地植えで育てる。アレナリア モンタナはグランドカバーに使えるの?

地味だけど丈夫でカワイイ(≧▽≦)
真っ白なカーペットのように育つ。今回はアレナリアをご紹介(≧▽≦)
目次(*´▽`*)
アレナリアってどんな花?

きれいでカワイイ。丈は低くカーペット上に広がる常緑多年草です。
グランドカバーとしても優秀ではあるんだけど、残念ながら暑さに弱い(。-`ω-)
そのため関東より西の夏の気温が高い地域では一年草扱いとなってしまいます。
逆に寒さには非常に強く、夏越しさえうまくいけば東北地方でも冬越しが可能です。
寒さには強いんだけど、花の時期が4~5月なので苗が販売されるのは3月に入ってからです。
アレナリアって何の仲間?
アレナリアはナデシコ科ノミノツヅリ属(アレナリア属)の植物。園芸店で早春から春にかけて出回るのはほとんどが、アレナリア モンタナ( Arenaria montana)です。
以前は夏の高温多湿に弱く育てにくかったけど、最近の品種はかなり耐暑性も強くなってきているので、夏になる前に刈りこんで風通しよくすることで夏越しして毎年楽しむこともできるようになりました。
ロックガーデンなどの水はけのよい場所だとこんもり茂って素敵(≧▽≦)
ただし、乾燥にも弱くて、完全に乾燥してしまうと枯れてしまうので、乾燥する前に水をあたえるようにしましょうね。
アレナリアの育て方
暑いのは苦手だけど、早春からはもこもことよく育ち、株を覆いつくすくらいに真っ白な花を咲かせます。
苗は1ポット300円程度と比較的手ごろに購入できます。
花色は白だけですが、かわいらしい姿でアレンジなどにも向きます。
アレナリアの用土
水はけがいい肥沃な土を好みます。まあ、ちょっといい普通の培養土で問題なし。酸性土壌は嫌うのでお庭植えする場合は少量の苦土石灰で土を中和しておきましょう。
アレナリアの肥料
普通のお花用の肥料でOK。
おススメはゆっくり長く効く緩効性肥料。マグアンプKなどが使いやすいです。
肥料は生育期の春と秋に与えましょう。
花の時期と刈り込み
花は4~5月ぐらいの間長く咲き続けます。花後、気温が上がる前に伸びすぎた枝を花がらと一緒に刈り込みます。
また秋にも伸びすぎた枝を刈りこむことで枝数が増えてまとまりのよい株に育ちます。
日本では雑草?アレナリア
園芸品種の原種となったアレナリア モンタナはピレネー山脈からポルトガルまでの南西ヨーロッパの山岳地域に自生します。
しかし、日本にもナデシコ科アレナリア属の植物は自生しているんです。
それがコチラ。雑草「ノミノツヅリ」Arenaria serpyllifolia

(^_^;)あ~、何か見たことあるやつだ。そう思ったことでしょう。
コンクリートの隙間から生えていて、名前も知らない雑草の一つ。それがアレナリア セルピリフローラ。
環境適応力が強く、どんな場所でも生育できる強さを持ちます。
コンクリの隙間でも、どんな乾燥地でも平気で育つ。花をよ~~く見れば似ているかな?
こちらは節間が長く、まとまらないので園芸用途には全く向きません(^_^;)
ノミノツヅリの耐暑性や強健性がアレナリア モンタナに導入できたらもっと使いやすい苗になるかもね。
まとめ
純白の花をカーペット状に広がって咲かせる早春の花「アレナリア モンタナ」
この植物は王立園芸協会のガーデンメリット賞を受賞している隠れた実力苗。お花屋さんでもひそかな人気を誇る苗です。
一年草と割り切って育てるだけなら非常に育てやすい花です。
アレンジやお庭の土かくしに利用してみてはいかがですか?
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙