ピンクのハート型の花が、超!かわいいタイツリソウ(ケマンソウ)の育て方。かわいい花には毒がある?!

タイツリソウ表紙
タイツリソウ表紙

早春にお花屋さんで見かける、ハートの形をしたかわいらしい花。

こんな花、見たことありませんか?

お行儀よく整列した「ハート形」(●´ω`●)

この植物は、『タイツリソウ』と言います。

確かに言われてみれば、魚の『鯛』に見えなくもないけど、やっぱりハートだよね(≧▽≦)

花言葉も「あなたに従う」「恋心」など、心(ハート♡)に関連したものが多いのもうなずけます。

見た目だと、柔らかそうな茎に、ひょろりと伸びた花茎。

何とも繊細そうな花だけど、何のなんの!メチャクチャ丈夫なお花なんです。

今回は、かわいさ爆発!ハートが並ぶキュートな野草『タイツリソウ』についてご紹介します(≧▽≦)

タイツリソウってどんな花?

まずは植物の紹介。

タイツリソウは学名 Lamprocapnos spectabilis

中国北部・シベリア・日本などに分布する、ケシ科ケマンソウ属の宿根草です。

寒さに非常に強く、耐寒性を表すUSDA 耐寒性ゾーンマップ(Hardiness Zone)では3a-9b。

北海道でも余裕で育つくらいの耐寒性です。病害虫も少なく半日陰でもよく花が咲く。

かわいいだけじゃない、丈夫な野草タイツリソウ。

まずは、名前の由来から調べてみましょうヽ(^。^)ノ

タイツリソウ?ケマンソウ?名前の由来

タイツリソウは、正式名称は『ケマンソウ』と言います。

ケマンとは『華鬘』のことで、仏教で仏殿などに飾る装飾具の一つ。

金属を透かし彫りして下縁に金物や鈴を垂らすもののこと。

言われれば、見たことはあるけど、現代ではあまり一般的ではないためか、最近のお花屋さんでは『タイツリソウ』と呼ばれることの方が多いようですね。

『タイツリソウ』はそのまま『鯛釣り草』の意味。釣り竿に鯛がぶら下がっている様子を表しています。

七福神のえびす様を連想させる縁起の良い花でもあります(≧▽≦)

タイツリソウはなんの仲間?

かなり特徴的な花。あまり似ている植物は思い浮かばないですね(。-`ω-)

いったい何の仲間かというと、これはケシの仲間

参考リンク→:育てていいケシ”ポピー”いろいろ!アイスランドポピー・シャーレーポピー・カルフォルニアポピー・ハンネマニア

見た目はあまり似てないですけど、阿片やモルヒネと言った麻薬の原料となるあのケシの仲間です。

とは言っても、タイツリソウには麻薬成分は含まれていないのでご安心ください(^_^;)

麻薬成分はなくとも毒はある!

タイツリソウはかわいらしい姿とは裏腹に、全草に毒を持った『毒草』デス。

食用の植物で似ているものはないから、誤食したというニュースはあまり聞かないけど、誤食すると嘔吐・下痢・呼吸不全・心臓麻痺などを引き起こす危険性があります。絶対に食べてはダメですよ(゚Д゚)ノ

タイツリソウの花ってどうなってるの?

特徴的な「ハート形」の花。

一体その構造はどうなっているのでしょう?

図解してみました!

ピンクの花弁を開くと、中には白い塊があります。

これは、雄しべと雌しべが集まったもので、先端にはカバーがついています。

花弁の底にある蜜を求めて虫が花に入り込むと、虫が先端に触れることでカバーが外れ、中のおしべとめしべが飛び出して花粉を虫につけます。

花の奥の蜜を一生懸命に探しているうちに、花粉が虫に付着して雌しべに届けられるという仕組み。

花粉をつけた状態で、他の花で同じように蜜をあさると、同じ要領でカバーが外れ花粉が届けられるという仕組み。

いや~、こんな複雑な形にどうやって進化したのか、不思議ですね(◎_◎;)

タイツリソウの花を分解してみた!

花弁の中は、雄しべと雌しべ、そしてそれを覆うカバーで構成されています。

カバーも外してバラすとこんな感じ。中央の緑のものが雌しべ。

花が終わって授粉していると、めしべの部分だけが残って他のパーツは脱落します。

あとは雌しべがふくらんで、いずれ種ができるという訳(*’▽’)

自然にこんな仕組みが作られたということに驚き!花を見たら写真のように先端を触ってみよう。

ぴょこんと顔を出す雌しべ・雄しべがかわいいですよヾ(≧▽≦)ノ

海外でのタイツリソウ

こんな可愛らしい花。

海外のガーデナーが見逃すはずはずがありません。

1840年代には中国からイギリスに持ち込まれ、その独特の姿からガーデン植物として人気になりました。

海外でも、その特徴的な花の見た目から様々な名前で呼ばれています。

例えば、”lyre flower”、これは「竪琴の花」の意味。確かに似てる。

そして、”heart flower” 、もちろんハートの花ですね。

面白い名前には”lady-in-a-bath.”「お風呂の女性」なんてものもあります。

これは、花弁を開いた時、中央から出てくる雌しべと雄しべをお風呂に入っている女性に見立てたもの。

そうやって考えると、ちょっとエロく見えてきました(;´∀`)

タイツリソウを育てよう!

タイツリソウは繊細そうな姿と裏腹に、めちゃくちゃ丈夫な植物です(≧▽≦)

シベリアにも生えるくらいだから、寒さにはめちゃくちゃ強い。

そして強い日差しも必要としない。病害虫も少ないと、非常に手のかからない花なんです。

タイツリソウはいつ買う?

タイツリソウが花屋さんで販売されるのは2~4月くらい。

販売期間は結構短いから、見つけたら早めにゲットしたいところ。

お花屋さんによっては、芽吹く前の球根の状態で販売されることもあるけど、寒い時期の植え付けは大変なので、3月以降ある程度芽吹いた状態で購入するのがおすすめ。

花色は基本色『ピンク』のほかに、白花の”アルバ”赤い花の”バレンタイン”、花は普通のピンクだが、黄金の葉を持つ”ゴールドハート”などがあります。

タイツリソウの植え替え。

植え付け適期は新芽が伸びる前の2~3月がベスト。

花が咲いているときは株を痛めることがあるから、花付きで購入した株は鉢に余裕があれば来年まで待つか、花後に根を傷めないようにそっと一回り大きい鉢に移しましょう。

夏場の移植は株を痛めるので、気温が上がってきた場合は秋すずしくなるまで待った方が安全です。

土は水はけのいい培養土などがおすすめ。

強い日差しをさせけられる場所なら地植えでも育ちますよ。腐葉土をしっかり入れて植え付けましょう(≧▽≦)

タイツリソウの管理

花の後に種をつけると、株が弱るので、花が終わったら花がらを摘むのを忘れずに。

花が全部終わったら花茎も切っておきましょう。

ある程度花が進んだら、切花で楽しむのもいいですよ(≧▽≦)

花後の株の管理としては、タイツリソウは強い日差しが苦手なので。

地植えするなら半日陰になる場所に植えましょう。

鉢植えなら、株の状態に合わせて半日陰の場所に移動してあげます。

購入時は小さい株も、育つと60㎝にまで育つ結構大きな草花。

株の生育に合わせて花数も増えていきます(≧▽≦)

鉢植えの場合は、2年に一度くらい植え替えをしてあげましょうね。

大株になったら新芽が吹く前に株分けも可能です。

タイツリソウの肥料

株が成長している3~6月ごろを中心に与えます。

肥料は普通のお花用肥料(マグアンプKなど)や薄めた薄めた液体肥料を10日に1度与えます。

地上部の無い休眠期は基本的に肥料は不要です。

タイツリソウの休眠

タイツリソウは、暑さが来ると休眠してしまいます。(夏涼しい地域では秋まで残ることもあります)

そのため、休眠に入るまでにしっかり栄養を貯えることが重要。

来年の花をたくさん咲かせるためにも、葉が枯れて休眠するまでしっかり管理しましょう。

寒さに強い分、夏の強い暑さと乾燥が苦手。

あまりに早く休眠に入ると、年々株が弱っていってしまいます(ノД`)・゜・。

夏涼しく過ごせる半日陰を選んで管理しましょう。

タイツリソウの病害虫

ほとんど病害虫は発生しないので、難しいことはありません。

基本的には暖かく見守る程度でOK。

アブラムシが発生したら、市販のスプレーーなどで早めに退治してあげよう(≧▽≦)

タイツリソウまとめ

今回はハートの形がかわいい!タイツリソウこと、ケマンソウについて紹介しました。

じつは似たような花の高山植物『コマクサ』もあります。

同じケシ科で花の構造も同じですが、こちらはかなり小さく15㎝程度。

そしてタイツリソウよりさらに夏の暑さに弱いので、ちょっと上級者向きです。

お庭で映えるのはやっぱり、タイツリソウですね(≧▽≦)

寒さには強いのですが、お花屋さんで早くに出回るモノの中には温室育ちも多いので、初年度は強い寒さにはあてないように管理しましょう。

かわいいハートがたくさん連なる姿は、お庭を明るく彩りますよ。ぜひ育ててくださいね。

では皆さま、よい園楽を~~~ヾ(≧▽≦)ノ

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