日陰もOK、玉竜(タマリュウ)の植え方・育て方

お庭の土を隠したい!そんな時に植えるのがグランドカバー(≧▽≦)
今までにも芝桜・芝生・クラピアなど、様々な植物を紹介してきましたが、どの植物も日当たりでなければ栽培できませんでした(>_<)
でも、土を隠したい場所が日当たりとは限らない。
そんな悪条件のもとでも栽培可能な植物がこの『タマリュウ』なんです。
目次(*´▽`*)
タマリュウってどんな植物?

タマリュウはキジカクシ科ジャノヒゲ属の多年草。学名:Ophiopogon japonicus
タマリュウはジャノヒゲ、リュウノヒゲと呼ばれる植物の葉が短くなった矮性品種。
元は20㎝くらいあった葉が、ぐぐ~っと短く10㎝程度にコンパクトに(=゚ω゚)ノ
短くなったことで芝生と同じように地面を敷き詰めるように利用することが可能になりました。
性質はこれ以上ないくらいに丈夫。栽培地も北海道から沖縄まで日本中可能。
日当たりから半日陰までどこでも、どんな土でもそれなりに育つことが可能。
タマリュウが育つことができない場所は、おそらくどんな植物も栽培することができないだろう(´゚д゚`)
つまりそのくらい丈夫ということ。
それでもはびこるように育つことはないから、いたるところで便利に使うことができるんです!
タマリュウの植え方は?
たいていの場所ではよく育つタマリュウですが、土はいいに越したことはない。
たいていはお庭植えだと思うけど、鉢に植えるなら培養土であればたいてい何でも大丈夫。
お庭植えの場合はたい肥や腐葉土をたっぷり混ぜ込んで植えこんであげましょう。通常の土なら1坪に20Lくらいの大袋1袋くらいが基準。土の状況によって増減してくださいね(゚Д゚)ノ
タマリュウは乾燥しすぎる土壌は苦手なので、水はけがよすぎる時は赤玉土なども足して水持ちを調整しましょう。
植え付けに適している季節は春と秋ですが、基本的に年間を通して植え付け可能。
植えつけた当初はまだ根が張っていないので、根付くまではシッカリと水を与えましょう。根張りをよくするメネデールを使うと早く根が落ち着きますよ(≧▽≦)
駐車場の目地などにもよく利用されますが、あれはあんな場所で育つのはタマリュウぐらいしかないから。
たまに駐車場にタマリュウ以外の植物がないか探している人もいますが、車がいると常に日陰。日が当たればコンクリの熱でめちゃくちゃ熱くなる(^_^;)
そんな場所で生きられる植物はタマリュウぐらいしかないですよ(゚Д゚)ノ
タマリュウの肥料は?
植え付け時に緩効性の肥料を与えておけばとくに追肥は必要ありません。
年に1回程度上からパラパラまいてあげる程度で十分。過剰な肥料は肥料焼けになって逆効果なので控えめに(^_^;)
タマリュウは踏んでも大丈夫?
半日陰で芝生の代わりに使えるとはいっても、タマリュウは踏まれることが嫌いです( `ー´)ノ
というか、踏んだら枯れます。たまにつぶされるくらいなら復活できますが、毎日踏みつけるようなことはダメですよ~。
タマリュウの植栽はあくまで土を覆うためと考えて、歩く部分には飛び石を置くなど、タマリュウを直接踏まないでもいいようにしましょう。
タマリュウはいくら?
では、こんな丈夫な素敵植物タマリュウはいったいいくらくらいするのでしょうか?
植栽用途で大量に生産されているので、御値段は非常にリーズナブル!
1ポット100円程度で購入できます。
さらに広い面積に敷き詰めたいなら、シート状に作られた『タマリュウシート』もあります。
簡単にきれいに茂ったタマリュウを植え付けられるので便利ですよ(≧▽≦)
タマリュウは1平方メートルに何ポット必要?
さて、お庭にタマリュウを植える時、いったいどのくらいの数が必要でしょう?
タマリュウはそれほど生長が早いわけではないので、あまり隙間だらけにしてしまうと広がるのに時間がかかってしまいます。
1年くらいで株がいっぱいになるためには15㎝間隔ぐらい。ちょうど間に1ポットはいるくらいの間隔で植えるのがいいといわれています。
数で言えば1平方メートルあたり、36~80ポットくらい。
予算と相談して購入数を検討しましょう(≧▽≦)
タマリュウの実って食べれるの?
タマリュウも植物なので花も咲けば、実もなります。
丈が小さく、花は株元に隠れて咲くのでほとんど目にすることはないかもしれませんが、6月ごろに白い小さな花を咲かせます。よくよく見れば結構かわいい(・∀・)!!

さらに、花の後には宝石のように青紫色の実もつけるんです。これもほとんど目立たないんだけどね(^_^;)

まあ、ひとまず食べてみます。もぐもぐ・・・
(。-`ω-)???
いや、まずくはないがうまくもない。青臭いだけで無味?そのほとんどが種なので食べる部分はほとんどなし。
こんなところに実っている実いったい誰が食べるんでしょうね?
青い皮をむくと半透明の膜につつまれた種が出てくるので、昔はそれを地面にたたきつけてスーパーボールみたいに跳ねさせて遊んだらしい。
今回は実験していないが、今度機会があれば試してみたいですね。
盛り上がったタマリュウは植え替えをしよう
数年育ったタマリュウは株が増えて地面から盛り上がってしまいます。
そんな時は春か秋に掘り上げて再度植えなおしてあげましょう。株は地下茎で増えているので必要なサイズに株分けして増やすこともできますよ(≧▽≦)
冬に傷んだタマリュウは春になる前に刈りこみ
寒さに強いタマリュウですが、冬の寒さにあたると葉先は茶色くなってしまいます。
春には新しい葉が展開しますが、古い茶色い葉は汚いので新芽が出る前に一度刈り込んでおきましょう。中心の成長点を傷つけると葉がふかなくなってしまうので、傷んだ葉先だけを刈りこむような気持で行いましょう(゚Д゚)ノ
まとめ
丈夫なグランドカバー「タマリュウ」
何を植えても育たないような場所は最後の手段としてタマリュウを植えてみましょう(^_^;)
タマリュウの元となった「ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)」は草丈が長く20~30㎝伸びるのでまた雰囲気が違います。育て方はタマリュウと同じなので植え場所によって選んでくださいね。
リュウノヒゲは「となりのトトロ」で、傘のお礼にもらったどんぐりが包まれていたササを結んでいた植物なんですよ(≧▽≦)
この葉で結ぶのはかなり難しい。トトロかなり器用だな(^_^;)
だれでも簡単に育てられる。もっとも難易度の低い植物「タマリュウ」ぜひ育ててくださいね(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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