シンフォリカルポス・スノーベリーの実って美味しいの?真っ白な実を食べてみた
シンフォリカルポスという植物を知っていますか?
秋の実物として切り花などでも登場する、白い実。
種類としてはピンクもあるけど、『白いマシュマロのような実』というイメージが強いですね(≧▽≦)
実は一か所に固まって実り、かわいらしい。
美味しいのかな?とかじってみましたが・・・・・・(@_@)
ダメです!シンフォリカルポスには毒があるよ!
よいこのみんなは絶対真似しちゃだめだぞ。
でも、見れば見るほど不思議な実(^_^;)
いったいどんな植物なんだろう??
今回はちょっと変わった実物。シンフォリカルポスを紹介します(^_-)-☆
目次(*´▽`*)
シンフォリカルポス?シンフォリカルホス?シンフォリカルフォス?
呼び方はいろいろだけど、すべて同じ。
Symphoricarpos albusという学名を無理やり日本語読みにしているから、いろんな読み方になるんですね(^_^;)
和名では「雪晃木(セッコウボク)」や「シラタマヒョウタンボク」という名前がついています。
シンフォリカルポスは何の仲間?
シンフォリカルポス(雪晃木)はスイカズラ科セッコウボク属の落葉低木。
原産地は北アメリカ。
性質は丈夫で、日陰で湿った山や森の生息地、森林地帯、川岸など広い範囲で育つことができます。
樹高は1~2mに育ち、暑さ寒さに強いから基本的には丈夫な植物。
耐寒性を表すHardiness Zoneは3-7、北海道から本州なら問題ないなく栽培できる。ただ寒さよりも、暑さや乾燥に弱いところがあるようなので、真夏の強い日差しや水切れには注意しましょう。
参考リンク→:この植物はうちで冬越し出来るかな?耐寒性はUSDA 耐寒性ゾーンマップ(Hardiness Zone)で調べられるゾ!
シンフォリカルポスの品種
シンフォリカルポスは白い実のものと、薄ピンクの品種があります。
同じ時期に販売されて、同じような実を付ける植物に『真珠の木』(ハッピーベリー)という種類もあるけど、全く別の植物。
真珠の木はツツジ科の植物です。
参考リンク→:ハッピーベリー冬を彩る不思議な実、食べられる?美味しいの?
シンフォリカルポスの育て方
実を楽しんだ後に枯らしてしまうことが多いシンフォリカルポス。
単に落葉しただけの場合もあるけど、春になっても芽が出てこないなら、それは水を切らせてしまったのかも。
シンフォリカルポスは乾燥に弱く、水が切れると簡単に葉が落ちて見も”しわしわ”になってしまいます(;´∀`)
落葉期であってもカラカラになるまで乾燥させてはいけません。
でも、ポイントを押さえた栽培をすれば、大きく育って毎年かわいい実を楽しめますヨ。
シンフォリカルポスの年間管理
年間管理とは言っても、実はそんなにやることはないです(^_^;)
基本的に丈夫な植物なので、病害虫もほとんどない。
肥料もそれほど必要としません。乾燥に弱いので乾かしすぎにだけは注意しましょう。
今年伸びた新芽の先に初夏から一か所に固まるように花を咲かせます。
秋にはこの花が真っ白い実に変わります。
植え場所
基本的には日当たりを好むけど、真夏の強い日差しは当たらない方がいい。
あまり日が弱い場所に植えてしまうと、実がつかなくなるので注意しよう(゚Д゚)ノ
水やり
やや乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらしっかりとあたえます。
冬の落葉期は必要とする水分が少ないので、乾きにくくはなるが、乾燥させすぎないように注意。冬でも水は必要です。
まあ、地植えならそれほど気にしなくても大丈夫です。
乾燥と根を保護するために厚めに腐葉土でマルチングをしておくのがおすすめ(・ω・)ノ
シンフォリカルポスの用土
特に決まった土はないので、普通の花用培養土でOK。
弱酸性から弱アルカリ(ph6.0~8.5)まで対応する範囲は広いから土壌酸度はそれほど気にする必要はないです。
乾燥のし過ぎは嫌がるけど、かといって排水性の悪い場所では根腐れの危険があるので、地植えの場合は腐葉土などをしっかりすき込んで植え付けましょう。
シンフォリカルポスの肥料
肥料も普通の花用の化成肥料などで構わない。
早春からの生育期に緩効性肥料の元肥を与えます。花後・実の後に少しお礼肥えをあたえるのも有効です。
それほど多くの肥料は必要としないので、与えすぎには注意しましょう(゚Д゚)ノ
シンフォリカルポスの剪定
樹高は大きくなっても2m程度なので、大きくなって構わないのであればそのまま育てても構わない。
あまり大きくしたくない場合は、冬~早春の芽吹き前に枝を短く切り詰めておくと、低い位置で花を咲かせることができます。
枝が多いと夏に加湿による蒸れで病気が発生する場合があるので、込み合っているようなら梅雨前に風通しいいように枝を整理することも大切です。
シンフォリカルポスの増やし方
シンフォリカルポスは種も取れるけど、発芽率がよくないので挿し木によって増やす方が簡単です。
4~6月ごろ充実した枝を10~20㎝に切って下葉を落とし、発根促進剤をつけ、挿し木用の土に挿します。
発根が確認出来たら、培養土に移して普通の苗と同じ扱いをして大丈夫です(=゚ω゚)ノ
シンフォリカルポスには毒がある?
マシュマロのようなかわいらしい実。
ちょっと美味しそうに見えたので、かじってみた。
すると・・・・・・(◎o◎;)
苦い~!やばいやばい、これダメです。毒がある感じ!!
調べると、野生動物の中には食用にするものもいるようだけど、人間が食べると嘔吐を引き起こす毒があることが判明。
皆さんはよくわからない実を口にするのはやめましょうね(;´Д`)
まとめ
秋から冬にかけて、真っ白なかわいらしい実を楽しめる「シンフォリカルポス スノーベリー」
切花でも人気の植物。
育てるのも大して難しくないので、お庭の景観として取り入れても面白いですね(≧▽≦)
あんまり苗で販売されていることが少ない植物ですが、切花ではよく見かけるので切花で買ってきた枝から挿し木に挑戦するのも面白いかもしれないですよ。
クリスマスに向けてのアレンジにも最適なシンフォリカルポス。ぜひ育ててみてくださいね。
では、みなさま、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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