地面を這うハイビスカスの仲間「マルバストラム」

マルバストラムという植物を聞いたことありますか?

すごく丈夫で花もかわいい。グランドカバーとしても有用なのに今いち人気の出ない不遇の花です(^_^;)

環境さえ合えば勝手に広がって毎年花を咲かせるお手軽な植物。

今はマイナーだけど、今後期待のできるガーデン素材。今回はそんな「マルバストラム」をご紹介します(≧▽≦)

マルバストラムってどんな植物?

マルバストラムはアオイ科マルバストラム属の常緑多年草。寒冷地では落葉して宿根草のように育ちます。

学名はMalvastrum lateritium

マルバストラム属には多年草、低木合わせて30種類が分類されていいるようですが、日本で一般的に流通しているのはこのマルバストルム・ラテリチウムくらい。ほかは見たことがありません(^_^;)

海外でも園芸用途に利用されるのは本種だけの様です。

園芸品種も特にはないみたいで、単に「マルバストラム」として販売されています。

原生地は南米ですが、その繁殖力で世界各地に帰化植物として定着しています。

マルバストラムの育て方

マルバストラムのすごいところは、日当たりさえよければ土を選ばず、暑さ・寒さ・乾燥にも耐える超丈夫な植物であること。

だから栽培も簡単。環境がいいとはびこりすぎるくらいによく育ちます(^_^;)

半日陰でもそれなりに育ちますが、花付き・生育は悪くなります。

マルバストラムの土は?

土はあまり選ばないので、お花用の培養土でOK。お庭植えの場合は有機石灰で中和した土に、腐葉土を3割程度混ぜてあげるくらいで十分です。

ただし加湿になることは嫌うので、水はけのよい土に植えるようにしましょう。

マルバストラムの肥料は?

やせ地でもよく育つのでそれほど多くは必要としません。

春の芽吹きの時、元肥として緩効性肥料を与えるようにします。必要に応じて追肥を行いますが、多肥になると葉ばかりが茂ることになるので控えめに(^_^;)

マルバストラムの耐寒性は?

暑さには非常に強いが、寒さはそこそこ。とはいってもマイナス10度くらいまでは平気です。地上部は枯れてしまっても、宿根草のように春に芽吹いて再生します。

USDA Hardiness Zone は8といわれているので、地植えの北限は宮城県くらいまでと考えられます。

グランドカバーとして育てるマルバストラム

つる状に伸びる枝は匍匐して、地面に触れた場所から根を下ろし広がっていきます。株は四方に1.5mほどにも伸びます。ただ節間が広く葉は密にならないのでグランドカバーとしてはスカスカした印象が否めません(^_^;)

花はアオイ科らしく、1日でしぼみ、次々にあがる花は5~7月の間はパラパラ咲き続けます。

まとめ

花はかわいらしく人気の植物。だけど生産量が少ないのでお花屋さんで見かけることは少ないかもしれないですね(^_^;)

園芸品種はなく、花色も一色限り。今後の育種が期待されるお花です。

基本的に放置でも元気に育つ植物ですが、元気すぎて雑草化することもあるので、伸びすぎた枝は適時カットするようにしましょう。

まだ知らない人も多いから、玄関の入り口などで咲いていると目を引きますよ(≧▽≦)

丈夫でカワイイ夏の花「マルバストラム」ぜひ育ててみてね( *´艸`)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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