卒業式に送る鉢花は何がいい?選ぶポイントとお値段の解説
もうすぐ卒業式シーズン(*´ω`*)
卒業式にお花は欠かせませんよね!
でも卒業式に使うお花って何があるんでしょう?いきなり花を選んでって言われても困ってしまいますよね(^_^;)
今回は卒業式で利用の多いお花、その理由を大体のお値段と一緒にご紹介します(≧▽≦)
目次(*´▽`*)
どんな『花』を希望ですか?
これは花の種類ではなく、「切花」なのか「鉢花」なのか?ということ。
切花であれば、胸につけるコサージュなのか、先生に送る花束なのか、はたまた壇上に飾るアレンジなのか?
コサージュはほとんどが造花を使用することになると思うのであまり問題ではないですね。
花束は予算に合わせて依頼をすればいいのでそれほど問題ではありません。イメージと予算を伝えれば花屋さんが上手に組み合わせてくれます。
花束のサイズ感としてはミニブーケ3000円~・豪華な花束5000円~くらいのイメージかな。
使用する花の種類によって変わるので、詳しくは依頼されるお花屋さんに尋ねてくださいね。
卒業生へのプレゼントとして
卒業生一人ずつに渡すのであれば、それほど予算はかけられない(^_^;)
そんな時はバラの花がおすすめ。1本でも豪華で見栄えがします。簡単なラッピングだとセロファンにリボンをつけるだけでもOK。
お花屋さんに必要数お願いしてもいいし、安くあげるなら在校生が包んで準備してもいいですね。
卒業式の鉢花は何がいい?
花束もいいけど、やっぱり鉢花。
卒業式では結構鉢花が人気です。
これは、式中は花で壇上をかざり、最後には卒業生にプレゼントすると、一石二鳥に利用できるから(≧▽≦)
では卒業式に使うのは、いったいどんなお花がいいのでしょう?
いろいろあるようで結構少ない選択肢
花の種類といえば、それこそたくさんありますが、鉢花として卒業式のころ出荷される花は意外に少ない。
3月ではまだまだ寒さが厳しく、どんなお花でもOK。というわけにはいかないんです(。-`ω-)
卒業式で使われる条件として、
- 丈夫であること。
- 寒さに強いこと
- 豪華であること
- 安価であること
などがあげられます。
式が始まるまでに手のかかる管理が必要なような花は難しく使えない。
丈夫であることは必須条件です(゚Д゚)ノ
また多くの場合、お花は前日に体育館に運ばれ、1日寒い体育館に取り残されてしまいます(;´Д`)
寒さに弱い花はこの時点で傷む可能性があります。
体育館は普通は暖房なんてないから、3月の初めは朝方の温度は屋外とほとんど変わらないくらいまで下がります。
地域にもよりますが、寒さに強いのはかなり重要。
そして安くて豪華であることも重要。
壇上に飾る花は参加者から見たら結構遠いので、あまり小さい花や地味な花では会場を飾るには役不足です。
予算内でできるだけ豪華に会場を飾れる花である必要があるのです(。-`ω-)
卒業式おすすめの鉢花いろいろ
富貴菊(サイネリア)
なんといっても一番は「サイネリア」
寒さにそこそこ強く、ボリュームがあり色が豊富。
そして何より安い(^_^;)
見栄えする割にお値段も安くあげられるということで人気の高いお花。
5号鉢で700~1000円くらい。
サイネリアは本当は「シネラリア」のほうが発音としては近いんだけど「死ねラリア」に聞こえるのは縁起が悪いということで、現在はサイネリアとして呼ばれています。
最も、サイネリアというのは昔の分類上の名前で、現在はペリカリス属に分類されるから「ペリカリス」に名前で販売されることもたまにある。
そんな面倒な名前しなくても日本名で「富貴菊(ふうききく)」という美しい名前があるのだから、こっちを使えばいいのにとも思います(`・ω・´)
卒業式にもふさわしいいい名前ですよね富貴菊。
寒さに強いサクラソウの仲間
寒さに強いといえばこの花。
サクラソウ。プリムラの仲間ですね(^o^)/
早春の花として、小さいものから大きなものまでいろいろあります。
・プリムラ ジュリアン
プリムラの中でも小型の花。その分お値段もグーッとリーズナブル。
お土産の花としてはいいけど壇上を飾るボリュームはありません(´・ω・`)
花が立ち上がらないので、入場通路にいくつかまとめて並べるとキレイ(*´∀`*)
花色は多彩です。
黒ポットの苗なら300円くらいから。鉢植えでラッピングまですると500円くらいにはなっちゃうかな。
・プリムラ ポリアンサ
基本的にジュリアンと同じだが、全体的に大きい(゚д゚)!
豪華さを出したいときはいいかも。でも花色のバラエティはジュリアンより少ないんでdすよね(´・ω・`)
詳しくは過去の記事「プリムラジュリアンとプリムラポリアンサ、何が違うの?(+o+)」を御覧ください。
お値段は小さいものはジュリアンと同じくらい。5号大鉢でも500~600円とリーズナブルです(≧▽≦)
・プリムラ オブコニカ
ジュリアンなどに比べて花色はやや少ないけど、こちらは花が立ち上がるので壇上に飾ってもよく見えます。
花も一つずつが大きいので豪華ですね(≧▽≦)
プリムラには「プリミン」という物質が含まれており、肌に触れるとかぶれる場合があるんです(*_*;
特にこのオブコニカはその含有が多くかぶれやすいといわれていましたが、現在流通している品種は改良によりかなりかぶれにくくなっているので,そんな心配する必要はないと思いますよ(^_^)
私は今まで全くかゆくなったことないですね。昔のイメージで「かぶれる」という説明のページも多いですが、現在はほとんどほかのプリムラと変わらないので安心してください(`・ω・´)
お値段は4号で500~600円、5号で800~1000円くらい。
・プリムラ マラコイデス
一つ一つの花は小さいが何しろ花数が多く、最も、ボリュームのある花。
寒さにもかなり強い。
3月なら屋外に並べても大丈夫なんじゃないかな。
ピンクが中心だけど白や赤もあります。最近は青や黄緑、淡い色など色幅も豊富になっているけど、一般色以外はまだまだお高いですね~(^_^;)
5号鉢ピンクなどの一般色で800~1000円。ウィンティなど特殊品種だと1500~2000円くらいになってしまいます。
ただし、出荷の最盛期は12~2月なので、3月の卒業式には数が集まらないかもしれません。
そのほかの鉢花をまとめて紹介
よく利用されるのは上で紹介した花。
ほかにも卒業式に向く花はあるけど、寒さに弱かったり、お値段が高いなど、ちょっと難あり。
そこを理解して利用するならどれもいいお花ですよ(≧▽≦)
リーガスベゴニア
豪華だが値段が高く、寒さにも弱いので予算のある学校じゃないと難しいかも(^_^;)
体育館に置きっぱなしはちょっと厳しいかもしれないですね。
小さい苗なら500円くらいからありますが、5号鉢以上だと1500~2500円くらいはしちゃうかもしれないです(^_^;)
アザレア
八重咲の花が豪華な西洋つつじ。
株が覆われるほど花が咲き豪華。
寒さにはかなり強く、体育館でも傷むことはないでしょう。
若干お値段が高いのと、花色が少ない。
なんか生垣っぽいというのが難点(^_^;)
でも結構使われてるかな。
お値段は4号で500~600円、5号で800~1000円くらい。
ミニバラ
ちょっと高価なのと、トゲがあるので扱いが難しいかも(^_^;)
小さいものだと500円くらいからあるけど、ボリュームのあるものだと2000円以上はかかる。
大きい株を数そろえるのは難しいですね(-_-;)
マーガレット
株を覆うほどに花が咲き豪華です。寒さもそこそこ強いので体育館内なら問題ない。
ですが、4号くらいの株だとかなり貧弱。
かといって5号、6号は結構高価(>_<)
4号なら500~600円だけど、見栄えのする5号だと1500~2000円くらいはかかると思います。
ゼラニウム
ゼラニウムもマーガレットと同じく小さい株はどうしても貧弱。
5号以上の大株は高価という難点があります。
あと、ゼラニウムは基本的に花色が赤しかない(ピンクや白もあるけど数がおそらくそろわない)ので会場が真っ赤に染まります。
それも悪くはないけどね(^_^;)
価格は5号で1500~2000円くらい。
同じような価格帯だとぺラルゴニウムという花があります、こちらはピンク系の花色が多いのでゼラニウムよりいいかも。
ただし、花びらが結構落ちることがあります。
まとめ
やっぱり、総合的にみると人気はサイネリアなのかな~。
実際のところ、もらっていく卒業生本人は花なんてどーでもいいと思っているんでしょうしね。
私もそうでした(;´∀`)
せっかくのお花だから育て方のパンフレットくらい添えてくれると嬉しいですよね。
皆さん良い卒業式になりますように(≧▽≦)
では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙