ミセバヤの葉が食べられる!ベンケイソウスガの害から守るには?予防と対策

ミセバヤ表紙
ミセバヤ表紙

ミセバヤという植物を知っていますか?

日本に自生する多肉植物で、古来から園芸に用いられてきた歴史の古い植物です。

暑さ寒さにも強いミセバヤですが、唯一の天敵がベンケイソウの仲間の葉を専門に食べる。ベンケイソウスガ

小さいくせに大食漢。気づいた時には相当食べられてしまっていることが多い(;’∀’)

そうなる前にしっかり予防をしておきましょう。

ベンケイソウスガは発生前の予防が大事

ベンケイソウスガは5~6月ごろ発生することが多い。

気づくと葉の付け根を中心に食べられていて、クモの巣のような糸に隠れた幼虫をたくさん見つけることになるでしょう(;’∀’)

こうならないための予防が大切。

予防するのは簡単です。鉢に一つまみ「オルトラン」をまいて置く。これだけ。

オルトランは地面に撒くことで、植物の根から薬成分が吸収され、虫がその植物をかじることで農薬が植物の体に作用して退治する薬。

予防効果は約1か月なので、4月ごろから月に1度くらいのペースでまいておくと被害を未然に予防できます。

葉を中央から食べるため、被害に気付きにくい

常に気にしていれば、対応できそうなものですが、たいてい気づいた時にはすでに結構被害が出てしまっていることが多い(。-`ω-)

それは、卵を産み付ける成虫が夜行性で夜のうちにやってくることと、虫は葉の外じゃなく内側(葉の付け根側)から食べ始めるので、周りから見ても見つけにくいということがあります。

(成虫の写真はコチラで確認ください。)

写真のように、茎を真上から見れば一目瞭然なのですが、これが横から見るとわからない(^_^;)

うまく隠れながら食べ進むんです。

そのため気づいた時には取り返しがつかないくらい食べられてしまっている、なんてこともよくあります。

これが特に大株になるほど見つけにくい。隠れやすく虫ものんびり食事ができてしまいます。

すでに食べられていたらどうする?

予防をして食べられないのが一番なのですが、もしすでに食べられてしまっていたらどうするか。

すでに食べられてしまっているなら粒のオルトランはおすすめしません。

効果がないわけではないですが、粒のオルトランは、土にまく→水に溶ける→根から吸収される→植物をめぐる→虫に食べられて効果が発生!

というように、効果が表れるまでに時間がかかり、その間も食害が継続されてしまいます。

すでに虫がいるなら捕殺が一番!

殺虫スプレーなら直接かかればたいていの薬で退治できますが、このベンケイソウスガは糸のようなものを出して自分の体の周囲を守っています。

このままスプレーしても、うまく薬が虫にかからない可能性が高い。

そこでおすすめは、『捕殺』です。

別に1匹ずつ捕まえろと言っているのではありません。たいていの場合は虫は枝の先端から根元に向けて食べながら進んでいきます。

虫を見つけたら、食害のない葉の上から切ってしまいましょう。

そしてそのままゴミ箱へポイっ!

今年の花は咲かなくなってしまうかもしれませんが、汚くなった葉を切り戻すことで新しい芽の発生を促し、虫を触ることなく退治できます。

虫の卵が残っていたり、また産み付けられる可能性があるので、処理後にオルトランをまいておくのも忘れないようにしましょう。

ミセバヤってどんな植物?

ミセバヤはベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(またはセダム属)に分類される多年性多肉植物。

学名はHylotelephium sieboldii 。

古くから園芸るようされていた日本の自生種ですが、残念ながら現在、野生で見ることはほとんどできない。

香川県小豆島の寒霞渓と奈良県内に自生地が残る程度です。

ですが、植物としては耐暑性・耐寒性にも優れ非常に育てやすい植物なんです。

花もきれいなミセバヤ

ミセバヤはその独特な姿も魅力ですが、10~11月にはピンクのかわいい花を咲かせます。

今年伸びた枝の先端に花を咲かせるので、もし虫に食べられて剪定しても5月中に切る分には大丈夫だと思われます。

半日陰では徒長してうまく育たなかったり花が咲かないこともあるので、できるだけ明るい場所で育てましょう(≧▽≦)

ミセバヤの名前の由来

ミセバヤってよくよく考えると変わった名前ですよね。

じつは、ミセバヤは”見せばや”の意味で、「君に見せたい」という意味の古語なんです。

名前の由来は吉野山の法師が奥山でこの花を見つけ、和歌の師匠に「君に見せばや」の詞とともに贈った和歌が始まりとされています。

(朝日新聞出版、湯浅浩史氏著、花おりおりより)

ミセバヤの育て方

日本の自生種で、さらに暑さ寒さにも強いので鉢植えでも庭植えでも育てるのは簡単です。

多肉植物なので水はけの悪い土や、長く水がとどまるのは苦手です。土は山野草の土や赤玉・鹿沼・軽石などを使い水はけよく植え付けましょう。

加湿になると根腐れや灰色カビ病が発生することがあります。

地植えなら水やりは不要です(*’ω’*)

ミセバヤの肥料は?

それほど多くの肥料は必要としません。植え付け時に緩効性の肥料、マグアンプKなどを与えておけば1年間追肥は不要です。

地植えはその後も追肥なしでも育ちますが、鉢植えは肥料切れになると葉の色が悪くなったり、生育が悪くなります。

春と秋に少量、肥料を与えてあげましょう。

ミセバヤの植え替えは?

植え替えの適期は春。

ミセバヤは生育がよく、鉢植えだと1~2年で根が詰まってしまうので、1~2年ごとに植え替えを行います。株が大きくなった場合この時期に株分けも可能。

根がしっかりつくように株を分けて、新しい土で植え付けましょう。

このほか挿し木でも簡単に増やすことができます。

ミセバヤのまとめ

暑さ寒さにも強く、栽培簡単な「ミセバヤ」

冬には紅葉して色づく姿もまた美しい(≧▽≦)

気を付けるのは「ベンケイソウスガ」の食害くらいなので、オルトランをまいて予防しておけば、ほとんどメンテナンスフリーで栽培できます。

種類も豊富で葉の形がいろいろで、コレクションしても楽しいですよ(*’ω’*)

冬、は紅葉した葉を枯らし、株元に越冬するための小さな芽を出した状態で越冬します。

北海道に自生する品種は耐寒性がさらに強く屋外でも大丈夫ですが、耐寒性の劣る品種は、極寒地では凍らない程度の場所で管理してあげましょう。

大株になり鉢からこぼれる姿は圧巻!

ぜひチャレンジしてくださいね(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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