ピラカンサの実は毒なの?ちょっと食べてみた( ´艸`)

ピラカンサ-表紙

冬になると急に目立ちだす木があります。

普段はほとんど気にもならないのに、この時期になると嫌でも目に入る。それはあふれるほどに実がつくから(゚д゚)!

しかも、真っ赤やオレンジ、黄色などとにかく目立つ。実の重さで枝がしなるほど。

この植物の正体はピラカンサ。ピラカンサには主に赤・オレンジ・黄色の実をつける品種があり、単品もしくは寄せ植えにして販売されています。

今回はそんなピラカンサたちの秘密についてご紹介します(≧▽≦)

ピラカンサとは

実の量がすげー(◎_◎;)

バラ科ピラカンサ属 (学名:Pyracantha)の常緑低木。最終樹高でも2~3mとそれほど大きくなりません。

原産地はヨーロッパ東部からアジアにかけて。

日本では

・ヒマラヤトキワサンザシ(P.crenulata)

・トキワサンザシ(P.coccinea)

・タチバナモドキ(P.angustifolia)

の園芸品種がよく栽培されますが、専門家でもなければ見分けつかないし、つける必要もありません(^_^;)

普通は実の色だけで区別されて販売されますのでそれで十分だと思います。

ピラカンサの名前の由来

学名のピラカンサは、真っ赤な実をたくさんつけることから ギリシア語 pyr(火の意)と枝に多くとげがあることから、 akantha (トゲの意)これを合わせて作られました。英名もfire thorn(火のとげ)と呼ばれます。なんかカッコイイ(≧▽≦)

日本名は常緑のサンザシに似た実をつけるから「トキワサンザシ」

実がついてトゲが鋭いことから、タチバナに似た「タチバナモドキ」と呼ばれます。

ピラカンサ?ピラカンサス?ピラカンタ?

同じものとはわかるけど、微妙に違う名前で呼ばれたりもします。これは学名 Pyracantha をラテン語読みすると「ピラカンタ」英語読みすると「ピラカンサ」と発音するかららしい。今では「ピラカンサ」が一般的には普及していますね(*’▽’)

ピラカンサスの「ス」はふくすうけいのSか、ほかにある ダイアンサスとかの 「サス」という名前の花につられて呼ばれるようになったのかもしれないですね。

ピラカンサの特徴

何しろ丈夫な植物です。寒さ暑さに強く本州ならどこでも栽培可能。 Hardiness Zone 6-9と広い範囲での栽培が可能ですが、冬も葉を落とさない常緑樹だから、冬の北風はあまり当てないようにしましょう。東北北部は鉢植えの方が安心でしょう。

葉っぱが落ちてもある程度は大丈夫。枯れていなければ春にはまた出てきますよ~(≧▽≦)

ピラカンサの生垣

ピラカンサは常緑で枝ぶきもよく、刈込にも耐えるので生垣にも利用されます。棘があるので防犯にもよかったんですね。

というのは昔の話(^_^;)

現在では生垣に利用することは少ないです。なぜかといえばトゲ。昔は防犯にいいからともいわれたトゲですが、現代においてわざわざ生垣を乗り越えて忍び込むような泥棒はいません(; ・`д・´)

そんな人見かけたら怪しさ大爆発ですよね。

むしろそれよりも生垣を剪定した後の枝の処理に困ってしまうんです。棘が多く手は傷だらけになるし、ごみ袋は破けるしと後始末が大変。そんなことで近年は生垣利用は減っています。

最近は主に小さく仕立てた盆栽風の小鉢が人気ですね(^^♪

ピラカンサの剪定時期・剪定方法

ピラカンサの剪定タイミングは大きく2回。

まずは花後から7月まで、この時期はまだ来年の花芽が作られていないので、邪魔な枝を切っても来年の花には影響が少ないです。

オレンジ・黄色の実をつけるピラカンサは若干花芽の形成が早いという情報もあるので、できれば6月までには終わらせた方がいいかもしれません(・ω・ノ)

もう一つが冬、12月ごろの剪定。

この時期はすでに来年の花芽が準備されているので、切る枝を気をつけないと来年花が咲かなくなってしまいます(‘Д’)

ピラカンサの花は長く伸びた徒長枝にはつきません。枝から伸びた短い枝に多く花がつきます。そのため伸びすぎた長い枝を数節残して切り戻します。また、太い枝にも花は咲きにくいので、不要な枝は切り取ってしまいましょう。

ピラカンサの実は毒がある?

ピラカンサはあんなにたくさん実をつけるのに、秋から冬にかけては全く鳥に食べられないですよね。それが冬が深まり2月ごろになると次々食べられ、春にはすっかりなくなります。なぜでしょう?

調べると「ピラカンサの実には毒がある!」という表記がされたサイトを発見しました。でも鳥が食べても大丈夫なのに不思議ですね。どうやらその説明によると「秋は毒があって、春には毒が無くなる」と書かれています。なるほど。わからなくもない。

というわけで、現在11月。毒があるというので食べてみました(≧▽≦)

まずは赤の実。

一粒パクリ。・・・・・・甘くはないけど、苦いとかしびれるとかはない。食べれなくはないかな。スカスカな柿かリンゴを食べてる感じ。体調に異変は無いですね。種は念のため吐き出します。

つぶしてみると中にはごまのような種がいっぱい入ってましたΣ(・ω・ノ)ノ

続いて黄色の実

パクリ。・・・・・・赤に比べるとちょっと渋いかな?口に嫌な感じが残りますね。こちらも食感はリンゴに近い。果てしなく不味くした渋いリンゴって感じ。

食べた感じでは秋でも毒はなさそうです。

本当にピラカンサの実は毒なのか?

こちらのサイトでは思いっきり「毒」と表記されていますね(*_*)

こっちではピラカンサを食べてみた人の情報が!私のほかにも結構物好きは多いようですね~

こちらでもはっきりした答えは出していないようです。 「楽勝!? パパのお手軽ガーデニング♪」様 ではかなり強烈な毒?を感じたと書かれています。

結局、今のところ次のような内容が考えられます。

  • 毒はあるけど鳥は大丈夫っぽい
  • 春になれば毒がなくなる。
  • 毒はない

どれも何となくそれっぽい(*_*;

今回食べた感じでは「毒がない」に一票入れたいところだが、もうちょっと調べてみよう。日本のサイトでわからないので海外も調べてみました(゚Д゚)ノ

結論。ピラカンサには毒がある!!!

ついに見つけましたよ。

出典は海岸版Wikipediaのピラカンサのページ。

Wikipediaにはこう書かれています。

  The pulp is safe for human consumption, but it is insipid, and the seeds are mildly poisonous as they contain cyanogenic glycosides (as do applesplumscherries, and almonds).[3] Seeds that are chewed and crushed while raw will release cyanogenic glycosides, and can cause mild gastro-intestinal problems when eaten in large enough quantities.

訳:果肉は人間が消費しても安全ですが、味はなく、種子には青酸化合物(シアン化グリコシド) が含まれているため、軽度の毒性があります 。噛んで砕いた種子はシアン配糖体を放出し、十分な量を食べると軽い胃腸の問題を引き起こす可能性があります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Pyracantha

わかりましたか?

つまり、ピラカンサの果肉には毒はない。人間が食べても鳥が食べても安全。

しかし、種には青酸配糖体を含み、種をかみ砕くと毒が出てきて大量に食べると危険。ということ。

通常種は消化されずそのまま排出されるため、毒が回ることはない。

ピラカンサも鳥に種を運んでもらうために果肉には毒は入れないが、種をかみ砕くような悪い奴にはお仕置きをする。そんな感じでしょうか( ゚Д゚)

食べた人の中で激しい刺激があったのはなぜ?

これは推測ですが、完熟前の実は相当渋いのではないでしょうか。渋みは舌に強烈な刺激を与えます。これは種が熟す前に食べられてはたまらない防衛のためでしょう。多くの果物がそうですよね。

そして熟すとともに渋が抜けて食べやすくなる。もしかしたら大量にある実の中で渋の抜け具合に違いがあるのかもしれないですね。

こうして渋が抜けるころ鳥たちがえさを求めて次々についばんでいく。

これなら毒でもあり、かつ実肉には毒がなく食べられ、鳥が秋はあまり食べない理由が説明できますね(^^♪

これが正しいかどうかはわかりませんが、かなりいい線いってるんじゃないかな(^^)

まとめ

  • ピラカンサは丈夫な常緑樹。日本では3品種がピラカンサと呼ばれている。
  • 春に花が咲き、7~8月には来年の花芽が短く伸びる枝に作られる。
  • 剪定はその前に行うか、冬に伸びすぎた枝を切り戻すように行う。
  • 実に毒はないが、中の種には青酸配糖体の毒を含む。

棘はちょっと痛いけど、丈夫で育てやすい木です。お庭に野鳥を呼びたいときには一本植えてみるのもいいですよ(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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