白い鷺そっくり!シラサギカヤツリ丈夫な水生植物~ビオトープを楽しもう~

暑い夏に涼しさを演出するビオトープ。
その中でも人気が高いのが、この”シラサギカヤツリ”
涼し気な見た目と育てやすさから人気の水生植物です(≧▽≦)
今回は暑い夏に育てたいっ!ビオトープの主役「シラサギカヤツリ」のご紹介です。
目次(*´▽`*)
シラサギカヤツリってどんな植物?

細い葉が茂り、その中からすっと立ち上がった花茎の先端に白い小花を咲かせます。
その姿はまるで草むらから飛び立つシラサギの様です( *´艸`)
花のように見える白い部分は、正しくは苞といわれる葉の仲間で、本当の花はその中央にある。細かいのでよく見ないとわからないかも(^_^;)
花の時期は5~10月ぐらいですが、実は四季咲き性があり、温度と光がある温室のような場所であれば1年じゅう花が咲きます。
学名はRhynchospora colorata カヤツリグサ科ディクロメナ属に分類される多年草です。
和風な雰囲気がある草ですが、原産は北アメリカです(^_^;)
シラサギカヤツリの育て方
繊細な姿からは想像つかないくらいに丈夫な植物で、栽培は非常に簡単(≧▽≦)
水切れに注意すれば簡単に育てることができます。
シラサギカヤツリに重要なのは水
もともと湿地の植物なので、腰水潅水で栽培することができます。
”腰水”っていうのは受け皿などに水をためて鉢を水につけたまま育てる方法。水切れを起こさない反面、通常の植物だと根腐れを起こすのでよくないとされています( `ー´)ノ
しかし、シラサギカヤツリのような湿地性の植物はもともと水の中に根を下ろして育つので、水に浸かったままでも根腐れする心配が少ないんです。
水につけっぱなしでもいいとはいえ、水が汚れたときは取り換えるようにしましょうね(^_^;)
水に浸かっていても大丈夫ではあるが、シラサギカヤツリはあくまで”湿地性”植物が水に沈んでしまうような深い水の中では育ちません。
ビオトープなどで利用する場合は、鉢植えにしてレンガなどで高さを調節しましょう(*'▽')
シラサギカヤツリは日当たりが好き

基本的に日当たりで管理します。半日以上の日当たりがある場所に置きましょう。
日陰では花が咲かなくなったり、株が貧弱になってしまいます(*_*;
シラサギカヤツリの土
用土は何でも大丈夫ですが、一般的な培養土は水に沈めると軽い土が浮き上がり汚くなるので、赤玉土(小粒・単用)や田んぼの土(荒木田土)などを使いましょう。
土を乾かさないようにすれ通常の鉢植えと同じように栽培することもできますよ(^^♪
シラサギカヤツリの肥料
もともと生育旺盛なので、肥料はほとんど必要ありません。
春から秋の生育期に月1回程度、固形の油粕などを土の中に埋めておくと生育がよくなります。
化成肥料や液肥でもいいですが、メダカなどと一緒に育てている場合は水質の変化でメダカが死んでしまうことがあるので注意しましょう(゚Д゚;)
シラサギカヤツリの植え替え
生育旺盛なので、年に1回程度春に植え替えをします。一回り大きい鉢に植え替えるか、株分けして大きさを調整しましょう。
シラサギカヤツリの冬越し
温度があれば常緑で花も咲かせながら越冬しますが、通常は地上部を枯らして休眠させて越冬します。
冬も水を切らさないように水に浸けたままでOK。
ただし、寒さが少し苦手なので冬の気温が0度を下まわるような地域は凍らない程度の室内で越冬させましょう。
春になればまた芽吹いてくれますよ(≧▽≦)
まとめ
涼し気な雰囲気を作るかわいらしい姿に反して、非常に丈夫で育てやすい湿地性の植物。
ビオトープの寄せ植えに入れて楽しみましょう!
面倒だったら、お店で買った鉢のままスイレン鉢などに沈めるだけでも楽しめますよ(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙