【人気の花】パンジー?ビオラ?スミレ?この苗どっち?結構知らない違いと見分け方。

パンジービオラ見分け方-表紙
パンジービオラ見分け方-表紙

秋から春までなが~~~~く花壇を彩る。寒さに強い花といえば「パンジー」「ビオラ」

ところで、「パンジー」と「ビオラ」って何が違うかわかりますか(。´・ω・)?

今回は意外と知らない『パンジーとビオラの違い』をご紹介しちゃいましょう(≧▽≦)

結論。パンジーとビオラは同じもの”ガーデンパンジー”と”タフテッドパンジー”

最初に結論から。

パンジーとビオラは同じ花です(・ω・)ノ

まあ、正確には「同じ原種から改良された育種目標の違う花」といったところでしょうか。

パンジー・ビオラと別の花のように区別されるのは日本だけで、海外ではパンジーを「ガーデンパンジー」ビオラを「タフテッドパンジー」と呼びどちらもパンジーの一種として利用されています。

その証拠に学名で見れば、パンジーもビオラも同じ Viola x wittrockiana で表記されているんです。

パンジーとビオラの見分け方

そうは言っても、『パンジーとビオラ』というように明確に区別して販売されることがほとんどなのも事実(。-`ω-)

そこで、超簡単!パンジービオラの見分け方をご紹介します。

それは・・・

『ラベルにパンジーと書いてあったら”パンジー”。ビオラと書いてあれば”ビオラ”です!』

ああああ!怒らないで(;´Д`)、現代のパンジービオラは明確な区別が難しいんです。

そのため、育種家(その花を開発した人が)

うん、これはビオラにしよう!

といえばそれは『ビオラ』なんです。

パンジー・ビオラ見分け方のポイントは大きさと”ひげ”

それでは納得できない!という方も多いことでしょう(^_^;)

一般的な区分けとしては、『花の大きさが5㎝以上のものをパンジー(ガーデンパンジー)、それ以下をビオラ(タフテッドパンジー)』とするのが主流です。

とはいえ、現代は大輪ビオラや小輪パンジーといった中間のような花もあり、明確に区別できないのも事実。

大きさのほかに、ビオラ特有の特徴として下唇弁(下につく花びら)に”ひげ”の模様があるのが特徴。

逆にパンジーには黒い斑点『ブロッチ』が出る特徴があります。

とは言え、最近はブロッチの入ったビオラや、ひげっぽいパンジーなどあいまい。あくまで目安程度と考えましょう。

パンジー・ビオラの原種「ワイルドパンジー」ビオラ・トリコロール

パンジーの原種はヨーロッパにひろく分布するビオラ・トリコロル(学名:V.tricolor)を中心として各種スミレ属の花が交配されて作られたといわれています。

原種となったビオラ・トリコロールは現代でも「ワイルドパンジー」の名前でハーブとして販売されることがあります。

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三色菫(サンシキスミレ)の名前の通り、紫・黄色・白の花色を持ち、色の変化が大きいとくちょうがある。

今でも「紫・黄色・白」のパンジービオラの性質が強く出るのは、この原種の遺伝子の力なんですね(≧▽≦)

香りが人気のニオイスミレ、香りがないのに人気ビオラ・トリコロール

参考⇒:香りのいいスミレ「においすみれ」と「パルマすみれ」

現代ではパンジー・ビオラの人気は絶大ですが、中世ヨーロッパでは香りの強いニオイスミレが人気だった。

ニオイスミレは小輪だけど、非常にいい香りを漂わせるスミレの仲間。

ヨーロッパでは芳香がとても尊ばれたのでニオイスミレの人気は高かったんです。

しかし、香りがないにも関わらず、ビオラ・トリコロールは人々の興味をひき続けた。

イギリス貴族の間で交配を繰り返し、改良が続けられたビオラ・トリコロールはその結果として、色・形様々な品種を生み出し現代では冬の花壇になくてはならない主役パンジーが生まれたんです(≧▽≦)

パンジーの名前の由来、ブロッチの生まれた経緯

パンジーの語源は「物思う人」pensèe(パンセ)からつけられたといわれています。

これはパンジーに浮かぶ黒い模様『ブロッチ』が物思いにふける人の顔に見えることからつけられました。

ではパンジーの独特な黒い模様(ブロッチ)はいつ現れたのか?

パンジー独特、あのブロッチはたった一鉢の花から始まった?!

歴史は19世紀にさかのぼる。

1813年、庭師であり園芸家のT・トムソンがヴィオラ・トリコロルの中にこれまで見たことがない斑紋を発見した。

トムソンはその時の様子を「庭の手入れをしていると『小さな子猫の目』が僕をじっと見つめていた』と語る。

確かにパンジーってこっちを見ているように感じることってあるよね(≧▽≦)

偶然発見されたこの株はトムソンによって「マドラ」と名付けられ、交配親として様々に利用された、そしてパンジー独特の『ブロッチ』が広まっていったのです。

もとはすべて、この一鉢。すげーヾ(≧▽≦)ノ

この発見はイギリスの園芸会に新風を巻き起こし、翌年にはパンジーのフラワーショーが開催されることとなった。

わずか20年ほどで400を超える品種が作り出されたというからかなりのもの。ヨーロッパは昔から花好きだね(^^♪

日本にも1864年ごろ渡来し三色菫、遊蝶花、胡蝶草などと呼ばれ親しまれていた。

1864年と言えば大政奉還のわずか3年前。

激動の時代にパンジーも日本に来ていたのだ(=゚ω゚)ノ

ビオラは小型化したパンジー

ひたすらに大きい花を追い求めて改良が進められていたが、大きい花が増えてくると今度は小さいかわいい花が欲しくなるモノ。

そうして生まれたのが、小輪多花性のタフテッドパンジー。つまりは「ビオラ」だ(・ω・)ノ

パンジーより丈夫?野生に近いビオラ

タフテッドパンジーの名前の通り、パンジーよりも丈夫なものが多い。結構こぼれ種で増えていたりするものも、ビオラの方が多い。

(種から育てるとたいていは原種色の紫・黄色・白のいずれかが咲く場合がほとんど)

花は小さいがその分、花数が多く咲く。主張が強すぎないからアレンジなどでも重宝します。

近年は上弁がウサギの耳のように長く伸びる「ラビット咲」のビオラも人気を集めているね(≧▽≦)

ビオラにあってパンジーにない色”YTT”

ビオラの品種に、YTTというシリーズがある。実はこれ”yesterday“,”today”,”tomorrow”の略。

昨日今日明日と、花色が変化するビオラのシリーズなんです(≧▽≦)

一株でいろいろな表情が楽しめてお得ですよ。

色変わりする花はまだパンジーでは見たことないかな(^_^;)

大昔、パンジー(スミレ)は“木”だったって信じられる?

パンジーやスミレの仲間と聞いて思い浮かべるのは、かわいらしい小さな花。

おそらくはだれもビオラが”木”だなんて考える人はいないでしょう。

しかし、実はスミレ科の仲間の中では、草本の方がむしろマイナー。

スミレ科に含まれる23属のうち20属は”木”に育つグループ。

ビオラも基本的に、大昔は”木”だったと考えられています。

氷河期に耐えるため草になったビオラ

オセアニアに分布するビオラの仲間はほぼすべてが木本性。

恐竜が生きていた時代は地球が暖かく、スミレの仲間も大型化に進化していた。

しかし、次第に地球は冷え『氷河期』が訪れる。

多くの動植物が絶滅していくなか、ビオラは小さく広く分布できる『草本性』に進化することを選んだんです。

氷河期が過ぎた後、寒さを乗り切ったビオラたちは寒さに強いという性質を生かして世界中に広がっていった。

この経験があるから、寒さには強いが暑さに弱いビオラの原型が出来上がったのですね。

まとめ

パンジーとビオラの違い、見分け方について紹介しました。

元は同じ花で、改良していく目的の違いで大きな花と、小さな花のグループへと別れていった。

現代では明確に区別はしないで販売されることも多くなったパンジーとビオラ。

より多様性のある、様々な花が毎年発表されて私たちを楽しませてくれます。

初心者は特に丈夫なビオラ、中でも原種の色に近い「紫・黄色・白」系のものから始めると失敗が少ないのでおすすめですよ(≧▽≦)

チューリップやムスカリなどの球根との寄せ植えも素敵。春には球根から花が咲いて新しい姿が楽しめます。

育て方は下記の記事も参考にしてみてくださいね(≧▽≦)

初心者必見!パンジービオラと秋植え球根の育て方リンク

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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