パッションフルーツの栽培、豊作のカギは人工授粉。クダモノトケイソウを育てよう!

パッションフルーツ表紙
パッションフルーツ表紙

比較的手軽に育てられる南国のフルーツ「パッションフルーツ」和名:果物時計草(クダモノトケイソウ)

緑のカーテンとしても利用できる果物ということで、近年人気の果樹です。

南国フルーツでありながらも、関東くらいまでなら地植えで越冬可能なくらいの耐寒性はあります。

生育旺盛なつる植物、育ててみませんか!(^^)!

パッションフルーツは情熱の果物ではない?!名前の由来

パッションフルーツはトケイソウ科トケイソウ属(学名:Passiflora edulis)のつる性多年草。

原産はブラジルなどの南米地方。

パッションフルーツの名の由来はパッション=情熱ではなく(゚Д゚)ノ

「キリストの受難」の意味。花の形がキリストの十字架に見えるらしい。十字じゃないんだけどなぁ(^_^;)

日本では時計の針に見えることから『時計草』と呼ばれる。

絶対時計の方が似てるよね(*’ω’*)

パッションフラワーはトケイソウの中の1種

時計のような花を持つ「時計草」はいろいろな種類があります。

中にはマイナス10℃にも耐えられるくらい丈夫なものもありまろ。

そのそな時計草の中で、実を食用にできるものを「クダモノトケイソウ」と呼びます。

パッションフルーツも元は時計草=パッションフワラー

その仲間で実を利用するものを「パッションフルーツ」と呼ぶわけです。

パッションフルーツ、トケイソウの不思議な花の作り

『時計草』最大の特徴といえば花の作り。

秒針状に見える三又の部分が雌しべ、その下の5つに分かれているのは雄しべ、先端に花粉が詰まった葯(やく)がぶら下がっています。

これは下向きになることで自分の花粉で受粉する自家受粉を防いでいる。

そしてその下、糸状のものは花びらではなく、副花冠と呼ばれるもの、花弁はその後ろの5枚。見た目10枚花弁があるようだが、花弁と萼片が同じ形をしていて、5枚と5枚。合わせて10枚に見えるというわけだ。

特徴的な花だからトケイソウの仲間は花を見ればすぐわかる(^^♪

パッションフルーツの種類

パッションフルーツと言えば上のような紫色したものがほとんど、でも世界にはもっといろんな品種が存在します。
でも、日本ではほとんど栽培がない( ;∀;)

パッションフルーツの多くが「自家不和合」という、自分の花粉では実にならない特性を持つ。

これは近親交雑を避け、交配を繰り返すことで遺伝的に強化していくという植物、というか生命の知恵。

植物的にはその方がいいのだろうが、家庭菜園的には2品種違う品種のパッションフルーツをそろえなくてはいけないので大変(;´∀`)

日本で販売されるパッションフルーツで、品種表記があるものは稀ですが、ほとんどがパッシフロラ・エドゥリスpassiflora edulis

この中にも紫系と黄色系があり、紫のほうは1本でも実をつける。(自分の花粉でも実をつける)性質があるため家庭菜園でもよく利用される。

黄色系は自家受粉しないのであまり見る機会はない(。-`ω-)

世界にはほとんど酸味のないパッシフロラ・アラタ (passiflora alata)や、巨大な実をつけるパッシフロラ・クアドラングラリス (passiflora quadrangularis)など、変わった品種も色存在するので手に入れる機会があれば育ててみてください。(^_^)/

激しく酸っぱい!パッションフルーツ(*_*;

上の写真みたいな実を食べたら・・・間違いなく酸っぱいです(;´Д`)

パッションフルーツは追熟が必要。収穫してからさらに数日~数週間、皮の表面がしわしわになるくらいまで待ちましょう。

香もよくなってくるので、二つに割ってスプーンですくって食べましょう!

かなりおいしい(*´ω`*)

緑のカーテンにもお勧めされる。育てやすい植物。

専門の土もありますが、普通の花用培養土で大丈夫です。

ただし、鉢栽培の場合つるが伸びると非常に乾くので、野菜のプランターなど大型のもので育てるのがいいですね。理想は20~25L は欲しいところ。

時計草の仲間には比較的耐寒性の高い品種もありますが、パッションフルーツとして流通しているパッシフロラ・エドゥリス種は寒さが苦手”(-“”-)”

関東以西なら冬越ししている場所もあるようだけど、冬は短く切り詰めて室内へ移動した方が安全に越冬できます。

基本は、丈夫なので0度以上保てれば越冬可能です。USDA耐寒性ZONEは8~10です。

パッションフルーツを豊作にする人工授粉

パッションフルーツにたくさん花が咲いたのにほとんど実がならない(;´Д`)

そんな話をよく聞きます。

これは、きちんと授粉が行われていない可能性が高い。

時計草は雄しべの花粉は下向きにつき、めしべはその上になるので自然の状態では受粉しにくい構造になっています。

開花して、雄しべが広がっている状態を確認したら、ぶら下がった花粉の塊(花粉をつけた雄しべ)ごとはずして、中央の3本に分かれた雌しべの先にしっかりこすりつけましょう。

一般的に流通している品種なら自分の花粉でも実を付けるので、これでかなり結実率は高くなりますよ(≧▽≦)

異品種を育てているのなら、品種間で互いに受粉しあった方が、より結実しやすくなります。

うまくいけば数日で実が膨らんできます。

花は夏には咲きません

トケイソウの花は早ければ5月ごろから開花し、早いものは7月には収穫できます。

花は夏暑くなると咲かなくなり、秋にまた咲きだすのですが、秋に咲く花は受粉しても成熟するのに温度が足らないのでほとんどが実にならずに落ちてしまいます”(-“”-)”

ですから、7月以降にパッションフルーツを購入するなら実付きの鉢物がおすすめ。すぐに実を楽しめます(≧▽≦)

7月以降に苗で購入した場合は、開花は早くても秋。

花は咲いても収穫はできないので冬越しして来年以降の収穫を期待することになります。

苗を購入する場合は注意してくださいネ(^^♪

美容効果の高いパッションフルーツ

βカロチンを豊富に含み、アンチエイジングにも効果が高いといわれるパッションフルーツ。

高血圧・心筋梗塞の予防にも効果が期待される健康果実でもあります。

酸っぱいイメージがあるかもしれませんが、完熟果は薫り高く甘みたっぷり( *´艸`)

ヨーグルトなどとも相性がいいですよ。ぜひ手軽な南国果実挑戦してみてくださいネ(^^♪

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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