ネコジャラシぢゃないよ!ウサギのしっぽのラグラスの育て方
ふわふわパフパフの穂がカワ(・∀・)イイ!!
この植物はネコジャラシ・・・・じゃないんですよ~
この植物はラグラスといって、雑草ではなくきちんとした園芸植物なんですよ(^_^;)
ネコジャラシ(エノコログサ)との違いとともに、育て方をご紹介していきます。
目次(*´▽`*)
ラグラスってどんな植物?
ラグラスとは、イネ科のラグラス属Lagurus ovatus 別名:バニーテール。
確かにウサギのしっぽのようにぷっくりした姿がかわいらしい( *´艸`)
現在は1属1種だけのグループですが、ドライフラワーに使われるような40~60㎝に育つ、背の高い一般品種と、ポット苗で販売される20~40cmの矮性種があります。
地中海沿岸に生える一年草で、4~6月ごろに花を咲かせます。
花はドライフラワーアレンジメントなどにも利用されるほか、独特な姿から鉢植えアレンジにも使われます。
こぼれ種でもよく増えるので、一度植えれば毎年楽しめますよ(≧▽≦)
ラグラスとエノコログサ(ネコジャラシの違い)
( `ー´)ノ「どうせネコジャラシと同じでしょ」
なんて決めつけて育てなかったらもったいない!
ネコジャラシ(エノコログサ)とは全然違いますよ!
ネコジャラシについては以前の記事があるので詳しくはこちらをご覧くださいね。
ネコジャラシとの違い1「犬じゃなく兎」
ネコジャラシの本当の名前は「エノコログサ」これは「狗尾草」と書き、犬のしっぽ問う意味。
猫のしっぽじゃなくて、犬のしっぽなんですね(*'▽')
そしてラグラスは「バニーテール」と呼ばれこれはもちろん「ウサギのしっぽ」の意味。
これは花(穂)の形を表しています。まあ、見たまんま。
丸っこい穂がラグラスです。
ネコジャラシとの違い2「雑草化しない」
雑草化も何も、ネコジャラシはもともと雑草です(^_^;)
雑草になるかどうかは種をばらまきかってにどこでも大発生するかどうか。
ラグラスはこぼれ種でもそれなりに毎年でますが、庭中はびこるほどひどくはありません。
ネコジャラシとの違い3「ドライフラワーで利用可能」
ネコジャラシは乾燥すると脱粒性がよく、ほとんどの穂がバラバラになってしまいます。ラグラスは比較的、穂が崩れにくくドライフラワーにした後もかわいらしい姿を保ちます。
ドライフラワーには背の高い一般種がいいんですが、ポット植で販売されることはほとんどないので、長いラグラスを自宅で育てたい場合は種を購入するしかないですね(^_^;)
ラグラスの育て方
ラグラスを育てるのは春に販売されるポット苗を購入するのが簡単。
丈夫な植物なので、環境に合う場所に植えれば、ほとんどお手入れ不要で楽しむことができますよ(≧▽≦)
ラグラスの種まき
一年草ですが、秋に穂をほぐすようにして種をまくことで、次の春にたくさんの芽が育ちます。間引きは不要でこんもり茂らせて栽培できます。
小さいうちなら移植できますが、根が張ってからの移植は難しいので早めに移動しましょうね。
雑草と間違えて抜いてしまわないように要注意です(; ・`д・´)
きちんと育てるならポットに種まきする方が安心ですね。
ドライフラワーに使いたい場合は矮性ではない一般種のタネを選びましょう。
温暖地では秋まきですが、東北以北では防寒できないなら早春撒きがおすすめ。まき時が遅いとその年に開花できないこともあるので種まきは早めに行いましょう(>_<)
ラグラスの好む場所
大事なのは「日当たり」と「水はけ」これが悪い場所では育ちません(゚Д゚)ノ
逆に言えば、これだけに気をつければあとはほっておいても問題ないというほど丈夫。
お庭植えでも、鉢植えでもどちらでも楽しめます。ポット植で販売される矮性種はあまり大きくならないので手前に植えてあげましょうね。
ラグラスの土
水はけがよければどんな培養土でもOK
やせ地であっても問題なく育ちます。土が痩せているような場所ではあまり大きくならず、栄養の豊富な場所ではボリュームが大きく育ちます。
ラグラスの肥料
地植えであれば基本的に肥料は不要。与えるとしたら薄い液体肥料を10日に1度くらい与えましょう。
鉢植えの場合はあまりに肥料が切れすぎると葉が黄色くなってしまうので、その場合にもお花用の肥料を与えましょうね。
ラグラスの管理
乾燥気味に育てることが重要。
なので地植えであれば水やりは基本的に不要です。
鉢植えでも乾燥気味になるように注意しましょう。枯らしてしまうとすれば土の加湿による根腐れの場合が多い(^_^;)
乾燥にはめっぽう強いので、葉がしおれてしまうくらい水を切ってからでも復活します。
万が一完全に水を切ってもそのまま天然のドライフラワーになるので、それはそれでいいかな(^_^;)
病害虫の心配もほとんどない。
ほとんどやることのない植物ですね(≧▽≦)
まとめ
人によっては雑草扱いされますが、繊細なほわほわ感はネコジャラシとは一線を画すかわいらしさです。
花時期は4~6月ですが、花はそのままでもドライフラワーになって秋まで鑑賞できます。
アレンジのワンポイントに、ドライフラワーの素材として、ぜひかわいがってくださいね(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙