一年草・多年草・宿根草って何?どう違うの?

花を育てる時によく聞く「一年草」「多年草」「宿根草」これの区別ってわかりますか?

ちなみに「いちねんそう」「たねんそう」「しゅっこんそう」と読みます。”やどねそう”とか”しゅくねそう”とか呼ばれちゃうこともありますが「しゅっこんそう」です(^_^;)

今回は結構あいまいなまま利用している植物分類を説明します(≧▽≦)

「一年草」「多年草」「宿根草」これって何のこと?

簡単に言うと、”植物の寿命”です(゚Д゚)ノ

人間なら生まれて80歳くらいまで生きますよね。その期間が1年で終わりなのか、2年以上続くのかで大きく分けられます。

じゃあ宿根は?

「宿根草」は多年草の中の一つなんです(*’▽’)

正確には「宿根多年草」、対して普通の多年草は「常緑多年草」と呼ばれます。こちらはあとで解説します。

草には「一年草」と「多年草」がある。

上の説明のように「宿根草」は「多年草」の一部なので植物には「一年草」と「多年草」があることになります。

もちろん木は多年ですが、今回は幹木質化しない「草本類」にかぎって説明しますね。簡単に言えば「草花」って呼ばれている仲間のことです。

ベゴニア

寿命は1年!「一年草」

「一年草」は一年で種から芽を出して、花を咲かせ実をつける。そして再び種を作る。このサイクルを一年で完結させ、種を作った後、自分は枯れていく植物を言います。

代表的な花はベゴニア・ペチュニア・コスモス・パンジーなど。

これらの花も種をまく時期によって「春まき一年草」と「秋まき一年草」に大きく二分されます。

「春まき一年草」

読んだまま、春に種をまいて冬には種をつけて枯れてしまう花。ベゴニアやペチュニアが含まれます。

この花の特徴は”暑さに強く寒さに弱い”こと。なので秋に種をまいても寒い季節に耐えられず枯れてしまう。こぼれた種も越冬できず死んでしまうため春になっても出てくることは少ないです(;_;)

春まき一年草でも寒さに比較的強い植物なら種の状態で冬を過ごし、春になって自力で芽を出す”こぼれ種で繁殖”できるものもあります。

この性質がめちゃくちゃ強くて、環境適応性が高いものが皆さん大嫌いな「雑草」になるわけです(。-`ω-)

ベゴニアも冬の温度が高ければ種で越冬してこぼれ種で増えることもできます。宮崎県で石垣の間からたくさん生えていました。自生地ではこんな感じで育っているのかもしれませんね(*’▽’)

「秋まき一年草」

こちらは秋に撒いて次の年の夏前に枯れてしまう一年草。

つまりは暑さに弱く寒さに強い植物です。とはいえ冬の寒さが平気かといえばそうでもない(^_^;)

平気なものもありますが、秋に種をまいて冬は強い霜をよけられる温室などで養生して春に花を咲かせます。

秋まき一年草は総じて”早咲き”のものが多い。これは苗の状態で冬を乗り越えるので、暖かくなったらすぐに花を咲かせて早春の虫を利用できるから。暖かくなって芽を伸ばすのでは開花が遅くなってしまう。そのためにあらかじめ土台を作っておく戦略をとった植物です。

このタイプの植物は寒さに当たってから暖かくならないと花を咲かせないという特徴があるので、かわいそうだからとずっと温室でぬくぬくさせすぎると春になっても花が咲かない(ノД`)・゜・。なんてこともあるので注意が必要です。

「秋まき一年草」は年をまたいで育つので「越年一年草」や「耐寒性一年草」なんて呼び方をされることもありますが、同じものです。

二年草

秋まき一年草と区別するために「二年草」と呼ばれる仲間もあります。これは1年で開花結実までのサイクルに持っていけないため、1年は普通に株を育て、二年目に花を咲かせて結実したら枯れるという仲間。

大型になる草に多くジギタリス・タチアオイなどが含まれる。宿根多年草だが夏の暑さに弱く花を咲かせた後は夏の暑さに耐えられず枯れてしまうことがあるんです(ノД`)・゜・。

多年草

先に書いたように、地上部を残したまま冬を超える「常緑多年草」と地上部は枯れても根だけが残って冬を越す「宿根多年草」があります。

この後はわかりやすく 「常緑多年草」 を『多年草』。 「宿根多年草」 を『宿根草』として説明させてもらいます(*’▽’)

常緑多年草

冬でも地上部を残したまま冬を超えます。そのため地域によっては冬の寒さに耐えられない植物もあります(;_;)

なので、多年草とはいってもすべての地域で”多年”生きられるわけではなく、”一年”で終わってしまうものも多い。

逆に環境が合えば、一年草として扱っている植物でも越冬して「多年草」として育てることもできます。

例えばニチニチソウ。原生地のマダガスカルでは多年草です。日本で越冬させるには冬でも15℃以上を保たなくてはいけないからかなり難しいです(゚Д゚)ノ

この「一年草」と「多年草」という分け方は園芸的な分け方なので、植物の性質ではないので注意しましょう(゚Д゚)ノ

そのため、本によっても一年草だったり、多年草だったりと区分があいまいな場合もあるんです。

宿根多年草

こちらは冬の寒さに耐えるため、地上をあきらめ比較的温度の一定な土の中で冬眠して寒い冬を乗り越えるよう進化したグループです。

時間をかけて成長できるため大型化する植物も多いですね。

寒さに耐えて越冬するので、逆に夏の暑さが苦手(*_*;

夏の涼しい地方こそ本領を発揮できます。

一年草と多年草それぞれの特徴

毎年楽しめるんだからやっぱり多年草がいい(≧▽≦)

そう考えることもできますが、花の数で言えば一年草のほうが多く咲きます。もちろん植物の性質によりますが、一年草は今花を咲かせて実をつけなくては子孫が絶えてしまう。

そうならないように命の限り花を咲かせるんです。先のことは考えず今を一生懸命なのが一年草といえます。

常緑多年草は暖かい地方の植物が多く、気候がいい限りは次々に花を咲かせますが、環境が悪くなると体を守ることに集中します。

宿根草は花の時期は短いものが多い。「今年だめでも来年」という戦略ができるので無理に体力を消費する花をたくさん咲かせる必要がないんですね(^_^;)

もちろん種類によって例外はありますが、大まかにはこんな感じだと思う。

まとめ

花壇を植える際、全部一年草だと年に2回全面的に植え替えなくてはなりません(*_*;

上手に多年草を配置し、季節ごとには一部を植え替えればいいようにしておくと楽ちんですよ(≧▽≦)

植物の性質を理解して楽しくガーデニングしましょう。

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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