんです(゚Д゚)ノ

花を咲かせるということは植物にとってかなり体力を消耗します(;´∀`)

栄養の少ない状態では根を張らせられない → 体力のない状態で花を咲かせる → 体力がないから根が張らない →……

という負のスパイラルに陥ってしまいます。これを解決するために、苗を植えた時点で現在の花をすべて摘んでしまいます。

花がないことで、余った栄養が株を育てる!

お店で販売されてる苗についている花は、その株の『見本』だと思いましょう(゚Д゚)ノ

『見本』を頼りに色合わせをして、花壇や鉢をアレンジしたら現在咲いている花をすべて摘み取ります。すると、

花に行く予定の栄養が余るので、根や株が育つ → 根や株が育つと栄養が豊富になるため良い花が咲く。 → 根が張っていると栄養の吸収もよく、さらに株が育つ → より良い花が咲く!

株が充実するとどんどん成長が加速し、葉の詰まったしっかりした株が育ち、最終的に多くの花を長く楽しめるようになります。

一度花をつけた株は、花を摘んでも1週間くらいで次の花が上がってきますよ(≧▽≦)

花が終わったら、花がらを摘もう

たくさんの花を咲かせるのに重要な作業。それが『花がら摘み』です。

パンジー・ビオラの花は人間のために咲いているわけではありません(゚Д゚)ノ

花の目的は虫に立ち寄って花粉を運んでもらい、種をつけること。そのためにたくさんの栄養を使って次々に花を咲かせているわけです。

花は最終目的ではない。

花を咲かせるのが目的ではなく、そのあとに実る種が重要。

つまり、種ができた株は、花よりも種を充実させることが優先になり、栄養がそちらに優先に使われるようになり花が少なくなってしまうんです(;'∀')

そうならないために、終わりかけの花は早めに摘んでしまうことが重要なんです。

終わりかけの花を見分けるコツ

元気な花と、終わりかけの花を見分けるには株を上から見ると簡単です(*‘ω‘ *)

パンジー・ビオラの花は虫にアピールするため上向きに開きます。その後終わった花は徐々に下を向き花びらを落とします。

なので、上から見てガク片のある花の後ろが見えている花はすべて終わったお花。摘んでいい花ということになりますΣ(・ω・ノ)ノ

下向きでも花弁の小さいものはこれから開く蕾だから積んじゃだめですよ(≧▽≦)

パンジー・ビオラの葉が紫~黒に変色してきた!

冬になるとパンジー・ビオラの葉が黒くなることがあります。これは病気ではなく寒さによる紅葉。

気温が回復してくればまた緑の葉が展開するので心配いらないです。

ただし、黒い葉になるのにはもう一つ『肥料切れ』の場合もあります(゚Д゚)ノ

根詰まりや、肥料を与えていない場合は株が弱って花が咲かなくなることがあります。

その場合は早めに植え替えや、肥料を与えるなど対応をしてあげましょうね。

まとめ

パンジー・ビオラの花をたくさん咲かせるには(≧▽≦)

  • パンジー・ビオラの植え付け適期は10~11月
  • 葉が茂ったしっかりした株を選ぶ
  • 根がしっかり張った株を選ぶ
  • 植え付けたときの最初の花は全部摘み取る
  • 肥料を切らさないように、花がらはしっかりとる

これで春まで次々に花を咲かせてくれるはずですよ~

たくさん植えて冬の花壇を楽しみましょう(≧▽≦)

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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