奇跡のハーブ?「ポルトジンユ」って何?「マンジェリコン」と違うの?サプリメント「フォースコリー」徹底調査!

糖尿病予防に効果が有る。血糖値を下げる効果が期待できる!など、雑誌やテレビなどでもちょいちょい取り上げられるハーブ。
その名も「ボルトジンユ」または「ポルトジンユ」と呼ぶ場合もあるらしい。
沖縄では雑草並みに繁殖している草らしいのだが、いかんせん耐寒性が弱い(^_^;)
本州では冬は室内に取り込まなくてはいけないようだが、世の健康志向に乗っていろいろな生産者が栽培を始めている。
そのため、一時期は品薄だったものの、現在はそれなりに手に入れるのは簡単そうです。
なにせ、沖縄では雑草ばりに増える植物。その気になれば繁殖なんてかんたんなのでしょう(≧▽≦)
「健康」や「病気に効果」の言葉は現代人にとって何よりも効果的な広告となります。
さらに関連して、ダイエットサプリの「フォースコリー」これがどのようにかかわるのか?乞うご期待。
目次(*´▽`*)
ポルトジンユって結局何なの?
健康志向はいい。しかし、このボルトジンユという草。実は正体がよくわからない(´・ω・`)
もともと沖縄でお茶として飲まれていたらしいのだが、同じような草で「マンジェリコン」と呼ばれるものも存在する。
ネット検索では ボルトジンユ=マンジェリコン という表記も見受けられるが、実際には違うもの。だと思う・・・
マンジェリコンとはブラジルでは「バジル」を指す。
沖縄でボルトジンユと呼ばれているものがどちらなのかは分からない、もしくはどっちもそう呼ばれているのかもしれない。
というのも、誰も正確な答えを出せていないからだ。
お店によってはなんだかわからないからか、全部書き込んである(*_*)
私の感じではプレクトランサスの仲間が”ボトルジンユ”、バジルの仲間が”マンジェリコン”なんではないかな?と思うのですが残念ながら答えは不明。
マンジェリコンにOcimum bacilicum と学名表記されている場合があるけど、この学名って普通の「スイートバジル」なんだよね(´・ω・`)
少なくともスイートバジルではないと思いますよ。
ポルトジンユ・マンジェリコンの正体は?
こちらのサイトで考察されている内容では
あたりではないか?とのことでした。やっぱりプレクトランサス属っぽいですね。
マンジェリコンについては、

↑こちらの生産地での花は間違いなくバジルの仲間。
ここのサイトではマンジェリコン=ocimum gratissimumとなっており、これはアフリカンバジル(日本のアフリカンブルーバジルとは関係ないようです)のことで、たしかに健康茶として利用があるようです。
現在の日本ではこれらがひっちゃかめっちゃかになって、流通過程で勝手にラベルを付けられ流通している。そんな感じがします(^_^;)
最近はボルトジンユ=”沖縄”マンジェリコンとして、無理やり同じものとして名前を統一しようとする動きがあるようですね。
園芸植物の命名って、こんな感じでめちゃくちゃになっていくこと多いんですよね(^_^;)
ポルトジンユの正体はおそらくコレウス・フォルスコリ
マンジェリコンとして販売しているこちらのお店の説明には、学名:Plectranthus barbatus と表記されていました。
このお店でも”沖縄マンジェリコン”=”ポルトジンユ”=”Plectranthus barbatus”という説明。
沖縄マンジェリコンってなんだよって思うけどね、だってこれ沖縄バジルって意味でしょ(^_^;)
重要なのは学名の方、この学名から正体を探ってみると、
プレクトランサス・バルバツス(Plectranthus barbatus) は以前コリウス属に分類されていたことから、「コレウス・フォルスコリ」と呼ばれているハーブだとわかりました。
原生地のインド・インドネシアなどでは昔から野菜や薬として利用されている。
写真を見るとほぼこの植物に間違いはないみたい。
確かに薬として利用されるようだ。
ではその効能は??
結局、血糖値を下げる効果があるの?無いの?

いちばん重要なのはここ(-ω-)/
お店の説明だけでは信じられない。なんでも分かるインターネットでももう無理なのだろうか?
しかしさすがGoogle先生。ありましたよ(^^♪
Effects of aqueous leaves extract of Ocimum gratissimum on blood glucose levels of streptozocininduced diabetic wistar rats
翻訳によると葉の抽出物質でラットの血糖降下作用を確認とあります。
マンジェリコンのお茶は効果の裏付けが取れました。まあ、ocimum gratissimum=マンジェリコンなのか確認できていませんが、まあ間違いないでしょう(^_^;)
プレクトランサス(ポルトジンユ)にも血糖値を下げる効果はあるか?
それでは今度はポルトジンユ、プレクトランサス・バルバツスにも同じ効果があるのか?
Wikipediaによると、『2005年に本種に含まれるフォルスコリンについて、肥満の男性での顕著な体の引き締まり、骨量およびテストステロンの増加が認められたとする研究が発表された』とある。
血糖値を下げる効果は表記がなかったけど、ボルトジンユ(ポルトジンユ)にはダイエット的な効果があるようです!
じつは、DHCで販売されるダイエット用サプリメント『フォースコリー』の主成分がこのコリウス・フォルスコリ(=ポルトジニンユ)の成分だったんです(゚д゚)!
ポルトジンユのお茶を飲んだら、ダイエット、おなかのたるんだお肉の引き締め効果が期待できるかも?
学術的には実証されているようですが、まだまだ研究途上。
口コミでは、おつうじがよくなり体重の減少が確認できた、ポッコリおなかがへこんだ、という体験談が多くみられることから一定以上の効果があることは間違いがなさそう。
お茶かサプリメント、様子を見ながら続けやすい方法でチャレンジしてみましょう。
効き目には個人差があります。体に合わないようなら無理しないようにしましょうね(^^)/
血糖値降下作用があるプレクトランサスもある
ボルトジンユは、やせる効果はあっても血糖値の降下作用は見つけられませんでした(。-`ω-)
マンジェリコンとの情報がごちゃ混ぜになって発生した噂なのかもしれませんね。
でも、いろいろ調べていたらプレクトランサスにも、マンジェリコンと同じ血糖降下作用のある品種を見つけました(*´▽`*)
それがこちら、アロマティカス。キューバンオレガノなどとも呼ばれるこの植物。
香が良くて、触れると柑橘系のいい香りが漂います。
葉はぷっくりとした多肉質でかわいらしい。
肉魚料理の風味付けや、ハーブティとしての利用も多い。
このアロマティカス学名はPlectranthus Amboinicusと言います。
これで検索すると、出るわ出るわ(;^ω^)血糖値降下の実証論文。
正常およびアロキサン誘発糖尿病ラットに対するプレクトランサスアンボイニクスの抗高血糖および抗高脂血症活性
プレクトランサスアンボイニクスの葉のエタノール抽出物は血糖降下および膵臓組織およびインスリン分泌効果の機能の回復を介して媒介される抗高脂血症効果を有することを実証しました。
Antihyperglycemic and Antihyperlipidemic Activity of Plectranthus Amboinicus on Normal and Alloxan-Induced Diabetic Rats
などなど、いくらでも出てきました(;^ω^)
血糖値降下が目的なら、ポルトジニンユよりアロマティカスの方がいいかもね。
アロマティカスの育て方は以前紹介しているので、詳しくはコチラをご覧くださいね(≧▽≦)
マンジェリコンは相当苦いらしいから、アロマティカスのお茶の方が美味しく健康にもよさそうですね(^_^;)
まとめ

今回の検証ではおそらく、
- マンジェリコン=ocimum gratissimum シソ科バジル属 血糖値降下作用あり
- ポルトジニンユ=Plectranthus barbatus シソ科プレクトランサス属 (別名:コリウス・フォルスコリ) 血圧降下作用・体の引き締め効果あり
- アロマティカス=Plectranthus Amboinicus シソ科プレクトランサス属 (別名:キューバンオレガノ)血糖値降下作用あり
このようなことがわかりました。
どれも、一応は薬効が認められているようですが、あくまで民間療法。体に合わないと思ったらすぐにやめた方がいいでしょう。
これらの内容を参考にして利用するかどうかはご自身で判断してくださいね(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
注意:この記事の内容は管理人がインターネット上の情報から推測しまとめたものです。参考にした論文にはリンクを張って参照できるようにしてあります。当方、あまり英語が得意ではないので翻訳内容に間違いがある場合もあります。論文そのものの信憑性まで確認したわけではないので内容には責任は持てません。ご利用の際は自己責任でお願いします。
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