多肉植物に夏型・冬型があるの知ってる?
今大人気、ぷっくぷくの姿がカワ(・∀・)イイ!! 多肉植物。
多肉植物と一言で言っても、その種類は様々。砂漠に生えてるようなイメージがあるかもしれないけど、基本的に乾燥地ではあるのは間違いないけど、砂漠だけとは限らない。
生育地が違えば育ち方も違う(゚Д゚)ノ
じつは多肉植物は育ち方の違いで夏型・冬型、そして春秋型に分類されるって知ってましたか?
目次(*´▽`*)
そもそも多肉植物って何?
多肉植物とは、葉や茎などの内部に水を蓄えられるように進化した植物の仲間のこと。砂漠など乾燥した場所で生きていくために進化したその姿は一般の植物御比べて非常に変わっていて、その姿が園芸マニアの心を虜にしています(≧▽≦)
砂漠に生えるくらいだから乾燥に非常に強く、水が少なくてもよく育つ。
水やりにそれほど気を配らなくていい。おてがるに栽培できることも魅力に一つです。
多肉植物とサボテンってどう違うの?
よくある質問が「サボテンと多肉植物は何が違うか?」というもの。本で紹介される場合も”サボテンと多肉植物”というように別物として紹介されていることがおおいので混乱しちゃう(;´Д`)
答えは簡単『サボテンも多肉植物』です。
『多肉植物』というのは種の分類ではなく、特徴で区分けしたグループ分け。その中でも代表的なのがサボテン科。
サボテンの仲間は、ほぼそのすべてが多肉植物で、多肉植物全体の中でも多くに割合を占めます。その中でも特徴的な形をしていているので、多肉植物と別に『サボテン・多肉植物』と分けて呼ばれることがあります。
通常の植物はユーフォルビア属のように、多肉植物にも多くの品種が分けられているが、ポインセチアやハツユキソウのように多肉でないものも多く含む場合もある。
また、キク科は菊やヒマワリのようにほとんどは普通の植物だが、セネシオ属の一部だけが多肉植物に分類される(グリーンネックレスなど)など、同じ仲間であっても多肉植物とそうでないものがあったりします。
多肉植物を育てよう!
多肉植物を栽培するうえで難しいのが、水やりの間隔(^_^;)
多くの場合は乾かし気味でいいというのはなんとなくわかるんだけど、全くやらなくていいのかというとそんなことはない。
体に蓄えがあるとはいっても、全く水がないままではもちろん成長できない。
では一体いつ水を与えればいいのでしょうか?
多肉植物には夏型・冬型がある
多肉植物の水やりを考えるうえで重要なのが、夏型と冬型。
この違いは何かというと、いつ成長するのか?ということなんです。
夏型は夏に成長し、冬は休眠する。冬型は逆に冬に成長し、夏は休眠している植物なんです。このほかに春と秋に成長して、夏と冬両方休眠する「春秋型」もあります。
それぞれの違いを簡単に紹介しましょう(≧▽≦)
夏型の多肉植物の特徴
春~夏に成長する多肉植物で、アメリカ・南アフリカ・マダガスカル・アラビア半島などを自生地とする植物が多く含まれます。
寒さは苦手で、日当たり大好き。いわゆる一般的にイメージするサボテン・多肉植物はこの仲間が多いです。
基本的に日当たりのいい場所で管理しますが、日本の夏の日差しは強すぎる場合もあるので日焼けしそうな場合は半日陰で管理しましょう(゚Д゚)ノ
夏型多肉植物の種類
サボテン(違うものもあります)・アガベ・カランコエ・クラッスラなど
夏型多肉植物の好む環境
- 日当たり:一日中よく日の当たる場所。冬は日当たりのよい室内。
- 水やり :5~9月の生育期は土が乾いたらたっぷりあたえる。冬は断水して休眠させる。
- 肥料 :5~9月の生育期にサボテン用の肥料をあたえる
- 植え替え:生育期の4~8月ごろに行う。
冬型の多肉植物の特徴
秋~春に成長する多肉植物で、南アフリカ、アラビア半島、カナリア諸島、などに自生します。
冬に育つといっても、寒に強いわけではないです(^_^;) 寒さに弱いうえ、夏の暑さにも弱いです。管理上は5~20度の範囲で管理するようにしましょう。
冬型は特に暑い夏をどう過ごすかがポイント。日陰の風通しのいい場所で乾燥気味に管理します。夏の水やりは土を湿らす程度。過剰に水が多いのはよくありません。
冬も水を切らさないように与えなければいけないのが、ほかのグループと大きく違うところ。与えるにしても冷たい水道水はダメですよ。室温と同じくらいの温度の水をあたえるように気をつけます。
冬型に分類される多肉植物は一般的な品種ではそれほど多くない。ちょっと管理の難しいものが多いから初心者は避けた方がいいかもしれません(;´Д`)
冬型多肉植物の種類
アエオニウム、コノフィツム、リトープス、 フォーカリア、ダドレアなど
冬型多肉植物の好む環境
- 日当たり:冬は日当たりのよい室内。春~秋は半日陰の風通しのいい場所
- 水やり :11~4月の生育期は土が乾いたらたっぷりあたえる。夏は断水もしくは、乾燥気味にして休眠させる。
- 肥料 : 11~4月 の生育期にサボテン用の肥料をあたえる
- 植え替え:休眠期から目覚める9~11月ごろに行う。
春秋型の多肉植物の特徴
第三の型。春秋型は春と夏に生育して夏と冬に休眠するというタイプ。実際はこのタイプの生育型が一番多い(^_^;)
乾燥はするが年間を通して過ごしやすい環境で自生しているものが多いので、春秋は土が乾いたらたっぷり、夏も冬も断水はしないで過ごしやすい環境を維持して乾燥気味に育てるようにします。
夏型と秋冬型の分類場微妙で、地域によって夏が過ごしやすいものは夏も生育するし、近年の年の温暖化で夏型でも生育できず休眠するものも出てきています(。-`ω-)
生育の様子を見て調整してあげましょう。
春秋型の多肉植物の種類
アドロミスクス、アロエ、エケベリア、オロスタキス、ガステリア、グラプトペタルム、コチレドン、スタぺリア、セダム、セデベリア、セネシオ、センペルビブム、ダドレア、ハオルチア、パキフィツム、ビラディアなど
春秋型多肉植物の好む環境
- 日当たり:冬は日当たりのよい室内。春~秋は半日陰の風通しのいい場所
- 水やり :3~5月・9~10月の生育期は土が乾いたらたっぷりあたえる。
夏・冬は、乾燥気味。月に1~2回用土を湿らせる程度。 - 肥料 : 3~5月・9~10月 の生育期にサボテン用の肥料をあたえる
- 植え替え:生育期の3~6月ごろに行う。
まとめ
多肉植物には好む生育環境によって3つの型に分けられます。
- 夏型
- 冬型
- 春秋型
生育期は水を欲しがり、休眠期には水を与えない(乾燥気味に育てる)のがポイント。
とはいってもどれが夏で、どれが冬かはわからないですよね(^_^;)
この中で特に注意するのが『冬型』
夏越しが難しく、管理のタイミングで「冬に生育する」っていうのがイメージしにくいと思います。
それほど数は多くないので、冬型だけを覚えて気をつけて管理すれば、春秋型と夏型は同じような管理でもそれほど問題ありません。
多肉植物の生育型を調べる
専門店で購入する場合は店員さんに訪ねれば教えてもらえると思いますが、多くのお花屋さんホームセンターでは、夏型・冬型の区分をして販売していることはありません。
実際のところ品種によって春秋型に分類されたり夏型に分類されたりと紹介されるものによって異なる場合もあるから、店員さんでもきちんと説明することはできない場合が多いです(^_^;)
同じサボテンの仲間でも夏型と冬型があったりするので、名前がついていたらスマホで検索したりよく調べてから栽培を始めましょうね。
慣れてくれば姿かたちでなんとなくどの仲間か、どのように生育するのかがわかってくるので生育型ごとに育てる環境を調整してあげましょう。試行錯誤しながら育てるのも園芸の醍醐味です(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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