どくろの実がなる!?キンギョソウ、夏の越し方・育て方

世の中には、ドクロの形の実がなる恐怖の植物があるんです(゚Д゚;)
古からの呪われた植物・・・・・・なんてことはなくて、普通にお花屋さんでも売ってる、「キンギョソウ」です(^_^;)
目次(*´▽`*)
本当にドクロの実がなるの?
百聞は一見に如かず。
まずは見ていただきましょう!これがドクロの実です!

ギャー(◎_◎;)
まさに『どくろ」しゃれこうべがこっちを見てます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ちなみに写真はさかさまに表示しているので、通常はこんな感じ。
(^_^;)でもやっぱり怖い。
このどくろはすでに種がこぼれた後で、目と口に見える穴から細かい種がこぼれだします。
それにしても不思議な形ですね(≧▽≦)
キンギョソウってどんな植物?

さてさて、この不思議な実を付ける植物。キンギョソウとはどんな植物なんでしょうか?
キンギョソウは、オオバコ科キンギョソウ属の一年草。学名Antirrhinum majus。
和名はもちろん、ぷっくりした花が金魚に似ているから(^_^;)
金魚の木こと、ヒポシルサとは関係ありません。
南ヨーロッパと北アフリカ地中海沿岸に自生しています。
こんなきれいな花を咲かせるのに、雑草のオオバコの仲間なんです。
『オオバコ』名前は知らなくても「草相撲に使う草」といえばわかる人も多いはず。
う~ん(^_^;)似てない。
基本的に丈夫なキンギョソウ。枯らす原因は?
『一年草』としましたが、実際は多年草。暑さにも乾燥にも強く、寒さも-5度まで耐える強健性があります。
耐寒性を表すUSDA耐寒性ZONEの指標では7~10.日本全国でほとんど栽培可能。
暑さも寒さも強いのに、1年草といわれる由縁は『加湿に弱い』ということ。
キンギョソウは水が切れると葉がだら~んと下を向くので、『水切れに弱い植物』と誤解されることもありますが、むしろ水が多い方が苦手。
乾燥してだら~んとしても、水をあげればピンっと立ち上がります(≧▽≦)
この姿がかわいそうで、ついつい水を与えすぎてしまう。そうすると、加湿に根が耐えられず『根腐れ』を起こしてしまうんですね(゚Д゚)ノ
土が湿っているのに、いくら水を上げても葉がだら~んとしたままの場合は、ほとんどが根腐れしかけています。
鉢を半日陰に移動して、土をしっかり乾かすまで水やりを控えて様子を見てください。
水をあたえる時は、根の回復を早める『メネデール』をかけると回復が早まります。
加湿になると、根腐れのほかにも株元にカビが生えて枯れていく『灰色カビ病』も発生しやすくなります。
これらのことから、夏になる前に梅雨時に枯らしてしまうことが多いんですね。
そのため一年草といわれることも多いですが、加湿に注意すれば多年草として、一年中次々に花を咲かせてくれますよ(≧▽≦)
キンギョソウの育て方
キンギョソウを育てるのに良い時期は秋~早春。
寒いのは結構得意なので、秋に植え付けして冬越し、梅雨になるまで楽しむというのが一般的。
日本の梅雨に、加湿によって枯らしてしまうことが多い花です(;´Д`)
キンギョソウの培養土
お花用の培養土でOK(≧▽≦)
だけど注意!あまりに安い土は水はけが悪いことが多い。キンギョソウを育てる土で最も重要なのが水はけ。
乾燥気味に栽培するのが、キンギョソウを上手に長持ちさせる秘訣ですよ( *´艸`)
キンギョソウの肥料
キンギョソウはほとんど肥料を必要としません。
植え付け時にマグアンプKなどの緩効性肥料を与えたら、生育期に通常より薄めた液体肥料を月に数回与えるくらいで十分。
肥料成分が多いと、株が軟弱になり病気になりやすくなり、逆効果です。
油かすなどの窒素肥料も過剰になると葉ばかり茂って花が咲かなくなります。与えすぎに注意しましょう。
キンギョソウの水やり
一番気を付けるポイントが水やり。
キンギョソウは乾燥に強い花なので、土は表面がしっかり乾いてから与えます。地植えの場合はほとんど不要。
鉢植えの場合は、葉が下がって心配になりますが、葉が下がってから水をあたえるくらいの方が、丈夫に育ちます(゚Д゚)ノ
逆に、いつも水が豊富になるような水やりを続けると根腐れをおこし、土が濡れていても葉がしおれるようになってしまいます(◎_◎;)
しっかり乾いてから、与える時はしっかり与える。これが重要です。

まとめ
どくろの実を付ける植物は、花の形が金魚のようなかわいい花苗、キンギョソウでした。

キンギョソウは次々花を咲かせてくれる丈夫な植物です。
ドクロな実を見るつもりがなければ、花がらは早めに摘み取りましょう。次の花が早く上がってくれます(≧▽≦)
種をつけると株が弱ってしまいますよ。
キンギョソウには、一般種のほかに切花用の背の高い品種や黒葉・斑入り品種などもあります。
多年化させて楽しむのもそれほど難しくないですが、花を楽しめるのは早春から梅雨時までが中心。
無理に夏越しさせるより、毎年買い替えた方がきれいだし、簡単に楽しめます。たいして値段の高い苗じゃないしね(^_^;)
可愛らしいぷくぷくの花と、正反対の恐ろしいどくろの実、ぜひ両方楽しんでください(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙