紅葉の季節ですね(*´▽`*)
紅葉と言えばモミジ。
漢字でズバリ「紅葉」の文字があてられる、まさに代名詞。
日本にはおよそ40種が自生し、園芸品種も数多く作出される日本の代表樹木。
万葉の時代から日本の『美』として愛でられてきたが、万葉貴族たちは『紅葉』よりも『黄葉』を貴ぶ時代だった。これは黄色を貴ぶ中国、当時の唐の影響を受けていた。
しかしその後、唐が滅んだあとは次第にカエデの赤い葉が日本人に好まれるようになっていった。
*カエデはいつから紅葉になったのか?
905年古今和歌集や、1205年新古今和歌集では「もみじ」と言えば『紅葉』を指すようになったとされる。
万葉貴族たちは庭園に紅葉を植え、秋には山に登って『紅葉狩り』を楽しんだ。紅葉狩りは、日本に1000年以上続くレジャーであり、芸術鑑賞だったわけだ。歴史が深い(*_*;
現代でも紅葉は庭木としても人気。品種改良も進み紅葉の美しいイロハモミジを改良した園芸品種が多数作出されている。
秋華:地に紅色の縁取りの様な斑点が入るかの様な水墨画のような素晴らしい紅葉が魅力(*'▽')
鴫立沢:新芽葉脈が浮き出た独特の姿。秋は次第にオレンジ~真っ赤に紅葉。
茜:芽は赤から黄色、のち黄緑と移り変わり秋には、黄色そして赤と季節により次々色を変える。すごいきれい(^^♪
美峰:春は緑葉で秋は黄色く色づく。それに対して枝はオレンジに染まり対比が美しい品種。
藤波錦:新芽は赤く、成長するに従い深紅の斑が入る。秋は紅葉。
楽天で紅葉の美しいモミジを探してみました(^^♪
写真クリックで購入できます。
このほかにもきれいな品種がたくさんあるけど、あまり売ってるお店ってないんですよね(´・ω・`)
*紅葉をきれいに楽しむ育て方を大公開!
うちのモミジはなんだか毎年きれいに色づかない(´・ω・`)?
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。今日は最後に紅葉をきれいに楽しむ管理についてまとめますね。
- 日当たりが良いこと。
- 肥料が切れていること。
- 夜の温度がしっかり下がること。
条件はこれだけ。
紅葉は葉で作られた栄養がそのまま葉に残り、アントシアニンという赤い色素に変わることで起こる。だから日照が少なく栄養生成が悪いと色素がしっかり作られず色が悪くなります。
ただ、夏場は日差しが強すぎると葉が焼けることがあるので注意。
2は肥料が効きすぎている状態では、木が休眠に入らずいつまでも栄養製造を続けるのでいつまでも紅葉しません。
特に『窒素』は葉の肥料として働くのでこれは抑える必要がある。
秋の肥料は『リンカリ肥料』を与えるのがおすすめ。
3は山や北のほう程きれいな紅葉が見れることからもわかるように、温度差が大きいほどはっきり色が出るから。
詳しい仕組みはまた次回説明しようと思うけど、夜にしっかり温度が下がることが大切と覚えておいてほしい。
モミジは盆栽としても育てやすいから、お庭がない人でもコンパクトに楽しめておすすめ。
ぜひ一鉢育てて万葉の時代に思いをはせてみませんか?
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