見る”キャベツ”ハボタンを育てよう!

葉牡丹表紙

めっきり寒くなってきた今日この頃。いかがお過ごしですか(´・ω・`)

秋も深まると、そろそろ春から夏に頑張ってくれた花たちも元気がなくなってきます。秋からの花の代表といえば「パンジー、ビオラ」だけどそれだけでは味気ない(。-`ω-)

もっとこう、ででーんと豪華な花で花壇を彩りたい!!

そう思われる方も多いことと思います。

そこで大活躍するのが『ハボタン』です!

ハボタンっていったい何なんだ?

 ハボタン、漢字では『葉牡丹』

豪華にかさなった葉が色づき、まるで牡丹の花のように美しい冬の植物です。

グループとしてはアブラナ科アブラナ属。簡単に言えばキャベツの仲間。というかほとんど同じものです(^_^;)

学名ではBrassica oleracea。基本種は「ヤセイカンラン」といい、現代のアブラナ科野菜の多くが同じ学名を持ち、このヤセイカンランの変種(おんなじだけど、ちょっと見た目が違う)扱いとされています。

だから、ケール・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・芽キャベツ・コールラビまで、分類上はハボタンと同じものとして扱われます。その証拠にこれらはお互いに交雑可能で簡単に雑種が作れます。

観賞用のキャベツ「ハボタン」

野生のキャベツもしくはケールが鎌倉時代~江戸時代にわたってきたといわれています。
その中で結球しないタイプのキャベツが観賞用として江戸時代に改良され、現在のような形や色も様々な『ハボタン』になったと考えられています。

ケール

葉牡丹は1年で終わり?

葉牡丹は1年草と思われがちですが、実は何年も育てることもできる多年草なんです。

葉牡丹の栽培1年

ハボタンの種まき

葉牡丹は秋までに株を大きく育てなくてはいけないので7月ごろに種をまきます。

この時期は気温も高く、害虫にやられやすいので要注意。

葉牡丹の色づき

気温の高い時期のハボタンは「緑」です。寒さが来るまでは緑の葉が次々に育ってきます。

葉牡丹の大きさは品種もあるけど、この時期の栽培環境で畑のような自由に根の張れる環境では大きく育ち、小さなポットで育てられたり、矮化剤をかけて成長を抑制したものは小型の葉牡丹になります。

色がつき始めた葉牡丹は、寒さに向けて休眠を始めた姿なので、いくら大きい鉢に植え替えてもそれ以上大きくなることはありません。

例外的に、たくさんの肥料を与えたり、気温が高いとハボタンの休眠が破れ成長を再開することがありますが、その場合は葉の色が緑に戻ってしまうので観賞価値がなくなります(‘Д’)

色のついた葉牡丹を育てる場合は、

  • 肥料の少ない土に植える
  • 明るい場所に置く
  • 寒さにあてて、気温を低く保つ

ことが大切。寒ければ寒いほど色が濃く、鮮やかに育ちます。

葉牡丹の冬、鑑賞期

色づいた葉牡丹はそれ以上大きく育つことはありません。

そのためアレンジや花壇で植え付けする場合は『完成形』を目指して植え込みをします。

あとから成長しないので隙間があると、春までそのままなのでぎちぎちに詰め込んで植えこみしましょう。

上で書いた注意を守って寒い季節を明るく彩りましょう!

春、ハボタンに花が咲きます

あの花のように見えているのはすべて「葉っぱ」、春になるとハボタンの中心から花茎が伸びて黄色い花を咲かせます。

​アブラナ科といえば大根などと同じ特徴的なの4枚花弁の黄色い花。

ほとんどは花が咲くころには抜き去られてしまいますが、花を咲かせないように枝を切りつめていくと、脇芽が伸びてその先に小さな葉牡丹が咲く。通称「おどりハボタン」が完成します。

だけど、アブラナ科は激しく虫がつく( ;∀;)

春夏をきれいに過ごすのは至難の業。腕に覚えのある園芸家は挑戦してみましょう。私はあきらめます(;^ω^)  

冬を彩る「ハボタンのアレンジ」

寒さに強い葉牡丹。存在感もあり花壇、アレンジと利用用途は様々。

根を多少切り落としても結構平気なので、ハンギングバスケットや寄せ植えにたくさん植えて豪華に見せるのがおすすめ。

紅白でめでたく正月飾りにも利用が多いですね。

販売時期は以外に短く「旬」は10~11月まで。

12月あたりからは出荷量がかなり減ってきて希望の形が見つからない。なんてことも。

早めの植え付けがおすすめですよ。

ハボタンの栽培で注意すること

葉牡丹栽培で重要なこと。それは肥料はあげないこと。

葉牡丹は寒さで生育が止まると葉に色がついてきます。しかし、上で書いた通り、栄養が豊富な状態だとまた成長をはじめ葉が緑に戻ってしまう場合があります。

寄せ植えでほかのお花に肥料が必要でない限り与える必要はないです。

葉牡丹の色をきれいに染めるポイントは、しっかり寒さにあてることと、日当たり。

まだ色のついていない葉牡丹を購入した場合も、しっかり寒さに充てることで色がつきます。

あと、葉牡丹の栽培で注意する点は「葉牡丹は販売しているサイズが完成形」であるということ。

大きい葉牡丹は値段が高いから、小さい葉牡丹を育てて大きくしよう。という方がたまにいらっしゃるが、残念ながらいくら待っても葉牡丹は大きくはなりません(+_+)

お店に並んだ時点で成長は止まっているので、アレンジするときは必要なサイズを最初から入れるようにしましょう。

小さい葉牡丹はいくら待っても大きくならない。これがほかの花苗との大きな違いですね。

いろいろあるぞ!ハボタンの品種

現代は改良が進み葉牡丹も多数の種類ができています。

丸葉ハボタン

定番の丸葉タイプ

ちりめんハボタン

丸葉の葉牡丹に縮れ葉のケールを掛け合わせた ちりめんタイプ

ブラックルシアン

最近はこんなシックな葉牡丹も登場しています。寒さにあたるとどんどん黒くなっていきます(≧▽≦)

 光沢のきれいなプラチナケール。ウン、きれいだ。

チタニウムシルバー

金属のようなグレーカラーも素敵。チタニウムシルバーといいます。珍しい(゜_゜)

近年はさらに芽キャベツと交配したタワータイプの葉牡丹や、黒光りする「光子シリーズ」などもあります。

葉牡丹って食べれるの?

葉牡丹は食べれない。食べないで下さい。という注意が気がされる場合があります。

でも実際には「葉牡丹は食べれます」しかも味はほとんどキャベツと同じです。

品種的に同じものなのだから当たり前と言えば当たり前。なのに何で食べないで下さいと書かれるかといえば、多くは農薬の問題。

植物では使える農薬の安全基準が定められています。しかし、食用を想定していないハボタンの場合、出荷前にどんな農薬を使用しているかわからないのです。安全性の面からも『食べないでください』という案内が多くなるのだと考えられます。

ハボタンは美味しい?美味しくない?

では、無農薬の安全なハボタンがあったら食べれるか?

答えはもちろん「イエス」ですが、見た目重視で改良されているハボタンは、味にまで保証はできません。

私もかじったことありますが、硬くてあまりおいしくなかったです(^_^;)

場所によっては美味しい葉牡丹

「ハボタンが食べられるか?」と聞かれて味見をする場合、多くは外側の葉をかじると思います。

でも、考えてみてください。キャベツで美味しいのはどこでしょう?一番外の固い葉ですか?中心の柔らかい葉でしょうか?

答えはもちろん中心に近い柔らかい葉。ハボタンも中央の新しい葉の方が柔らかく美味しいです。また紫の色が濃いものは白葉のものより味に癖があるようです。

「美味しい野菜」というより、彩を与えるエディブルフラワーとして楽しむのがいいかもしれませんね(^_^;)

まとめ

葉牡丹はキャベツと同じ品種だが、その中で観賞用に改良された園芸品種でした。

だから、食べようと思えば野菜として食べれなくはない。味はほぼキャベツ。ただし、園芸用に作られたハボタンは体に有害な農薬を使われている可能性があるから、食べるなら種から自分で育ててみましょう。

これから冬の花壇を飾るのにピッタリ。寒さに強い花苗「ハボタン」

たくさんの変わったハボタンをぜひお近くのお花屋さんで探してみてくださいね(≧▽≦)

では、みなさまよい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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