カナダ国旗のデザインとメープルシロップの原料『サトウカエデ』について
ホットケーキやワッフルにかける『メープルシロップ』って何から作られているか知っていますか?
はちみつみたいに花の蜜から作られるわけではないんですよ(゚Д゚)ノ
実はメープルシロップは『もみじ』の樹液から作られているんです!!
え?知ってたって(^_^;)?
では、その原料となるもみじの種類についてはどうですか?
目次(*´▽`*)
メープルシロップは何から作られる?
メープルシロップの原料は『サトウカエデ』と呼ばれる葉の大きなもみじ(カエデ)の仲間。皆さんご存知カナダの国旗に描かれているあの葉っぱですね(≧▽≦)
カナダで世界の70~80%をせいさんしています。確かにメープルシロップってカナダ産ばっかりだよね(^_^;)
ちなみにもみじとカエデははっきりした区別はなく、葉の切れ込みの大きいものが『モミジ』切れ込みの浅いものがカエルの手になぞらえて『カエデ』と呼ばれる。海外の種類ではほとんど『カエデ』で統一されているようで、海外の品種ではもみじの名前はほとんど聞かない。
サトウカエデとは?
北アメリカ原産で20m以上に育つ落葉高木。サトウカエデ、シュガーメイプルと呼ばれ、学名はAcer saccharum。
以前はカエデ科カエデ属とされていたが、最近の分類ではムクロジ科カエデ属に分けられている。
葉の形は有名なカナダの国旗で知られるように大きく三裂する。アメリカには似たような葉を持つ『ノルウェーカエデ』も存在するが、見分け方としては、切りかけの内部の部分がU型に丸くなることが特徴で、ここに注目すれば見分けることができます。友達に自慢してください(≧▽≦)
メープルシロップが採れる木
メープルシロップはどんなもみじ・カエデからも取れるわけではなく、主にこのサトウカエデから作られています。
しかし、ほかの木からは全くできないかというと、そういうことでもなくクロカエデ 、アメリカハナノキ、ギンカエデ 、シロスジカエデ 、アメリカヤマモミジ (、ノルウェーカエデ などからも生産されています。 (Wikipediaより)
サトウカエデの紅葉は何色になる?赤?黄色?オレンジ?
もみじ・カエデの特徴といえばやはり秋の紅葉。カエデの仲間であるサトウカエデも美しい紅葉を行います。
ところで、サトウカエデの紅葉の色って何色でしょう?
鮮やかなまっ黄色?
柔らかいオレンジ色?
それとも燃えるような赤?
その答えは……全部正解(≧▽≦)
日本のもみじなら赤、カエデやイチョウは黄色というように、紅葉の色は決まっているものが多い。しかし、サトウカエデは緑の葉から気温の低下とともに黄色く変わり、徐々に色づきオレンジに、最終的には真っ赤になって落葉する。
個体差や環境にもよるが、紅葉の色変わりが楽しめるんです(≧▽≦)
メープルシロップの採集方法
メープルシロップってどうやって作るか知っていますか?
サトウカエデの実からとるわけではないですよ(^_^;)
実はメープルシロップはサトウカエデの樹液なんです。
樹液の流転が始まる2~4月ごろ、充実したサトウカエデの幹に傷をつけます。 直径30㎝以上の木から約40~80リットルの樹液が得られます。
樹液には2%程度しか糖分が含まれていないので、こんどはその樹液を熱して濃縮していくことで甘いメープルシロップが完成します。
1リットルのシロップを作るのには40リットルもの樹液が必要鯛われています!これを根気強く煮詰めなきゃならないんだから、メープルシロップが高価なのも仕方ないですね(^_^;)
普通のもみじ・カエデも剪定時期に気を付けて!
サトウカエデの樹液があふれるように、日本のもみじ・カエデも同じように樹液があふれて止まらなくなります(゚Д゚)ノ
だから、もみじ・カエデの仲間は年明け1月から4月くらいまでは剪定してはいけないんです。細い木などはそのまま枯死してしまうこともあるので要注意ですよ!
日本のカエデでもメープルシロップは作れる?
日本のカエデの樹液にもわずかながら糖分が含まれているので、メープルシロップを作ることは不可能ではない。しかし含有量はサトウカエデの半分ほどしかないのであまり実用的ではないですね(^_^;)
しかし、日本でも山形県などでは「楓糖」と呼ばれる日本産のメープルシロップを作る技術はあったようです。近年は地域の特産品として見直されています。
メープルシロップをもっと効率的に採取したい!
サトウカエデで樹液を採取できるサイズまで育つには樹齢で40年以上必要といわれています。
そこで、今新たに効率的に樹液を集める方法が研究されています。
これまでは幹に穴をあけて垂れてくる樹液をためていましたが、新たな方法はそこそこの太さの若い枝をちょん切って、超強力な掃除機で切り口から強引に樹液を吸い上げるというもの(゜_゜)
木が若いため1本当たりの収量は落ちるが、同じ面積に数多くのサトウカエデを植えられることで収量は今までの方法の5~6倍にもなるらしい。もしかするともっと手軽にメープルシロップが買える未来が来るかもしれませんね(≧▽≦)
メープルシロップの生産量を5~6倍に引き上げることができる新技術( GIGAZINE )
木材としても有効なサトウカエデ
サトウカエデは木材としても超優秀(≧▽≦)
カナダの厳しい環境に鍛えられ材は重く堅い。衝撃や摩擦に強く家具や床材としても人気です。。
木肌は明るい乳白色で、年を経るごとにまさにメープルシロップのようなあめ色に変化していきます。ツルツルした木肌から『木の真珠』とも評されます(≧▽≦)
サトウカエデの育て方
丈夫な木なので一般的な樹木の栽培方法でOK(≧▽≦)
水はけのよい肥沃な土地がいいので、腐葉土やたい肥をしっかり混ぜた土壌で栽培します。
大きく育つので、邪魔にならない場所を選んで植栽しましょうね。一度根付いたら水やりは不要です。
紅葉を楽しむには日当たりが重要
美しい紅葉を楽しむには「十分な日当たり」と「冬の寒さ」が必要。 Hardiness Zone は3-8なので、北海道から本州で栽培が可能ですが、南日本ではあまりきれいな紅葉は期待できないかもしれません(;_;)
まとめ
メープルシロップはカナダの国旗にも描かれる「サトウカエデ」の樹液を煮詰めたものでした。
紅葉もきれいで日本の環境にも合うので、栽培は簡単。ただし、かなり大きくなることは覚悟してくださいね(≧▽≦)
では、皆さんよい園楽を~(。・ω・)ノ゙